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田口清隆

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
たぐち きよたか
田口 清隆
生年月日 (1980-05-07) 1980年5月7日(44歳)
出生地 日本の旗 日本北海道室蘭市
職業 映画監督特技監督
ジャンル 映画テレビなど
活動期間 2000年 -
主な作品
長髪大怪獣ゲハラ
ネオ・ウルトラQ
THE NEXT GENERATION -パトレイバー-
ウルトラマンX
劇場版 ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン
ウルトラマンオーブ
劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!
ウルトラマンZ
ウルトラマンブレーザー
受賞
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭
観客賞(市民賞)
2009年:田口清隆(監督)[1]
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田口 清隆(たぐち きよたか、1980年5月7日[2][3][4] - )は、日本映画監督特技監督北海道[3]室蘭市出身。

略歴

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人物

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サイン イベント「怪獣市場デラックス2」にて展示(三和市場/兵庫県尼崎市)

小学生のころに特撮テレビドラマ『ウルトラQ』や『ウルトラマン』の再放送を観て特撮に興味を持ち、小学生時代から高校生時代にかけて平成ゴジラシリーズ・平成ガメラシリーズ・平成ウルトラシリーズなどを観て育つ[5][6]。特撮の制作現場に興味を持ったきっかけとして、情報ドキュメンタリー番組『追跡』での『ゴジラvsモスラ』のメイキングを挙げている[7]。中学生の時から怪獣を題材にした自主映画を手がけている[6][3]

自身が幼少期に特撮作品に親しんだ経験から、自身の作品を通して特撮や怪獣の魅力を伝えていくことを掲げており[6]、『ウルトラマンギンガS』に参加してからは特に子供層を意識するようになったという[8][9]。2014年からはイベント「全国自主怪獣映画選手権」を主催し[10]、2015年からは雑誌『宇宙船』の連載企画「宇宙船自主怪獣映画道場!」の部長に就任し[11]、児童書『ウルトラマンX超全集』で子供向けの特撮指南を掲載する[12]など、自主制作怪獣映画の普及や後進の育成にも力を入れている[2]

ホラーやミリタリー、ファーストパーソン・シューティングゲームなどが好きで[3]、中でも『コール オブ デューティシリーズ』は一番プレイしていると語っている。またディースリー・パブリッシャー発売の「THE 地球防衛軍シリーズ」も第1作からプレイしているファンであることを公言しており、『地球防衛軍4』の小説作品で帯にコメントを寄稿したほか、『地球防衛軍5』発売後のインタビューではシリーズの実写映画化の企画を何度も提案していることを明かしている[13]

好物はタラバガニ

関連人物

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押井守樋口真嗣を二大巨頭と話す[14]

押井守
もともと『機動警察パトレイバー』が好きで押井も当然大好きだった。『THE NEXT GENERATION -パトレイバー-』の話が上がった時、押井は田口を4人目の監督として迎え入れた。
樋口真嗣
平成ガメラシリーズのころから憧れており、心の師匠と呼んでいる[14]。ともに映画制作に関わる中で彼に見出され、2009年の『長髪大怪獣ゲハラ』で商業監督デビューすることとなる[3]
武居正能
助監督として組むことが多い。専門学校時代の同期である[15]。田口が助監督として参加した『ウルトラマンコスモス』は、先に参加していた武居が番組延長の際に既に次の仕事が決まっていたため、その代わりとして紹介されたものであった[15]

監督

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『大怪獣ガサキングα 三和市場に現わる』制作中の監督(三和市場/兵庫県尼崎市)

映画(監督)

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自主制作

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  • 「傷だらけの天使」よ永遠に(2000年)
  • ある夏の戰い(2002年)
  • クライシス北の國から(2003年)
  • 大怪獣映画 G(2007年)
  • ZONE -絶対区域-(2014年) - 「フールジャパンABCオブ 鉄ドン」の一編として制作[16]
  • 大怪獣ガサキングα 三和市場に現わる(2016年)
  • DELTA(2015年) - 「フールジャパン 鉄ドン危機一髪」の一編として制作[16]
  • 女兵器701(2017年)[17] - 「大怪獣チャランポラン祭り 鉄ドン」の一編として制作[16]
  • UNFIX(2018年)
  • 12人のイカれたワークショップ(2021年)

