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碓田のぼる

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
碓田登から転送)

碓田 のぼる(うすだ のぼる、1928年2月5日 - )は、歌人、教育運動家。長野県生まれ。本名・登(教育関係の著作には本名を用いる)。

17歳で国鉄長野工場の見習工となり、夜間中学を経て東京物理学校(現・東京理科大学)を卒業。高校教諭を経て、全国私教連委員長、全教副議長などを歴任。渡辺順三に師事。新日本歌人協会全国幹事、日本民主主義文学会員、国際啄木学会会員。歌集『花どき』で多喜二・百合子賞受賞。左翼的な立場から短歌石川啄木についての文芸評論を行う。

日本共産党の党員でもあり、1992年1995年参院選比例区から出馬した。

著書

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  • 『夜明けまえ 碓田のぼる歌集』 長谷川書房 1965 新日本歌人叢書
  • 『よみがえる学園 私学の壁に抗して』労働旬報社 1971
  • 『現代の短歌 鑑賞と批評』1972 新日本新書
  • 『石川啄木』東邦出版社 1973 近代作家研究叢書
  • 『国民のための私学づくり 公費助成運動の展開と課題』碓田登 民衆社 1973
  • 『教師集団創造 教育荒廃・非行をこえて』労働旬報社 1976
  • 『短歌への招待』飯塚書店 1978
  • 『はばたく高校教育 生徒がここでみえてきた』労働旬報社 1978 父母と教師の考えるシリーズ
  • 『現代教育運動の課題 その到達点と80年代への展望』労働旬報社 1979
  • 『母のうた 碓田のぼる歌集』飯塚書店 1979 新日本歌人叢書
  • 『作歌辞典』飯塚書店 1980
  • 『青春のうた 短歌とエッセイ』学習の友社 1980
  • 『啄木の歌その生と死 青春の光と影』洋々社 1980
  • 『『明星』における進歩の思想』青磁社 1980
  • 『うたいつがれる歌』1984 新日本新書
  • 『状況のうた 碓田のぼる歌集』飯塚書店 1985 新日本歌人叢書
  • 『手錠あり 評伝・渡辺順三』青磁社 1985
  • 『ふたりの啄木 青春のめぐり合い』労働旬報社 1985 青春ライブラリー
  • 『現代短歌の危機 碓田のぼる歌論集』青磁社 1988
  • 『石川啄木と「大逆事件」』1990 新日本新書
  • 『激動期 碓田のぼる歌集』青磁社 1990 新日本歌人叢書
  • 『私花あかりの風』小松健一写真 萌文社 1992
  • 『石川啄木光を追う旅』小松健一写真 ルック 1996
  • 『無党派+共産党の時代 高知の挑戦は日本を変えるか』かもがわ出版 1998
  • 『夕ちどり 忘れられた美貌の歌人・石上露子』ルック 1998
  • 『指呼の世紀 碓田のぼる歌集』飯塚書店 1999 新日本歌人叢書
  • 『石川啄木の新世界』光陽出版社 2000
  • 『風の輝き 碓田のぼる自選歌集』光陽出版社 2000 新日本歌人叢書
  • 『時代を撃つ 心に残る人と作品』かもがわ出版 2001
  • 『占領軍検閲と戦後短歌 続評伝・渡辺順三』かもがわ出版 2001
  • 『信濃 歌集』光陽出版社 2002
  • 『短歌創作教室歌を愛するすべての人へ』飯塚書店 2003
  • 『星の陣 歌集』光陽出版社 2003 新日本歌人叢書
  • 『石川啄木 その社会主義への道』かもがわ出版 2004
  • 『坂道のアルト 碓田のぼるエッセイ集』光陽出版社 2005
  • 『不滅の愛の物語り 忘れられた美貌の歌人・石上露子』ルック 2005
  • 『石川啄木と石上露子 その同時代性と位相』光陽出版社 2006
  • 『渡辺順三研究』かもがわ出版 2007
  • 『友ら、いちずに 碓田のぼる序跋集』光陽出版社 2008
  • 『遥かなる信濃』かもがわ出版 2009
  • 『石上露子が生涯をかけた恋人長田正平 その生涯と作品』光陽出版社 2010
  • 『闇夜の文は作らない 心に残る人と作品 続』かもがわ出版 2010
  • 『かく歌い来て 『露草』の時代』光陽出版社 2011

共編著

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  • 『私学の歴史』伊ケ崎暁生,碓田登著 1967 新日本新書
  • 『愛の歌集 さすらいと愛の詩人啄木』編 飯塚書店 1978
  • 『渡辺順三歌集』編 1978 新日本文庫 
  • 『短歌文法辞典』新版 宮城謙一共編 飯塚書店 1985
  • 『炒り豆に花咲く 高校生とともに生きて』塚原青雲高校教職員組合共編著 労働旬報社 1991
  • 『日本の党 歌集』編 萌文社 1992

参考

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