石川勝久
石川 勝久 | |
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別名 | ばび〜 |
生誕 | 10月9日 |
出身地 | 日本・山形県 |
学歴 | 日本電子専門学校卒業 |
ジャンル | ゲームミュージック、効果音 |
職業 | サウンドディレクター、効果音制作者、作詞家、編曲家、演奏家 |
担当楽器 | キーボード、ボーカル |
活動期間 | 1990年 - |
共同作業者 | ZUNTATA |
石川 勝久(いしかわ かつひさ、10月9日[1] - )は、おもにコンピュータゲームのサウンドディレクターとして知られる、日本の効果音制作者、作詞家、編曲家、演奏家。山形県立寒河江高等学校、日本電子専門学校サウンドクリエイティブ科卒。愛称は「ばび〜」。
略歴
[編集]中学生の頃からバンド活動を開始。高校時代にアーケードゲームのFM音源に触れ、セガ『カルテット』やカプコン『セクションZ』などを契機にゲームミュージックに興味を抱く。当初はレコーディング・エンジニアを志し、日本電子専門学校に進学[2]。
1990年タイトーに企画職として入社[3]。その後サウンドチーム(ZUNTATA)に所属し、『メタルブラック』の効果音でデビュー[2]。以降もアーケードゲームを中心に効果音を制作し、1996年の『サイキックフォース』からはサウンドディレクションも行う[4]。
ZUNTATAではライブ時にキーボーディストとして演奏するほか、1995年にHAGGY、KAMATYらとユニット「ZUNTATA-J.A.M.(Junkie As Machine)」を結成。1997年の『電車でGO!』のテーマソング「J.A.M.の電車で電車でGO!GO!GO!」ではボーカルを務めて好評を博す[5]。また、ライブやイベント、「ZUNTATA NIGHT」などのインターネット生配信においては、進行役を務めることも多い。
メンバー変遷の激しいZUNTATAにあって長年在籍し続けており、2015年には小倉久佳を抜いて在籍期間が歴代最長のメンバーとなった[6]。前任の内田哉の退社後は、ZUNTATAの5代目リーダーに就任(現任)。
人物
[編集]- 作曲はほとんど行わない。タイトー入社後は、サウンド開発への配置転換時の研修にて「春夏秋冬」をテーマにした課題曲を作った[3]ほかは、商用タイトルでは1曲のみ(後述)。
- 無類のゲーム音源チップマニアで、イベントやインターネット生配信などでも、たびたび蘊蓄を披露する。
- 愛称の「ばび〜」は、タイトーのゲーム『レインボーアイランド』の主人公・バビーが由来という俗説があるが、当人によって否定されている[7]。なお、本当の由来は当人曰く、「内緒にしておいた方が面白いのでナイショ」とのこと[8]。ちなみに、1992年発売のスーパーファミコン版『ハットトリックヒーロー』では、「ISHI BABIO」という名前でクレジットされている。
- ZUNTATAのスポークスパーソンも担当しており、各種公式オンラインメディア(Webサイト「Z-Field」、Twitter、Facebook)の制作・更新も行っている[9]。
おもな作品
[編集]サウンドディレクション
[編集]- サイキックフォースシリーズ
- 武刃街
- ダライアスバースト
- SPACE INVADERS GET EVEN〜逆襲のスペースインベーダー〜
- タクトオブマジック
- ダライアスバースト クロニクルセイバーズ
- アリス・ギア・アイギス(コロプラ)
効果音製作
[編集]- メタルブラック
- ダライアス外伝
- カイザーナックル
- ファイターズインパクト
- スーパーチェイス
- ランディングハイジャパン
- サイキックフォースシリーズ
- ジェットでGO!2
- バトルギア
- 武刃街
- SPACE INVADERS GET EVEN〜逆襲のスペースインベーダー〜
- タクトオブマジック
- ホーンテッドミュージアムシリーズ
- ガイアアタックフォー
- ソニックブラストヒーローズ
- ダライアスバースト
- ダライアスバースト アナザークロニクル
- アリス・ギア・アイギス(コロプラ)
- 鬼灯の冷徹〜地獄のパズルも君次第
作詞
[編集]- J.A.M.の電車で電車でGO!GO!GO!(PlayStation版『電車でGO!』テレビCMソング)
- 明日へのチケット(PlayStation版『電車でGO!名古屋鉄道編』イメージソング])
- 輝きを忘れないで(PlayStation版『サイキックフォースパズル大戦』テーマソング)
- 微笑みを追いかけて(PlayStation版『プチカラット』イメージソング)
- 電車で電車でGO!GO!GO!れぼりゅ〜しょん(『電車でGO!』10周年記念ソング)
歌唱
[編集]- J.A.M.の電車で電車でGO!GO!GO!
- 明日へのチケット
- LOVE特急こまち(PlayStation版『電車でGO!2高速編』テーマソング)
- 電車deアミーゴ!
作曲
[編集]- サイバーステラ(大型筐体「IDYA」用ゲーム)
- ステージ前BGM[10]
脚注
[編集]- ^ babi_zttのツイート(652468623219404800)
- ^ a b “ゲームの「音屋さん」になるための心得、タイトー「ZUNTATA」インタビュー”. GIGAZINE (2011年9月2日). 2015年11月10日閲覧。
- ^ a b “タイトーサウンドチーム「ZUNTATA」を彩った8人が語る25周年記念インタビュー”. GIGAZINE (2012年10月24日). 2015年11月10日閲覧。
- ^ “サウンドワールド・オブ・サイキックフォース”. TAITO SOUND TEAM“ZUNTATA”OFFICIAL SITE. 2015年11月12日閲覧。
- ^ “その4:新生ZUNTATAライブ、3月6日開催!│変わらないZUNTATAの魅力[2083WEB]”. ゲーム音楽コンサートのポータルサイト - 2083WEB. 2015年11月10日閲覧。
- ^ 小倉の在籍期間は1983年〜2007年の24年間。
- ^ babi_zttのツイート(639732549393055744)
- ^ babi_zttのツイート(639747008991858688)
- ^ “ゲームミュージックの祭典「JAPAN GAME MUSIC FESTIVAL2013」ZUNTATAステージレポート!”. TAITO SOUND TEAM“ZUNTATA”OFFICIAL SITE. 2015年11月10日閲覧。
- ^ アルバム『reZonance world 〜ZUNTATA 30th ANNIVERSARY〜』収録
外部リンク
[編集]ばび〜 /石川勝久 (@babi_ztt) - X(旧Twitter)