百合丘
百合丘 | |
---|---|
町丁 | |
百合ヶ丘駅南口(2014年6月) | |
北緯35度36分29秒 東経139度30分57秒 / 北緯35.608039度 東経139.515828度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 神奈川 |
市町村 | 川崎市 |
行政区 | 麻生区 |
人口情報(2024年(令和6年)6月30日現在[1]) | |
人口 | 9,882 人 |
世帯数 | 5,362 世帯 |
面積([2]) | |
0.587949245 km² | |
人口密度 | 16807.57 人/km² |
設置日 | 1961年(昭和36年) |
郵便番号 | 215-0011[3] |
市外局番 | 044(川崎MA)[4] |
ナンバープレート | 川崎 |
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百合丘(ゆりがおか)は、神奈川県川崎市麻生区の町名。現行行政地名は百合丘一丁目から百合丘三丁目。また、施設名などでは「百合ヶ丘」の表記も見られる。住居表示未実施区域[5]。
地理
[編集]麻生区北部に位置する。地域内は北斜面となっており、南部は標高が高く、北にある東京都道・神奈川県道3号世田谷町田線(津久井道)・小田急電鉄小田原線沿いは標高が低くなっている。 一丁目に小田急小田原線百合ヶ丘駅、市立百合丘小学校、百合ヶ丘駅前郵便局、横浜銀行百合ヶ丘支店がある。
東、北は高石、西は万福寺、南西は上麻生、南は王禅寺西・東百合丘と接している。
地価
[編集]住宅地の地価は、2024年(令和6年)1月1日の公示地価によれば、百合丘2丁目11-3の地点で42万円/m²[6] 、百合丘2丁目16-1の地点で30万円/m²[7]となっている。麻生区で最も地価が高い。
歴史
[編集]元は多摩丘陵の高石台地に位置する緑の色濃い地域であったが、1950年代に日本住宅公団が神奈川県最初の大型住宅地域として当地域を開発することを計画、1960年(昭和35年)より開発が行われた。また、地元住民の12年に及ぶ駅誘致により、開発年と同時に百合ヶ丘駅が開業し、翌年には百合丘第二団地の入居が始まった。開発による急激な人口増加により、さらに翌年の1962年(昭和37年)には2225世帯、人口6517人となり、百合ヶ丘郵便局(現:百合ヶ丘駅前郵便局)が開局、1965年(昭和40年)には百合ヶ丘小学校が開設されている。また、1970年代には隣接する地域に新百合ヶ丘駅が開設され、以降はそちらが地域の要として発展してゆくこととなる。
地名の由来
[編集]約100(百)人の地主が団地の開発に土地を提供したことと、団地開発以前の当地には山百合の花が咲き乱れていたことをかけて名づけられた。典型的な瑞祥地名[8]。
沿革
[編集]- 1960年(昭和35年) 当地域の住宅開発が始まる。また、小田急小田原線百合ヶ丘駅が開設[8]。
- 1961年(昭和36年) 高石、生田の各一部より百合丘一丁目~三丁目を新設。川崎市百合丘一丁目~三丁目となる。また、百合丘第二団地(現:百合ヶ丘みずき街)の入居が始まる。
- 1962年(昭和37年) 百合ヶ丘郵便局(現:百合ヶ丘駅前郵便局)開局。
- 1965年(昭和40年) 川崎市立百合丘小学校開校。
- 1972年(昭和47年)4月1日 川崎市が政令指定都市に移行。川崎市多摩区百合丘一丁目~三丁目となる。
- 1982年(昭和57年) 7月1日 多摩区が分区し、麻生区を設置。川崎市麻生区百合丘一丁目~三丁目となる。また、三丁目の一部が同日に新設された東百合丘四丁目の一部となる。
世帯数と人口
[編集]2024年(令和6年)6月30日現在(川崎市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
丁目 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
百合丘1丁目 | 2,140世帯 | 3,570人 |
百合丘2丁目 | 1,676世帯 | 3,081人 |
百合丘3丁目 | 1,546世帯 | 3,231人 |
計 | 5,362世帯 | 9,882人 |
人口の変遷
[編集]国勢調査による人口の推移。
年 | 人口 |
---|---|
1995年(平成7年)[9] | 7,627
|
2000年(平成12年)[10] | 7,616
|
2005年(平成17年)[11] | 7,766
|
2010年(平成22年)[12] | 8,727
|
2015年(平成27年)[13] | 9,273
|
2020年(令和2年)[14] | 9,634
|
世帯数の変遷
[編集]国勢調査による世帯数の推移。
年 | 世帯数 |
---|---|
1995年(平成7年)[9] | 3,590
