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田井安曇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

田井 安曇(たい あずみ、1930年2月19日 - 2014年11月2日)は、日本歌人。本名、我妻 泰(わがつま とおる)。ペンネームの安曇は安曇野よりとっているが出身は飯山市である。クリスチャン

来歴

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長野県飯山市出身。旧制飯山中学校(現・長野県飯山北高等学校)、岡崎高等師範学校(現・名古屋大学)社会科卒業。中学校の社会科教師となる。立原道造の影響で詩作を始め、のちに短歌に専念。「花実」を経て、1950年に「アララギ」中部青年の会「環」に参加。1951年には近藤芳美を中心にして創刊された短歌雑誌「未来」の創刊に関わる。岡井隆は同じく創刊メンバーである。秋村功と歌誌「河」を編集。1988年柳川創造らとともに「綱手」創刊。

1984年「経過一束」で第20回短歌研究賞受賞。2000年「田井安曇著作集」で島木赤彦文学賞受賞。2010年「千年紀地上」で第25回詩歌文学館賞受賞。

2014年11月2日に肺炎のため死去。84歳没[1]

主な著作

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  • 我妻泰歌集(1967)
  • 木や旗や魚らの夜の歌った歌(1974)
  • 天乱調篇(1975)
  • たたかいのししむらの歌(1975)
  • 水のほとり(1976)
  • 右辺のマリア(1978)
  • 父、信濃(1985)
  • 経過一束(1990)
  • 春の星(1996)
  • 山口村相聞(1997)
  • 千年紀地上(2009)

脚注

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  1. ^ 歌人の田井安曇さん死去 朝日新聞 2014年11月4日