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矢田部達郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

矢田部達郎(やたべ たつろう、1893年10月24日 - 1958年3月24日)は、日本心理学者京都大学名誉教授。 YG性格検査(矢田部・ギルフォード性格検査)を考案した。矢田部良吉の子。

略歴

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家族

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叙勲

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著書

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  • 『意志心理学史』 培風館 1942 
  • 『言葉と心 心理学の諸問題』 盈科舎 1944
  • 『動物の思考』 盈科舎 1945
  • 『思考心理学 第1 概念と意味』 培風館, 1948
  • 『思考心理学史 思考研究史』 培風館 1948
  • 『児童の言語』 比叡書房 1949 (現代児童心理学)
  • 『思考心理学 2 関係と推理』 培風館 1949.5
  • 『心理学序説』 創元社 1950 (心理学全書)
  • 『思考心理学 第3 動物の思考』 培風館 1953
  • 『思考心理学 第4 比較と抽象』 培風館 1959
  • 『心理学の課題』 東京創元社 1959

翻訳

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  • 『イタリア古典期美術 様式論』 ウェルフリン 岩波書店 1929 (美術叢書)
  • 『象徴形式の哲学 第1-3』 カッシラア 培風館 1941
  • 『ウェルナア精神の発達』 培風館 1943
  • 『心理学史』 ホワァド・ワレン 創元社 1951
  • 『生産的思考 M.ウェルトハイマー 1952 (岩波現代叢書)
  • 感情心理学史』 ガーディナー,メトカーフ,ビーブ・センター 秋重義治共訳 理想社 1964

論文

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  • 「クリスチアンゼン:認識論と認識の心理学」 『哲学雑誌』 第35巻 398号 1920
  • 「ピエロン『痛み』といふこと」 『心理学研究』 第1巻 1輯 1926
  • 「心理学史から」 『心理学研究』 第2巻 2輯 1927
  • 「日本語アクセント理論に関する一貢献」 第2巻 3輯 1927
  • 「複合心理学と形態心理学」 『岩波講座教育科学・第2冊』 岩波書店 1931
  • 「学習に於ける禁止と促進の問題」 『九州帝国大学法文学部十周年記念哲学史学文学論文集』 1937
  • 「視的大きさの比較に於ける刺激提示場所の意義について」 『速水博士還暦記念・心理学哲学論文集』 岩波書店 1937
  • 「抽象作用に関する心理学的知見」 『九州帝国大学哲学年報』 1942
  • 「操作主義批判」 『心理学研究』 第18巻 3・4 合輯 1943
  • 「思考の心理学的意義」 『哲学研究』 第30巻 4冊 1946
  • 「知性の法則 (デッサン) 」 『哲学研究』 第30巻 6冊 1946
  • 「国語、国字の問題」 『国語・国文』 第15巻 3・4号 1946
  • 「心理学の在り方」 『心理』 第1巻 1冊 1947
  • 「ケーラア『事実の世界における価値の位置』について」 『心理』 第1巻 3冊 1948
  • 「語音象徴について」 『心理』 第1巻 4冊 1948
  • 「大脳と精神」 『脳研究』 第5号 1949
  • 共著 「性格自己診断検査の作成」 『京都大学文学部紀要』 第3巻 1954
  • 「大学の現状をどう打破するか-新教育制度の混乱を衝く」 『中央公論』 昭和30年 3月号 1955
  • 「学習について」 『哲学研究』 第38巻 7冊 1956
  • 「人間の言語行動」 『京都大学文学部50周年記念論集』 1956
  • 「心理テストについて」 『哲学研究』 第39巻 5冊 1957
  • 「科学論からみたテストの意義 (講演)」 『心理学評論』 第2巻 2号 1958

参考

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  • 日本人名大辞典 
  • 『日本心理学者事典』クレス出版、2003年。ISBN 4-87733-171-9 

関連項目

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脚注

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  1. ^ 『新聞集成昭和編年史』1933年度版、271ページ
  2. ^ a b 『新聞集成昭和編年史』1933年度版、288ページ
  3. ^ 第1章 洋学修行矢田部良吉デジタルアーカイブ
  4. ^ 大泉溥 編「日本心理学者事典」クレス出版 (2003) ISBN 4-87733-171-9

外部リンク

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