白川澄子
表示
しらかわ すみこ 白川 澄子 | |
---|---|
プロフィール | |
本名 | 白土 澄子(しらと すみこ)[1] |
性別 | 女性 |
出身地 | 日本・東京府[1] |
死没地 | 日本・東京都杉並区 |
生年月日 | 1935年6月26日 |
没年月日 | 2015年11月25日(80歳没) |
血液型 | O型[2][3] |
職業 | 声優、女優 |
事務所 | 劇団河(最終所属) |
配偶者 | なし(生涯独身) |
公称サイズ(時期不明)[5] | |
身長 / 体重 | 155[4] cm / 46 kg |
活動 | |
活動期間 | 1965年 - 2015年 |
白川 澄子(しらかわ すみこ、1935年6月26日[2][6] - 2015年11月25日[7])は、日本の声優、女優。
『サザエさん』の中島弘役や『ドラえもん(テレビ朝日版第1期)』の出木杉英才役など、アニメ黎明期より端正な少年役を演じ長期レギュラー出演していた[3][8][9][10][11]。
経歴
[編集]東京府(現・東京都)出身[1]。放送劇が好きであり、慶應義塾大学文学部卒業[12]後、TBS放送劇団[13]に入団[5]。その後、青年工房[14]、富士放送プロ[6]、土の会[15]、七の会[5]を経て、最後は劇団河に所属していた[16]。
2015年11月25日午後10時頃、クモ膜下出血のため東京都内の自宅で死去[8]。11月26日、『サザエさん』12月6日放送分の収録に出演する予定であったが、集合時間を過ぎても現場に姿を見せず、連絡も取れなかったことから、アニメスタッフが事務所関係者や白川の実弟と一緒に自宅アパートを訪れたところ、風呂場の浴槽で顔が水に浸かった状態で倒れ亡くなっているのが発見されたという。80歳没[9][10]。体調不良などは無く、前週の『サザエさん』の収録に参加。関係者は「年齢的なものはありましたが、元気に仕事しておりました」と話している。同年11月27日放送分の『ドラえもん(テレビ朝日版第2期)』では追悼のテロップが流れた。『サザエさん』最後の出演は、2015年11月29日放送の「ワカメ放送局」の回が最後となった[11]。生涯独身であり、葬儀の喪主は白川の実弟が務めた。
人物
[編集]後任
[編集]白川の死後、持ち役を引き継いだ人物は以下の通り。
後任 | 役名 | 概要作品 | 後任の初担当作品 |
---|---|---|---|
落合るみ | 中島弘 | 『サザエさん』 | 2015年12月13日放送回[注釈 1] |
出演
[編集]太字はメインキャラクター。
テレビアニメ
[編集]- 1965年
-
- 宇宙エース(エース)
- 宇宙少年ソラン(偽ソラン)
- 怪盗プライド(チェック[17])
- 鉄腕アトム(第1作)
- 1966年
-
- とびだせ!バッチリ(バッチリ)
- 魔法使いサリー(第1作)(1967年 - 1968年、けんちゃん[18]、ドン、渋谷、健太、五郎、勉)
- 1967年
-
- 冒険少年シャダー(ロコ)
- 1968年
- 1969年
-
- アタックNo.1(秋月〈2代目〉)
- タイガーマスク(佐々木二郎)
- 忍風カムイ外伝(太吉)
- ハクション大魔王(ボケちゃん、金田、春夫)
- ひみつのアッコちゃん(第1作)(1969年 - 1970年、モコ[19]、トモ)
- もーれつア太郎(1969年版)(テル)
- 1970年
-
- 巨人の星(1970年 - 1971年)
- 1971年
-
- サザエさん(1971年- 2015年、中島弘〈初代〉、裏のおばあちゃん〈初代〉、タケオ〈初代〉、イカ子〈初代〉、堀川〈初代〉)
- アニメンタリー 決断
- 新オバケのQ太郎(ハカセ[20]、大原伸一)
- ゲゲゲの鬼太郎(第2作)(1971年 - 1972年)
- 魔法のマコちゃん
- 1972年
-
- 科学忍者隊ガッチャマン(チンチロ、少年)
- 樫の木モック(ジーノ)
- さるとびエッちゃん
