相澤清晴
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相澤 清晴(あいざわ きよはる、1959年 - )は、日本の電子画像工学者。東京大学大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻の教授。専門分野は、画像処理とマルチメディア処理。モデルベース符号化とマルチメディアライフログへの貢献が評価され、2012年に電子情報通信学会フェロー[1]、2016年に米国IEEEフェロー[2]に選出された。
1983年、1985年、1988年に東京大学で電気工学の学士号、修士号、博士号を取得。1990年から1992年までイリノイ大学客員助教授を務めた。
年譜
[編集]- 1959年 東京都に生まれる。
- 1978年 神奈川県立横浜翠嵐高等学校[3]卒業
- 1983年 東京大学工学部[4]電子工学科[5]卒業
- 1988年 同大学大学院博士課程修了 工博 同年 東京大学工学部助手
- 1989年 同大学講師
- 1993年 同大学助教授
- 1999年 同大学新領域創成科学研究科[6]基盤情報学専攻 助教授
- 2001年 同大学教授
- 2006年 同大学情報理工学研究科[7]電子情報学専攻[8] 教授
- 2009年 同大学情報学環・学際情報学府[9] 教授 (情報理工学系 兼務)
- 2013年より 情報理工学研究科電子情報学専攻 教授 (情報学環・学際情報学府 兼担)(工学部 電子情報工学科を兼務)
- 1990年から2年間米国イリノイ大学[10]客員助教授
- 2016年4月から2020年3月まで文科省[11]科学官
- 2017年から2013年 日本学術会議会員[12]
- 2020年より 東京大学連携研究機構バーチャルリアリティ教育研究センター[13]・センター長
研究活動、学会活動
[編集]これまで、画像符号化、画像処理、コンピュテーショナルセンサ、マルチメディア、コンピュータビジョン分野の研究に従事。その黎明期からライフログの研究を先導し、特に、画像処理で支援する食事記録FoodLog[14]を創出した。漫画画像処理では、世界最大の漫画の学術研究用のデータセットManga109[15]を構築した。映像によるバーチャルツアーを可能とするムービーマップ[16]などの研究も進めている。 Google Scholar DBLP 主な学会活動として、電子情報通信学会[17] 情報・システムソサイエティ会長、映像情報メディア学会[18]会長を務めた。ACM TOMM, IEEE MultiMedia[19], IEEE T-IP[20]、 T-CSVT[21] T-MM[22]のEditorial Boardを務める/た。
主たる受賞など
[編集]- 昭和62年 電子情報通信学会[17]学術奨励賞
- 昭和63年 電気通信普及財団[23]テレコムシステム技術賞
- 平成2年 電子情報通信学会論文賞及び米澤ファウンダーズメダル[24]
- 平成2年 テレビジョン学会[25]論文賞
- 平成4年 電子情報通信学会業績賞[26]
- 平成10年 電子情報通信学会論文賞[27]
- 平成10年 映像情報メディア学会[18] 藤尾フロンティア賞
- 平成11年 電子情報通信学会エレクトロニクスソサイエティ賞[28]
- 平成14年 映像情報メディア学会 丹羽高柳論文賞[29]
- 平成14年 日本IBM科学賞
- 平成17年 映像情報メディア学会 丹羽高柳論文賞
- 平成19年 映像情報メディア学会 丹羽高柳論文賞
- 平成20年 電気通信普及財団賞(テレコムシステム技術賞)
- 平成24年 電子情報通信学会フェロー[30]
- 平成25年 映像情報メディア学会 丹羽高柳業績賞
- 平成26年 映像情報メディア学会フェロー[31]
- 平成28年 IEEEフェロー[32]
脚注
[編集]- ^ “電子情報通信学会フェロー”. www.ieice.org. IEICE. 2020年12月22日閲覧。
- ^ “IEEE Fellows Directory - Alphabetical Listing”. services27.ieee.org. 202-12-22閲覧。
- ^ “神奈川県立横浜翠嵐高等学校|神奈川県教育委員会”. www.pen-kanagawa.ed.jp. 2020年12月22日閲覧。
- ^ “東京大学”. 東京大学. 2020年12月22日閲覧。
