社築
Yashiro Kizuku | ||||||||
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人物 | ||||||||
生誕 | 11月23日[1] | |||||||
職業 | バーチャルYouTuber | |||||||
公式サイト | 公式ウェブサイト | |||||||
YouTube | ||||||||
チャンネル | ||||||||
作者 | おとと[2](キャラクターデザイン) | |||||||
活動期間 | 2018年 - | |||||||
ジャンル | 生放送、ゲーム実況 | |||||||
登録者数 | 83.4万人 | |||||||
総再生回数 | 279,235,582 回 | |||||||
事務所(MCN) | にじさんじ | |||||||
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チャンネル登録者数・総再生回数は 2024年10月23日時点。 |
社 築(やしろ きずく)は、ANYCOLOR株式会社が運営するにじさんじに所属するバーチャルライバー[3]。ゲーム実況配信を主として活動している。2018年6月5日より活動開始。愛称は「やしきず」[4]。
音読みで「しゃちく」と読める名前の通り、「社畜」のオタク会社員というキャラクターを特徴とするライバーである[5]。キャラクターデザインはおとと[2]。
来歴
[編集]2018年6月5日にいちから株式会社(現:ANYCOLOR株式会社)のにじさんじプロジェクトグループ候補生「にじさんじSEEDs」のメンバーとしてデビュー[6]。同年12月、「にじさんじSEEDs」が「にじさんじ」に統合され、「にじさんじ」所属となる[7]。
2019年4月27日、ニコニコ超会議2019の『バーチャルキャストカー Vtuberお悩み相談』に出演[8][9]。同年8月12日に神田明神ホールで行われたオフラインイベント「ド葛本社1stオフラインミーティング!Powered by LG」に同じにじさんじ所属のライバーのドーラ、本間ひまわり、葛葉とともにライバーユニット「ド葛本社」のメンバーとして出演[10]、同年9月20日には同じくド葛本社として京都国際マンガ・アニメフェア2019(京まふ)の前夜祭イベントとしてロームシアター京都で開催された「ド葛本社のドタバタ家族旅行 in 京都」に出演した[11]。また、同時に初のオリジナル楽曲『Fam☆Fam☆Time!』を披露した[11]。その後11月4日に同曲のデジタル配信が開始された[12]。
2020年4月10日から2022年4月22日までにじさんじ公式YouTubeチャンネルで毎週金曜日に投稿されていたゲーム実況バラエティ番組『ヤシロ&ササキのレバガチャダイパン』に、同じくにじさんじ所属の笹木咲とともにメインMCとして出演した[13][14][15]。2020年12月8日、KT Zepp Yokohamaで開催された同番組のオフラインイベント『ヤシロ&ササキのレバガチャダイパン〜みんなで行こうぜ社ん家〜』に出演[16][17]。2021年9月4日には『レバガチャ』と同じくにじさんじ公式YouTubeチャンネル内で配信されているクイズ番組『にじクイ』との合同イベントとしてZepp DiverCity TOKYOで開催されたオフラインイベント『NIJISANJI SHOW DOWN』にも出演した[18]。
キャラクター設定
[編集]IT企業にプログラマーとして勤務する男性[5]。いつも疲れた喋り方をしており、謙虚で優しく流されやすい性格である[5]。
容姿を自在に設定できるバーチャルYouTuberであるにもかかわらず、一般の会社員を感じさせる容姿をしているのが特徴である[4][5]。このことが逆にインパクトとなっており、記憶に残りやすく親近感を抱かせることに寄与していると評価されている[4][5]。
活動
[編集]デビュー当初は自身のシステムエンジニアというプロフィールを踏まえた企画配信をしていたが、約半年後に音楽ゲームの実況配信を始めて以降はゲーム実況配信を主として活動している[19]。それぞれの配信ごとに目標があり、それを達成して終わるようなメリハリのある配信を心がけている[19]。
ゲーム実況に関しては、高いゲームスキルに加え、さまざまなゲームなどのサブカルチャー作品についての豊富な知識に基づくトークやボケ・ツッコミにも定評がある[4][5]。ゲームタイトルは、プロツアーの予選にエントリーしていた経験を持つ『マジック:ザ・ギャザリング』などのカードゲームのほか、音楽ゲーム、アクションゲーム、ファーストパーソン・シューティングゲームやホラーゲームなど、多種多様なジャンルのゲームを配信している[4][5]。『マジック:ザ・ギャザリング』や任天堂の『メトロイド ドレッド』などのPR配信も多数行っている[4]。