商業

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テレビドラマ(監督)

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オリジナルビデオ(監督)

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  • ロックドリルの世界〜地底世界の超機械巨神〜(2009年)
  • 怨霊塔 都市伝説全集の地獄(2011年)
  • 怨霊ノ家 呪界地獄入ルの恐怖(2011年)

webドラマ(監督)

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UNFIXについては、#自主制作に記載。

テレビアニメ(監督)

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その他(監督)

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参加作品

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映画(参加作品)

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テレビドラマ(参加作品)

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配信作品(参加作品)

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オリジナルビデオ(参加作品)

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  • 流出封印動画 〜誰・魔・落・死〜(2012年)監修

テレビアニメ(参加作品)

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漫画(参加作品)

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出演

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映画(出演)

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  • 劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!(2017年) - カメオ出演

テレビドラマ(出演)

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  • ウルトラマンX 第15話・第16話(2015年) - 声の出演
  • ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA 第7話(2021年) - バロッサ星人(四代目)の声
  • ウルトラマンブレーザー(2024年) - ウルトラマンブレーザーの声(最終話の撮影現場のみ)[31]
  • 仮面ライダーガッチャード(2024年) - ベロソルの声、大妖怪の声

OVA

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受賞歴

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  • 「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2009」観客賞(市民賞) ※出品作品:『G』・『長髪大怪獣ゲハラ』[1]