- ^ “東京大学 電子情報工学科・電気電子工学科”. 東京大学 電子情報工学科・電気電子工学科. 2020年12月20日閲覧。
- ^ “東京大学大学院新領域創成科学研究科”. www.k.u-tokyo.ac.jp. 2020年12月22日閲覧。
- ^ “東京大学 大学院 情報理工学系研究科”. www.i.u-tokyo.ac.jp. 2020年12月22日閲覧。
- ^ “電子情報学 | 東京大学 大学院 情報理工学系研究科”. www.i.u-tokyo.ac.jp. 2020年12月22日閲覧。
- ^ “東京大学大学院 情報学環・学際情報学府”. www.iii.u-tokyo.ac.jp. 2020年12月22日閲覧。
- ^ “University of Illinois Urbana-Champaign”. illinois.edu. 2020年12月22日閲覧。
- ^ “文部科学省ホームページ”. 文部科学省ホームページ. 2020年12月22日閲覧。
- ^ JAPAN, SCIENCE COUNCIL OF. “日本学術会議ホームページ - 内閣府”. 日本学術会議ホームページ. 2020年12月22日閲覧。
- ^ “東京大学バーチャルリアリティ教育研究センター”. 2020年12月22日閲覧。
- ^ “FoodLog App - 写真で手軽に食事記録&カロリー管理”. app.foodlog.jp. 2020年12月22日閲覧。
- ^ “Manga109”. www.manga109.org. 2020年12月22日閲覧。
- ^ “MOVIE MAP DEMONSTRATION”. moviemap.jp. 2020年12月22日閲覧。
- ^ a b “一般社団法人 電子情報通信学会”. 一般社団法人 電子情報通信学会. 2020年12月22日閲覧。
- ^ a b “映像情報メディア学会”. 2020年12月22日閲覧。
- ^ “CSDL | IEEE Computer Society”. www.computer.org. 2020年12月22日閲覧。
- ^ “IEEE Transactions on Image Processing” (英語). IEEE Signal Processing Society (2016年2月29日). 2020年12月22日閲覧。
- ^ “Transactions on Circuits and Systems for Video Technology | IEEE CAS”. ieee-cas.org. 2020年12月22日閲覧。
- ^ “IEEE Transactions on Multimedia” (英語). IEEE Signal Processing Society (2016年3月2日). 2020年12月22日閲覧。
- ^ “公益財団法人電気通信普及財団”. 公益財団法人電気通信普及財団公式サイト. 2020年12月22日閲覧。
- ^ “歴代米澤ファウンダーズ・メダル受賞記念特別賞受賞者一覧 | 一般社団法人 電子情報通信学会”. www.ieice.org. 2020年12月22日閲覧。
- ^ “映像情報メディア学会”. 2020年12月22日閲覧。
- ^ “歴代業績賞受賞者一覧 | 一般社団法人 電子情報通信学会”. www.ieice.org. 2020年12月22日閲覧。
- ^ “歴代論文賞受賞者一覧 | 一般社団法人 電子情報通信学会”. www.ieice.org. 2020年12月22日閲覧。
- ^ “エレクトロニクスソサイエティ賞受賞者一覧:各賞受賞者:電子情報通信学会 エレクトロニクスソサイエティ:IEICE Electronics Society”. www.ieice.org. 2020年12月22日閲覧。
- ^ “丹羽高柳賞受賞者”. www2.ite.or.jp. 2020年12月22日閲覧。
- ^ “電子情報通信学会フェロー”. www.ieice.org. IEICE. 2020年12月22日閲覧。
- ^ “名簿 | 映像情報メディア学会”. 2020年12月22日閲覧。
- ^ “IEEE Fellows Directory - Alphabetical Listing”. services27.ieee.org. 2020年12月22日閲覧。
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