- 魔法使いチャッピー(荒井一平[21])
- 1973年
-
- けろっこデメタン(パア助)
- ジャングル黒べえ
- 新造人間キャシャーン(マリオ)
- 1974年
- 1975年
-
- 宇宙の騎士テッカマン(少年)
- グレートマジンガー(浜川陽一)
- タイムボカン(ゴエモン君、ピノキオ、ジム、少年)
- フランダースの犬(アンドレ)
- 1976年
-
- 大空魔竜ガイキング(ペーラ)
- はじめ人間ギャートルズ
- 母をたずねて三千里(ドメニコ)
- ブロッカー軍団IVマシーンブラスター(ケン)
- ポールのミラクル大作戦(1976年 - 1977年、ポール)
- 1977年
-
- 恐竜大戦争アイゼンボーグ(マモル、次郎、ツトム)
- ヤッターマン(グレートル、スシ王、ケン、タヌキ)
- 1978年
-
- 家なき子(アレクシス・アキャン)
- 科学忍者隊ガッチャマンII(ハリー)
- 女王陛下のプティアンジェ(トニー)
- ペリーヌ物語(孫)
- 魔女っ子チックル (岩田のぼる)
- 若草のシャルロット(ルネ)
- 1979年
-
- ゼンダマン(スリム)
- 花の子ルンルン(ミシェル)
- 未来ロボ ダルタニアス(少年)
- 1980年
-
- ドラえもん(テレビ朝日版第1期)(1980年 - 2005年、出木杉英才)
- トム・ソーヤーの冒険(シッド)
- ニルスのふしぎな旅(グレイスキン)
- 1981年
-
- 鉄腕アトム(第2作)(プーラ、ミツル)
- とんでも戦士ムテキング(よしお)
- じゃりン子チエ(映画の中の少年)
- 1983年
-
- フクちゃん(イチローくん)
- 1986年
-
- ゲゲゲの鬼太郎(第3作)(よし夫)
- 2014年
劇場アニメ
[編集]- 1980年代
-
- ドラえもん のび太の大魔境(1982年、出木杉)
- ドラえもん のび太の魔界大冒険(1984年、出木杉)
- ドラえもん のび太の宇宙小戦争(1985年、出木杉)
- ドラえもん のび太のパラレル西遊記(1988年、出木杉)
- 1990年代
-
- ドラえもん のび太の創世日記(1995年、出木杉)
- ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記(1997年、プピー)
- のび太の結婚前夜(1999年、出木杉)
- 2000年代
-
- ドラえもん のび太と翼の勇者たち(2001年、出木杉[23])
ゲーム
[編集]- 魔女っ子大作戦(1999年、モコ)
- キッズステーション ドラえもん ひみつのよじげんポケット(2001年、出木杉英才)
吹き替え
[編集]映画
[編集]- 愛情物語
- ターザンの凱歌(ボーイ〈ジョン・シェフィールド〉)
- ターザンの猛襲(ボーイ〈ジョン・シェフィールド〉)
- ベニイ・グッドマン物語
- 炎のロシア戦線(ニーナ〈タマラ・トマノヴァ〉)
ドラマ
[編集]- うちのママは世界一(ジェフ・ストーン〈ポール・ピーターソン〉)2代目
- 奥さまは魔女(ヘンゼル)
- サンセット77 「愛と欲」
- ジェミーの冒険旅行(ポール王子)
- 0011ナポレオン・ソロ(スージー)
- ドビーの青春(ゼルダ〈ジュリア・ジェームズ〉)
海外アニメ
[編集]- スヌーピーとチャーリー(フランクリン)
- ドラゴン水滸伝(太郎)
人形劇
[編集]- サンダーバード(ニッキー)
特撮
[編集]- ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団(M1号の声)
- ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団(アナンの声)
- チビラくん(フラミンゴの声、カミナリの声、雷の子の声)
テレビドラマ
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 成美堂出版 編「女性篇」『声優名鑑』成美堂出版、1999年8月10日、141頁。ISBN 4-415-00878-X。
