田岡良一
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田岡 良一(たおか りょういち、1898年3月28日 - 1985年5月29日)は、日本の法学者。位階は正三位。
専門は国際法。学位は、法学博士(京都帝国大学・1940年)(学位論文「空襲と国際法」)。京都大学名誉教授。高知県生まれ。
略歴
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学歴
[編集]職歴
[編集]- 1922年(大正11年)京都帝国大学助手
- 1924年(大正13年)東北帝国大学法文学部助教授
- リヨン大学留学
- 1930年(昭和5年)東北帝国大学法文学部教授
- 1940年3月 京都帝国大法学部教授(国際公法第一講座)
- 1950年5月 京都大学法学部長(9月まで)
- 1950年 神戸大学教授兼任(1960年まで)
- 1960年
- 3月 京都大学定年退官
- 4月 京都大学名誉教授、関西学院大学教授(1968年まで)
- 1969年8月 大阪産業大学学長
- 1972年4月 大阪経済法科大学教授
- 1976年 大阪経済法科大学客員教授
学内における役職
[編集]- 京都大学評議員(1946年3月-1948年3月 1953年12月-1955年4月)
学外における役職
[編集]受賞等
[編集]家族
[編集]田岡嶺雲(思想家)は父。田岡俊次(ジャーナリスト)は三男。田岡久雄(国際ロータリー広報担当コーディネーター)は長男。
著書
[編集]単著
[編集]- 『国際法学大綱 上巻』(巌松堂書店、1934年/改訂増補、1943年)
- 『空襲と国際法』(巌松堂書店、1937年)
- 『国際法学大綱 下巻』(巌松堂書店、1939年/増補版、1947年)
- 『委任統治の本質』(有斐閣、1941年)
- 『国際法(新法学講話)』(ダイヤモンド社、1941年/改訂版、1943年)
- 『戦争法の基本問題』(岩波書店、1944年)
- 『国際連合憲章――口語訳、註釈及び英文付』(有斐閣、1947年)
- 『国際連合憲章の研究――国際連盟規約との比較』(有斐閣、1949年)
- 『国際連合(社会科文庫)』(三省堂出版、1949年)
- 『永世中立と日本の安全保障』(有斐閣、1950年)
- 『国際法講義 上巻』(有斐閣、1955年)『国際法学大綱 上巻』の補足修正
- 『国際法(法学普及講座)』(勁草書房、 1950年/改訂版、1958年)
- 『法律学全集 (57) 国際法Ⅲ』(有斐閣、1959年/新版、1973年)
- 『国際法上の自衛権』(勁草書房、1964年/補訂版、1981年/新装版、2014年)
- 『大津事件の再評価』(有斐閣、1976年/新版、1983年)
共著
[編集]- (田畑茂二郎)『国際法講話』(高桐書院、1948年)
- (田畑茂二郎)『改訂 国際法講話』(有信堂、1950年)
- (畝村繁)『國際法(現代法学全書)』(青林書院、1957年)
- (小川芳彦改訂)『国際法 新版』(勁草書房、1986年)
編著
[編集]- 『法理学及国際法論集――恒藤博士還暦記念』(有斐閣、1949年)
- 『国際法・国際政治事典』(青林書院、1956年/改訂第1版、1957年/1960年)
共編著
[編集]- (瀧川幸辰)『法学体系』「第四 国際公法」執筆(勁草書房、1951年)
- (中川善之助・千葉正士)『法と法学教育』(勁草書房、1962年)
- (田畑茂二郎)『外国資産国有化と国際法』(日本国際問題研究所、1964年)
記念論文集
[編集]- (田畑茂二郎編)『国際連合の研究 田岡良一先生還暦記念論文集』(有斐閣、第1巻、1962年/第2巻、1963年/第3巻、1966年)