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石田多朗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
石田 多朗
生誕 (1979-11-08) 1979年11月8日(44歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン
学歴 東京藝術大学音楽学部大学院卒業
職業 ミュージシャン作曲家
レーベル
公式サイト [1]

石田多朗(いしだたろう、1979年11月8日 - )は日本作曲家音楽プロデューサー[1]。株式会社Drifterの代表取締役。エミー賞最多受賞作品『SHOGUN』で、伝統邦楽の総合音楽アレンジを担当し、作曲賞およびメインテーマ賞にノミネートされたアレンジャーでもある[2]

来歴

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アメリカ合衆国ボストン生まれ。5歳までボストンやカルフォルニアなどで過ごし日本へ。その後、大阪東京と移る[1]
上智大学では漢文学を専攻。その後、東京藝術大学に入学。電子音響・作曲民族音楽学・雅楽・音楽楽理などを学ぶ。在学中より職業作曲家として活動。東京藝術大学大学院卒業後もそのまま作曲家としての道を進む。そこから20年近くにわたり、作曲家、また音楽監督として、展覧会やあらゆる映像コンテンツの楽曲制作に携わる[1]

東京都庭園美術館ポンピドゥーセンター、森美術館、日本科学未来館上海当代芸術博物館など美術館における音楽やNHKUNIQLOHONDA、など企業コンテンツにおける音楽を制作する。[3]

2016年より福島復興のプロジェクションマッピングイベント「はるか」の音楽監督に就任。坂本龍一大友良英に続き、指揮をとる。

2017年栃木県那須町に移住[4]

2018年、株式会社DRIFTERを設立[1]し、社会における音楽の新たな役割を追求するとともに、雅楽の楽曲制作などを通し、これまでにない日本の音楽のあり方を日々研究・制作し、発表する。

2021年オオルタイチ伶楽舎メンバーらとともに雅楽プロジェクト『どんぶらこ』を開始。

2024年ディズニー制作・真田広之プロデュース/主演のハリウッドドラマ【SHOGUN 将軍】にアレンジャーとして参加。アッティカス・ロス、レオポルド・ロス、ニック・チューバが作曲する楽曲群において、雅楽を始めとする日本の伝統音楽の編曲を全面的に担当。[5][6] 同作品は世界的に大ヒットし、エミー賞にも多数ノミネート・受賞をしている。

作風

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雅楽の楽曲制作などを通して、これまでにない日本の音楽のあり方を日々研究・制作し、発表している。クラシックとの組み合わせなど、従来の枠にとらわれず雅楽の魅力を世界に発信している[7]

ディスコグラフィー

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アルバム

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発売日 タイトル 収録曲 備考
1st 2009年6月10日 Grandfinale
  1. Grand Finale
  2. PUNKA
  3. Lacrimae Pavan (涙のパヴァーヌ)
  4. エア
  5. Bricoleur
  6. Locomotion
  7. Time For Space For Time
  8. Psyche-Buson
  9. 完成へと導き、そして導かれた階段
  10. Lulla! By!
東京藝術大学での卒業制作作品
2021年12月22日 NIGHT FLOWER

オリジナル・サウンドトラック

 1.はじまり

 2.夢(『Night Flower』OPテーマ)

 3.西表島

 4.波の音、神、タイムラプス

 5.夜について

 6.星めぐりの歌 feat.角銅真実(作詞・作曲:宮沢賢治 編曲:石田多朗)

 7.星のいのり

 8.旅

 9.いつか 

 10.ぼくらの世界(『Night Flower』 EDテーマ)feat.角銅真実

 11.夢 feat.角銅真実

2024年2月23日 SHOGUN 将軍

オリジナル・サウンドトラック

 1.Erasmus

 2.Main Title (Shōgun)

