社会主義理論学会
設立 | 1988年 |
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ウェブサイト | http://sost.que.jp/ |
社会民主主義 |
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共産主義 |
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社会主義 |
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社会主義理論学会(しゃかいしゅぎりろんがっかい、英: Society for socialism theory)は、「自由で民主主義的な社会主義を共に志向する人々が、それぞれの立場の違いを認めあいながらも、たがいに学び、交流し、協同して新たな創造的研究に取り組むこと」(入会呼びかけ)を目的とする学会。
歴史と現況
[編集]年一回の研究集会と年数回の研究会開催、会報の発行(最低年一回)、数年に一冊の研究論文集刊行を主な活動内容とする。2021年からは、論文集に代えて年刊の機関学術誌『社会主義理論研究』を創刊し、同年9月に創刊号を刊行した。同誌は年刊で創刊号は本の泉社に、第二号はロゴスに編集実務・販売を委託していたが、2023年11月刊行の第三号は社会主義理論学会の自主編集発行となった[2]。創刊号から刊行2~3ヶ月後にJ-StAGEに全文転載している。
研究集会、研究会の報告内容は、ソ連社会主義崩壊総括、中国社会主義の検討、環境保護と社会主義、反原発運動、ベーシックインカム、社会主義運動実践報告まで幅広い。
論文集は、これまでに『二〇世紀社会主義の意味を問う』(1998年 御茶ノ水書房)、『21世紀社会主義への挑戦』(2001年 社会評論社)、『グローバリゼーション時代と社会主義』(2007年 ロゴス社)、『資本主義の限界と社会主義』(2012年 時潮社)、『マルクスと21世紀社会』(2017年 本の泉社)を刊行した。
近年は、中国との間で日中社会主義フォーラム(2008年、2013年、2016年、共に東京)、中日社会主義フォーラム(2010年、2012年、共に南京、2018年揚州)、中日韓マルクス主義シンポジウム(2019年、大連)、2023年日中社会主義フォーラム(2023年、東京)を開催協力、協賛または共同開催している。
1989年~91年の東欧社会主義体制転換、ソ連崩壊以後は研究会参加者が数人という時期が長く続いたが、リーマンショックを経て資本主義の矛盾がより深まった2010年代以降は、研究会参加者も毎回数十人に達している。[3]
現在の主要役員は、瀬戸宏(摂南大学名誉教授)、西川伸一(明治大学教授)共同代表、田上孝一(立正大学講師)事務局長ほか。
参考文献
[編集]- 田上孝一 著「おわりに」、社会主義理論学会編 編『資本主義の限界と社会主義』時潮社、2012年。ISBN 978-4-7888-0675-7。
関連項目
[編集]脚注
[編集]外部リンク
[編集]- “社会主義理論学会” (2012年11月21日). 2013年1月3日閲覧。