|
2000年(平成12年)[10] | 3,878
|
2005年(平成17年)[11] | 4,044
|
2010年(平成22年)[12] | 4,589
|
2015年(平成27年)[13] | 4,688
|
2020年(令和2年)[14] | 5,010
|
学区
[編集]市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2021年12月時点)[15][16]。
丁目 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
百合丘1丁目 | 全域 | 川崎市立百合丘小学校 | 川崎市立西生田中学校 |
百合丘2丁目 | 全域 | ||
百合丘3丁目 | 全域 | 川崎市立南百合丘小学校 | 川崎市立長沢中学校 |
事業所
[編集]2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[17]。
丁目 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
百合丘1丁目 | 195事業所 | 1,387人 |
百合丘2丁目 | 65事業所 | 632人 |
百合丘3丁目 | 31事業所 | 163人 |
計 | 291事業所 | 2,182人 |
事業者数の変遷
[編集]経済センサスによる事業所数の推移。
年 | 事業者数 |
---|---|
2016年(平成28年)[18] | 288
|
2021年(令和3年)[17] | 291
|
従業員数の変遷
[編集]経済センサスによる従業員数の推移。
年 | 従業員数 |
---|---|
2016年(平成28年)[18] | 2,160
|
2021年(令和3年)[17] | 2,182
|
施設
[編集]- 小田急電鉄小田原線百合ヶ丘駅[8]
- 川崎市立百合丘小学校
- 百合ヶ丘駅前郵便局
- 横浜銀行百合ヶ丘支店
- スーパー三和百合ヶ丘店
- ゆりストア百合ヶ丘本店[8]
- 駅前交番
- ジム
- バスタクシーターミナル
- 弘法松公園
その他
[編集]日本郵便
[編集]警察
[編集]町内の警察の管轄区域は以下の通りである[20]。
丁目 | 番・番地等 | 警察署 | 交番・駐在所 |
---|---|---|---|
百合丘1丁目 | 全域 | 麻生警察署 | 百合丘交番 |
百合丘2丁目 | 全域 | ||
百合丘3丁目 | 全域 |
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “令和6年町丁別世帯数・人口 6月末日現在” (xls). 川崎市 (2024年7月25日). 2024年8月16日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
- ^ “町丁別面積(総務省統計局「地図で見る統計(統計GIS)」の数値)”. 川崎市 (2018年5月22日). 2021年12月12日閲覧。
- ^ a b “百合丘の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ “区別町名一覧表(麻生区)”. 川崎市 (2014年10月20日). 2021年12月12日閲覧。
- ^ “不動産情報ライブラリ 国土交通省地価公示(標準地) 川崎麻生-5”. 国土交通省. 2024年4月11日閲覧。
- ^ “不動産情報ライブラリ 国土交通省地価公示(標準地) 川崎麻生-9”. 国土交通省. 2024年4月11日閲覧。
- ^ a b c d 北崎礼子(2015年3月2日). “(各駅停話:313)小田急小田原線:26 百合ケ丘 あこがれの団地、半世紀”. 朝日新聞(朝日新聞社)
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
- ^ “麻生区の小学校(町丁名順)”. 川崎市 (2017年11月20日). 2021年12月12日閲覧。
- ^ “麻生区の中学校(町丁名順)”. 川崎市 (2017年11月20日). 2021年12月12日閲覧。
- ^ a b c “経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
- ^ a b “経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
- ^ “郵便番号簿PDF(2023年度版) 表紙等付属資料” (PDF). 日本郵便. 2024年2月10日閲覧。 “郵便番号データダウンロード 郵便番号簿PDF(2023年度版)”
- ^ “交番案内/麻生警察署/神奈川県警察”. 神奈川県警察. 2024年3月19日閲覧。
参考文献
[編集]- 角川日本地名大辞典 14 神奈川県(角川書店)