脚注

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  1. ^ a b c アーカイブ:ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2009 - ゆうばり国際ファンタスティック映画祭
  2. ^ a b 宇宙船151 2015, pp. 77–79, 「[インタビュー]田口清隆」
  3. ^ a b c d e f 宇宙船181 2023, pp. 83–85, 「[インタビュー]田口清隆」
  4. ^ ウルトラマンX超全集 2016, pp. 79–80, 「監督インタビュー田口清隆」.
  5. ^ 木全直弘 (2013年6月29日). “【インタビュー】「自分の童心を呼び起こして『ウルトラQ』の一部になること」- 中井監督と田口監督の挑戦と『ネオ・ウルトラQ』への想い”. マイナビニュース. マイナビ. 2016年4月10日閲覧。
  6. ^ a b c ウルトラゾーン完全ガイド 2012, pp. 136–139, 「座談会 『ウルトラゾーン』とは何だったのか? 「ウルトラゾーンチャンネル」監督井口昇×ドラマパート監督田口清隆×監修渋谷浩康
  7. ^ 田口清隆「自然の脅威=モスラが見せた悪夢」『別冊映画秘宝 モスラ映画大全』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2011年8月11日、pp.124-125頁。ISBN 978-4-86248-761-2 
  8. ^ 宇宙船149 2015, pp. 84–86, 「[インタビュー]田口清隆」.
  9. ^ 特撮秘宝3 2016, pp. 144–147, 「『ウルトラマンX』対談 田口清隆×中野貴雄」.
  10. ^ イベント「全国自主怪獣映画選手権」”. したまちポップカルチャー もん★へす. 2016年4月10日閲覧。
  11. ^ 宇宙船151 2015, pp. 124–126, 「宇宙船自主怪獣映画道場! 第1回」.
  12. ^ ウルトラマンX超全集 2016, pp. 74–78, 田口監督監修企画「キミにも怪獣映画が撮れる!!」.
  13. ^ 『ウルトラマンオーブ』田口清隆監督が怪獣特撮の視点で“ゲームにおける巨大生物“の魅力を語る「見慣れた日常が蹂躙される…そこに感動がある」
  14. ^ a b 押井守監督と樋口真嗣監督は、二大巨頭です。
  15. ^ a b ウルトラマンオーブ完全超全集 2017, p. 102, 「ウルトラマンオーブ監督インタビュー 武居正能」
  16. ^ a b c 「『女兵器701』Blu-ray」(2018年8月発売)収録作品
  17. ^ “「ウルトラマンオーブ」田口清隆監督、中学時代から現在までの自主映画を一挙公開 : 映画ニュース - 映画.com” (日本語). 映画.com. https://eiga.com/news/20180319/2/ 2018年8月12日閲覧。 
  18. ^ 特撮短編「大怪獣ブゴン」、田口清隆監督が別府で撮影 杉乃井ホテルで爆破シーンも”. 2021年12月16日閲覧。
  19. ^ 杉乃井ホテル閉館棟で屋内爆破「レア」ロケ 別府市舞台の特撮映画「怪獣ブゴン」撮影”. 2021年12月16日閲覧。
  20. ^ BeppuShortMovieProject”. 2022年5月10日閲覧。
  21. ^ 主題歌 遠藤正明・ED曲 玉置成実・CV 畠中祐・濱田龍臣ゲスト出演!新TVシリーズ『ウルトラマンZ』ウルトラマンゼット、ウルトラマンジードの新たな姿も披露!”. 円谷ステーション – ウルトラマン、円谷プロ公式サイト. 2020年4月16日閲覧。
  22. ^ 新TVシリーズ『ウルトラマントリガー』 オンライン発表会にキャスト集結! 新キャラやM・A・Oさん、上坂すみれさんほか声優陣も発表!”. 円谷ステーション – ウルトラマン、円谷プロ公式サイト. 2021年6月10日閲覧。
  23. ^ 新番組『ウルトラマンデッカー』テレビシリーズの物語を紡ぐ全監督・脚本家を発表!”. 円谷ステーション (2022年5月12日). 2022年5月12日閲覧。
  24. ^ “新ヒーロー「ウルトラマンブレーザー」主演は蕨野友也、防衛チームの隊長が変身”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年4月21日). https://natalie.mu/eiga/news/521635 2023年4月21日閲覧。 
  25. ^ ベロベロ怪奇! 蓮華の里帰り”. 仮面ライダーWEB【公式】. 東映. 2024年3月17日閲覧。
  26. ^ 「クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-」アニメ化!白石晴香、田村睦心、中村悠一出演”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年7月2日). 2024年7月2日閲覧。
  27. ^ 田口清隆 [@TaguchiKiyotaka] (2019年11月29日). "明日より7日間連続放送!NHKスペシャル『体感 首都直下地震ウイーク』のドラマパート『パラレル東京』で【特技演出】として災害映像の演出をやりました!ここんところ何仕事してたかって、これでした。笑 いつかくる「その時」への備え。是非ご視聴ください!!". X(旧Twitter)より2019年11月30日閲覧
  28. ^ “白石和彌の監督作「仮面ライダーBLACK SUN」に高橋泉、樋口真嗣、田口清隆が参加”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2021年10月4日). https://natalie.mu/eiga/news/447758 2021年10月4日閲覧。 
  29. ^ “「SSSS.DYNAZENON」2021年4月より放送、追加キャストに神谷浩史ら10人”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年12月6日). https://natalie.mu/comic/news/407655 2020年12月6日閲覧。 
  30. ^ “田口清隆シナリオの怪獣バトル&スーツアクター目指すJK、てれびくん発2本の新連載”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年8月12日). https://natalie.mu/comic/news/489391 2022年9月20日閲覧。 
  31. ^ 佐久間翔大 (2024年2月22日). “「俺も行く」の舞台裏は? 『ウルトラマンブレーザー』SKaRDキャスト&田口清隆座談会”. アニメージュプラス (徳間書店). https://animageplus.jp/articles/detail/57207/2/1/1 2024年3月3日閲覧。 

参考文献

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外部リンク

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