石応寺
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石応寺 | |
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山門と多宝塔(2019年1月) | |
所在地 | 岩手県釜石市大只越町1-1-1 |
位置 | 北緯39度16分35.6秒 東経141度52分49秒 / 北緯39.276556度 東経141.88028度座標: 北緯39度16分35.6秒 東経141度52分49秒 / 北緯39.276556度 東経141.88028度 |
山号 | 明峰山 |
宗派 | 曹洞宗 |
本尊 | 釈迦如来 |
創建年 | 寛文5年(1665年) |
開山 | 長安林存 |
文化財 |
徳治の碑(市指定文化財) 聖観音銅像(市指定文化財) |
法人番号 | 8400005004452 |
石応寺(せきおうじ)は、岩手県釜石市に所在する曹洞宗の寺院。山号は明峰山。本尊は釈迦如来。釜石大観音を建設したことで知られる。
概要
[編集]1665年(寛文5年)、長安林存が軽米出身の小軽米左京之介の寄進を得て創建した。当初、現在の釜石市浜町付近に建立されたが1883年(明治16年)に火災に遭い、1893年(明治26年)に現在地に移転し、山門を1917年(大正6年)建立。鐘楼堂落成の1922年(大正11年)2月まで、長期間をかけて再興した。1965年(昭和40年)に多宝塔を建立。1977年(昭和52年)、大東町(現・一関市)の京仏師・佐久間白雲によって製作された釈迦如来、文殊菩薩、普賢菩薩を安置。本堂等の建築物の棟梁は花巻市の宮大工・南館喜六。本堂には天井画が描かれている。
釜石大観音
[編集]当寺が釜石市大平町に築造した鉄筋コンクリート製の魚籃観音像。
→詳細は「釜石大観音」を参照
文化財
[編集]1970年(昭和45年)2月20日、以下の2点が市から有形文化財に指定された[1]
- 徳治の碑
- 1308年(徳治3年)に作製。1927年(昭和2年)、当寺住職が現在の児童公園山裾から発掘した。板碑という形式の碑で、中央に刻まれた文字は梵字でキリークと読み、阿弥陀如来を意味している。三陸沿岸北部にはこの板碑より古い碑はない。原碑が損耗しているため、副碑が設置されている。
- 聖観音銅像
- 当像は気仙郡高田に生まれ、9歳の時に釜石に移住した鈴木治兵衛直利が1725年(享保10年)11月15日に当寺に奉納。直利が仏道に帰依し陸奥から出羽(現在の岩手、宮城、山形、福島各県)にわたって当時著名な66の寺院に観音像や、聖観音銅像7体及び経文(大乗妙典)の奉納にあたって、当像の台座にその寺院とその時の住職の名を刻んだ。
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聖観音銅像と徳治の碑
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石応寺山門(十六羅漢像が祀られている。)