 3.Osaka Castle

 4.The Council Will Answer to Me

 5.Tanto

 6.Crimson Sky

 7.Three Hearts

 8.The Pull of Death

 9.Willow World

 10.This Is War

 11.A Dream Within a Dream

 12.Land of Tears

 13.All Men Can Be Broken

 14.Shinobi

 15.Why Tell a Dead Man the Future

 16.The Bureaucrat

 17.Two Hearts

アレンジャーとして参加

ミニアルバム

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発売日 タイトル 収録曲 備考
1st 2019年5月24日 あそび
  1. 楽琵琶独奏曲「あそび」(feat.中村かほる)
  2. 楽琵琶独奏曲「骨歌」(feat.中村かほる)
  3. 万象歌(feat.オオルタイチ、関島岳郎&小林武文)
2014年、東京芸術大学陳列館「法隆寺金堂壁画展」の為に書き下ろされた「骨歌」「万象歌」。
2018年、東京都庭園美術館にて開催された「ブラジル先住民族の椅子展」の空間のために書き下ろされた楽琵琶独奏曲「あそび」を収録。

シングル

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発売日 タイトル
2018年4月1日 豊原駅の歌
2021年5月 ドリフターズ
2024年1月 あなたがいたから feat.角銅真実

参加作品

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  • オオルタイチスペシャルバンド『hotokeno』(2020年1月)
    • 全曲:Key、Syn、Gongで参加。「愛しいものたちへ」にてアレンジを担当[8]

主な経歴

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  • ポンピドゥーセンター/勅使河原一雅「Is Anyone There?」(2011年)[9]
  • 伊東豊雄建築ミュージアム「日本一美しい島・大三島」(2014年)[10]
  • 東京藝術大学陳列館 「法隆寺別品の祈り展」(2014年)
  • 日本科学未来館『9次元からきた男』(2016年)[11]
  • 国立新美術館『佐藤可士和展 Unlimited Space』[12]
  • 星野リゾート青森屋「みちのく祭りや」(2022年)[13]
  • 「『SHOGUN将軍』サウンドトラック」(2024年)[14]

 

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d 日経新聞”. 2024年8月13日閲覧。
  2. ^ エミー賞席巻「SHOGUN 将軍」劇中曲、那須の作曲家・石田多朗さんが全て編曲…「自信深まった」”. 2024年9月21日閲覧。
  3. ^ ミニコンサート「Music Garden −音楽の庭−」”. 東京都庭園美術館 | TOKYO METROPOLITAN TEIEN ART MUSEUM. 2024年8月13日閲覧。
  4. ^ 読売新聞オンライン
  5. ^ Variety‘Shogun’ Composers Spent More Than Two Years Composing Four Hours of Music
  6. ^ 『SHOGUN 将軍』作曲家、石田多朗とのコラボについて語る”. NANO association co.,ltd.. 2024=08=04閲覧。
  7. ^ 人気ドラマ「SHOGUN 将軍」劇中曲制作で注目 那須在住の作曲家・石田さん「雅楽の概念覆す音楽」|下野新聞 SOON”. 下野新聞 SOON. 2024年8月13日閲覧。
  8. ^ オオルタイチ、特別バンド編成での新作リリース&ウリチパン郡『ジャイアント・クラブ』も再発”. spincoaster. 2021年1月5日閲覧。
  9. ^ 石田多朗 | HAGISO Inc.”. 石田多朗 | HAGISO Inc.. 2024年8月13日閲覧。
  10. ^ 日本一美しい島・大三島をつくろうプロジェクト2014”. tima-imabari. 2021年1月5日閲覧。
  11. ^ 9次元からきた男”. 日本科学未来館. 2024年7月24日閲覧。
  12. ^ 心を射止めるアイコニックな空間体験―「佐藤可士和展」開催記念トークセッションレポート”. JDN. 2024年7月3日閲覧。
  13. ^ 星野リゾート 青森屋 みちのく祭りや”. LIL. 2024年8月1日閲覧。
  14. ^ 3人の作曲家たちに聞く、戦国スペクタル『SHOGUN 将軍』の音楽的アプローチ”. ユニバーサル ミュージック. 2024年8月1日閲覧。

外部リンク

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