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相川宗次郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

相川 宗次郎[1](あいかわ そうじろう[2]、前名・幾太郎[3]1888年明治21年)1月25日[4] - 1978年昭和53年)11月28日[4][5])は、日本商人米穀商)[3][6][7]、会社役員、政治家。埼玉県浦和市長〈第3代〉[2]浦和市会議長[3][7][8]

経歴

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埼玉県・先代宗次郎の長男[3][9]1914年家督を相続し、前名幾太郎を改め襲名する[3]。米穀商を営む[3][7]

1921年、浦和町会議員に当選する[2]1925年、浦和町助役[2]。浦和市会議員時代には市会議長に選ばれた[2]1938年9月に浦和市長に就任し、1942年9月に退任した[2]

戦争中は大政翼賛会の支部長だったため、戦後公職追放となった[1]

また浦和商工会長[8]、相川精麦取締役[3][9]浦和商業銀行監査役[7]、埼玉県食糧営団理事長[5]、埼玉県中小企業団体中央会会長[1]、全国食糧事業協組連理事[10]などをつとめる。

1971年、浦和市名誉市民に推挙され、2001年にさいたま市名誉市民として自動的に顕彰が継承される[4]。1978年11月28日、心不全のため死去した[5]

人物

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15歳のころから遠くの市場まで米の買い出しに従事、米に竹のヘラを刺して良し悪しを調べた[1]。25歳の時、父親が亡くなり、苦労しながら家業を盛り立てる[1]

米屋だけでなく、中小企業の育成に熱心だった[1]

趣味はゴルフ盆栽[1]。宗教は神道[3][9]。埼玉県在籍で、住所は浦和市岸町7丁目[3](現・さいたま市浦和区岸町)。

栄典

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家族・親族

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相川家

家系について、サンケイ新聞社埼玉版に連載されていた「財界名士録」で相川曹司は「少なくとも300年以上は続いている。私が11代目で、墓石によると元禄時代に先祖が死んでいる」と述べている[11]

  • 父・宗次郎[3] - 父・宗次郎の代から米穀商を始める[1]
  • 母・かね1867年 - ?、埼玉、倉林吉蔵の二女)[3]
  • 妹、弟[3]
  • 妻・みや1893年 - ?、埼玉、吉澤文作の二女)[3]
  • 嗣子・曹司[7]1916年 - 2006年、浦和市長〈第12・13代〉、相川家11代目、埼玉南部米穀社長[11]
  • 四男、五男[3]
  • 三女、四女[3]
  • 孫・宗一1942年 - 2021年、埼玉県議、浦和市長〈第18 - 20代・最終〉、さいたま市長〈初代・第2代〉)

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i 『日本の礎』11頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年3月3日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 『日本の歴代市長 市制施行百年の歩み 第1巻』708頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年3月3日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『人事興信録 第13版 上』ア34頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年10月26日閲覧。
  4. ^ a b c さいたま市名誉市民さいたま市公式サイト。2020年10月26日閲覧。
  5. ^ a b c 『浦和市史 第5巻 2(現代史料編 2)』92頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年3月3日閲覧。
  6. ^ 『日本紳士録 第41版』埼玉アの部1頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2022年1月20日閲覧。
  7. ^ a b c d e 『大衆人事録 第12版 北海道・奥羽・関東・中部・外地・満州・支那・海外篇』埼玉1頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年10月26日閲覧。
  8. ^ a b 『埼玉県勢 第1篇』109 - 110頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年3月3日閲覧。
  9. ^ a b c 『人事興信録 第14版 上』ア34頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年10月26日閲覧。
  10. ^ a b 『叙勲名鑑 昭和41年秋季版』405頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年3月3日閲覧。
  11. ^ a b 『財界名士録 埼玉経済を担う100人のすべて』18 - 21頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年3月3日閲覧。

参考文献

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  • 交詢社編『日本紳士録 第41版』交詢社、1937年。
  • 帝国秘密探偵社編『大衆人事録 第12版 北海道・奥羽・関東・中部・外地・満州・支那・海外篇』帝国秘密探偵社ほか、1938年
  • 遠井昌光『埼玉県勢 第1篇』新武蔵社、1938年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第13版 上』人事興信所、1941年
  • 人事興信所編『人事興信録 第14版 上』人事興信所、1943年
  • 叙勲名鑑刊行会、1967年。
  • 『日本の礎』共同通信社開発局、1968年。
  • 野口貢一『財界名士録 埼玉経済を担う100人のすべて』埼玉サンケイ新聞社、1982年。
  • 歴代知事編纂会編『日本の歴代市長 市制施行百年の歩み 第1巻』歴代知事編纂会、1983年。
  • 浦和市総務部行政管理課編『浦和市史 第5巻 2(現代史料編 2)』浦和市、2000年。