- ^ a b 『声優名鑑 アニメーションから洋画まで…』近代映画社、1985年、82頁。
- ^ a b 小川びい『こだわり声優事典'97』徳間書店〈ロマンアルバム〉、1997年3月10日、70頁。ISBN 4-19-720012-9。
- ^ a b c 白川澄子(出典:日本タレント名鑑) - Yahoo!検索(人物)(2013年6月25日時点のアーカイブ)
- ^ a b c 『アニメーション大百科』東京三世社、1981年、188頁。
- ^ a b 『タレント名鑑NO1 改訂版』芸能春秋社、1963年、124頁。
- ^ “白川澄子 - 略歴・フィルモグラフィー”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2024年11月25日閲覧。
- ^ a b “白川澄子さん 死因はくも膜下出血”. デイリースポーツ (2015年11月27日). 2024年11月25日閲覧。
- ^ a b “「サザエさん」の中島君、「ドラえもん」の出来杉君…声優の白川澄子さん死去 80歳 自宅内で倒れているのを発見”. 産経ニュース. 2015年11月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月25日閲覧。
- ^ a b 「声優の白川澄子さん死去 80歳 『サザエさん』中島くんや『ドラえもん』出木杉くん役など」『ORICON NEWS』oricon ME、オリコンNewS、2015年11月27日。2024年11月25日閲覧。
- ^ a b “声優の白川澄子さん死去 サザエさんの中島くん役” (2015年11月27日). 2015年11月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月25日閲覧。
- ^ 『日本タレント名鑑(2015年版)』VIPタイムズ社、2015年1月28日、590頁。ISBN 978-4-904674-06-2。
- ^ a b 『声優の世界-アニメーションから外国映画まで』朝日ソノラマ〈ファンタスティックコレクション別冊〉、1979年10月30日、86頁。
- ^ 『出演者名簿』《昭和36年版》著作権資料協会、1961年、189頁。
- ^ 『出演者名簿(1966年版)』著作権情報センター、1965年、183頁。
- ^ 『日本音声製作者名鑑2004vol.1』小学館、2004年4月10日、195頁。ISBN 4-09-526301-6。
- ^ “怪盗プライド”. メディア芸術データベース. 2017年5月11日閲覧。
- ^ “キャラクター/キャスト”. 東映アニメーション作品ラインナップ. 魔法使いサリー(第1期). 東映アニメーション. 2024年5月5日閲覧。
- ^ “ひみつのアッコちゃん”. 東映アニメーション. 2016年6月16日閲覧。
- ^ “新オバケのQ太郎”. トムス・エンタテインメント 公式サイト. トムス・エンタテインメント. 2024年5月5日閲覧。
- ^ “魔法使いチャッピー”. 東映アニメーション. 2016年6月16日閲覧。
- ^ “EPISODE25”. 『スペース☆ダンディ』公式サイト. 2014年9月16日閲覧。
- ^ “ドラえもん のび太と翼の勇者たち”. メディア芸術データベース. 2020年12月10日閲覧。
外部リンク
[編集]- 白川澄子(出典:日本タレント名鑑) - Yahoo!検索(人物)(2013年6月25日時点のアーカイブ)
- 白川澄子のプロフィール・画像・写真 - WEBザテレビジョン
- 白川澄子 - KINENOTE
- 白川澄子 - オリコン
- 白川澄子 - MOVIE WALKER PRESS
- 白川澄子 - 映画.com
- 白川澄子 - allcinema
- 白川澄子 - 日本映画データベース
- 白川澄子 - テレビドラマデータベース