矢野浩二朗
矢野 浩二朗(やの こうじろう、1973年 - )は、日本の情報学者・教育工学者。大阪工業大学情報科学部ネットワークデザイン学科教授。生物学修士(マンチェスター大学)・情報生命科学博士(リバプール大学)。元ケンブリッジ大学ペンブルックカレッジシニアリサーチフェロー[1]。大学英語教育学会(JACET)関西支部研究企画副委員長。コンピューター利用教育学会(CIEC)会誌編集委員。Unity道場スピーカ。XR Kaigi 2021登壇者[2][3]。
専門は、情報デザイン(特にVR・VRアバター・メタバース)、情報生命科学・医療情報学、教育工学・eラーニング[4]。特に、教育におけるVR応用の第一人者の一人[5][6][7]。
経歴
[編集]1999年千葉大学医学部医学科卒業後、マンチェスター大学生物学部で修士号、リバプール大学医学部生理学科大学院で博士号取得。博士(情報生命科学)。2004年よりケンブリッジ大学医学部生理学科博士研究員、2006年より同大学ペンブルックカレッジシニアリサーチフェロー。2011年に大阪工業大学へ着任し、情報科学部ネットワークデザイン学科准教授を経て、2024年同学科教授。
主な所属学会は、情報処理学会、日本バーチャルリアリティ学会、コンピューター利用教育学会、日本教育工学会、大学英語教育学会、日本小児保健協会[8]。主な著書は、アクティブラーニング型授業としての反転授業[実践編](共著、ナカニシヤ出版2017、学術書)。
主な受賞は、PCカンファレンス2020優秀論文賞「ビデオ会議システムのVR空間への拡張による、ライブ感を高めたオンライン授業配信」、ICAT-EGVE2019 Best Presentation Award(International Conference on Artificial Reality and Telexistence & Eurographics Symposium on Virtual Environments)。
主な研究
[編集]- 360度動画を用いたバーチャルリアリティ(VR)食育教材の開発[9]
- スマートフォンを用いた(VR)英語学習アプリの制作と教育実践 〜「えいごーぐる」開発[10]
- 医療系eラーニング 〜 VRとAIによる英語医療面接訓練システム[11]
- 医用画像情報処理・MRIに関する定量評価の研究 〜 拡散強調MRI画像を用いた半自動化腫瘍評価・診断マップ表示システム(京都大学医学研究科との共同研究・発明)[12]
情報科学の対外啓蒙活動として、以下プログラムで講師を行なっている。
- 国内最大級のVR/AR/MRカンファレンス「XR Kaigi 2021」に登壇[13]
- 「ひらかた市民大学」2014[14]
- 関西医科大学・枚方産学公連携プラットフォーム共催の「第11回健康沿線トークカフェ」2019 〜 仮想現実VRが拓く未来の教育と医療[15]
また、指導する大阪工業大学情報科学部の学生プロジェクト「スマラボ(Smart Learning Lab)」メンバーと共に、小学生向けにナレッジキャピタル主催「ワークショップフェス」で、「うめきたさんすう・えいご教室~アプリで遊んで学ぼう!」の開催、長尾小学校でのタブレットを用いた算数学習講義を行なっている[16]。
脚注
[編集]- ^ https://www.j-let.org/let2022/keynote-speech-symposium/symp_topic_3/
- ^ https://learning.unity3d.jp/5349/
- ^ http://www.jacet-kansai.org/file/2020yakuin.pdf
- ^ https://edtechzine.jp/article/detail/4627
- ^ Cadetto.jp. “コンピュータの夢を追って情報生命科学の分野へ”. Cadetto.jp. 2019年11月23日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス. “黒川塾、「ゲームセンターあらしは『VR』の夢を見るのか?!」開催決定 “VR”をテーマに、吉田修平氏やすがやみつる氏らが登壇するトークイベント”. GAME Watch. 2019年11月23日閲覧。
- ^ ““黒川塾37”が7月4日に大阪で開催決定! 今回のテーマは“ゲームセンターあらしは『VR』の夢を見るのか?!””. ファミ通.com. 2019年11月23日閲覧。
- ^ https://www.jschild.med-all.net/Contents/private/cx3child/2021/0080s1/055/0104-0104.pdf
- ^ 360 度動画を用いたバーチャルリアリティ(VR)食育教材の開発
- ^ https://www.dcexpo.jp/archives/2016/14749.html
- ^ http://jmel-15th.umin.jp/program.htm
- ^ https://www.tlo-kyoto.co.jp/patent/post-300.html
- ^ https://www.moguravr.com/xr-kaigi-2021-6/
- ^ https://www.city.hirakata.osaka.jp/html/kouhou/201409html/1409/18.html
- ^ https://www.osaka-dent.ac.jp/news/2019/td4sin000000565h-att/20190810.pdf
- ^ https://www.oit.ac.jp/japanese/topics/?i=3691