硫化マグネシウム
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硫化マグネシウム | |
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硫化マグネシウム | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 12032-36-9 |
特性 | |
化学式 | MgS |
モル質量 | 56.370 g mol−1 |
外観 | 無色結晶 |
密度 | 2680 kg/m3, 固体 |
融点 |
>2000℃ |
水への溶解度 | 加水分解 |
構造 | |
結晶構造 | 立方晶系 |
配位構造 | 8面体6配位 |
熱化学 | |
標準生成熱 ΔfH |
−346.0 kJ mol−1[1] |
標準モルエントロピー S |
50.33 J mol−1K−1 |
標準定圧モル比熱, Cp |
45.56 J mol−1K−1 |
関連する物質 | |
関連物質 | 硫化ベリリウム 硫化カルシウム 硫化ストロンチウム 硫化バリウム |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
硫化マグネシウム(りゅうかマグネシウム、magnesium sulfide)は、マグネシウムの硫化物で、化学式 MgS の無機化合物。CAS登録番号は [12032-36-9]。
合成
[編集]硫黄とマグネシウム、または硫化水素とマグネシウムの反応によってできる。
純粋な硫酸マグネシウムに750℃で、窒素ガスで希釈した二硫化炭素蒸気と反応させると、より純度の高いものが得られる[2]。
性質
[編集]純粋なものは無色の立方体結晶で立方晶系に属し塩化ナトリウム型構造をとり、その格子定数はa = 5.08Åである[3]。不純物を含むものは淡赤色または赤褐色を呈する。
水に対しては加水分解反応を起こし、硫化水素マグネシウムおよび水酸化マグネシウムを生成する。空気中では徐々に酸化されて硫酸マグネシウムとなる。
希酸と反応して硫化水素を発生する。