砂防林
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砂防林(さぼうりん)とは、土砂の移動を阻止する目的で設けられる防災林の一種。飛砂による災害を防止する防砂林とは異なる。使用される代表的な樹木として、クロマツが挙げられる[1]。これは、砂地での生育による乾燥は、潮風に耐えうるからである[2]。
人工的な形成
[編集]山形県の庄内海岸では、太平洋戦争後の1951年より砂防林の整備が始まった[3]。砂丘を10年以上かけ形成し、イネ科のハマニンニクやアキグミを砂の固定のために植え[4]、下準備の後クロマツを植えた。整備開始より約30年で、砂防林が完成した[5]。現在は、庄内海岸林として知られている。
出典
[編集]- ^ 米倉久邦 2015, p. 48.
- ^ 米倉久邦 2015, p. 55.
- ^ 米倉久邦 2015, p. 51.
- ^ 米倉久邦 2015, p. 52-54.
- ^ 米倉久邦 2015, p. 62.
参考文献
[編集]- 米倉久邦『日本の森列伝』山と渓谷社〈ヤマケイ新書〉、2015年6月1日。ISBN 978-4-635-51026-4。