特に音楽ゲームにおいては、中学生の頃からプレイしているKONAMIの音楽ゲーム『beatmania IIDX』への造詣が深く、非常に高いプレイスキルを持っている[19][4][5]。2019年4月には当時KONAMI公式プロゲーマーであったDOLCE.とのコラボ配信も実現している[20]。2020年に『beatmania IIDX』の公式プロeスポーツリーグのプレ大会「BEMANI PRO LEAGUE ZERO」において監督として参加し[5]、2021年4月26日放送のNHK Eテレのテレビ番組『沼にハマってきいてみた』の音楽ゲーム特集回に出演した[21]。セガの音楽ゲームアプリ『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』には、体験版の配信にあわせた公式企画に参加したことを機に熱中し[22][23]、当該ゲームの公式YouTubeチャンネルにて社によるリズムゲーム解説動画が公開されたほか、公式大会・企画にも解説として出演した[24]。
また、一般的な教養を持ち合わせている常識人として認識されており、社会人として生きてきた大人を思わせる言動による安心感や親近感も人気となった要因と評されている[4][5]。
趣味
[編集]DeNAが運営していたサブカルチャー特化型ニュースアプリであるハッカドールのファンとしても知られ[25]、2019年2月には当時バーチャルYouTuberとして活動していたハッカドール内のキャラクターであるハッカドール1号と自身のチャンネルでコラボ配信を行った。配信後のインタビューで、ハッカドール1号を話せたことについて「今までの人生で一番幸せな時間でした」と述べている[9]。
ユニット活動
[編集]2018年8月から同じにじさんじSEEDsとしてデビューした花畑チャイカ、名伽尾アズマと「OTN組」としてコラボ配信をしていた[19][26]。このコラボ配信について社は、配信前は同僚のライバーと一緒に酒を飲みながらダラダラと話すだけの配信に不安を感じていたが、予想外に視聴者に受け入れてもらえたことから配信の幅が広がり、活動方針について悩んでいた時期に指針を与えてくれた心の拠りどころようなコラボであったと述べている[19][27]。
2018年11月のコラボレーション配信で生まれたドーラ、本間ひまわり、葛葉との疑似家族ユニット「ド葛本社」としても人気を博し、ゲーム配信だけでなくイベント出演や音楽配信も行っている[10][28][9]。同ユニット内では父役として、本間と葛葉のボケにツッコみを入れつつトークを回す役割を担っている[29][5]。
出演
[編集]太字はレギュラー出演
テレビ出演
[編集]- 年またぎにじさんじ! 2020-2021 〜島﨑信長とレバガチャダイパン!?SP〜(2020年12月31日 - 2021年1月1日[30]、TOKYO MX1)
- 沼にハマってきいてみた(2021年4月26日[31]、NHK教育テレビジョン)
ゲーム
[編集]- 暁のブレイカーズ(2020年[32]、社築〈本人役〉)
インターネットテレビ
[編集]- ヤシロ&ササキのレバガチャダイパン(2020年4月10日[13] - 、YouTube)
インターネットラジオ
[編集]- だいたいにじさんじのらじお(2019年12月22日[33]、超!A&G+)
ディスコグラフィ
[編集]配信シングル
[編集]発売日 | 楽曲 | 名義 | 備考 |
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2019年11月4日 | Fam☆Fam☆Time![12] | ド葛本社(ドーラ、葛葉、本間ひまわり、社築) | リズムゲーム『WACCA』に収録[34] |
2021年2月28日 | ヨツバフォエバ[35] | ド葛本社(ドーラ、葛葉、本間ひまわり、社築) | |
2022年6月6日 | BlackFlagBreaker!![36] | 社築 × sasakure.UK[37] | 音楽ゲーム『チュウニズム』に収録[38] |
2023年6月16日 | ゲーム・ボーイ・アワー | 作詞・作曲・編曲・ギター:じん |
CDシングル
[編集]発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 | 備考 | |
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1st | 2024年2月7日 | FOCUS ON-NIJISANJI SINGLE COLLECTION-社築 | NJSJ-119 | オリコン最高12位、登場回数3回 |
参加作品
[編集]発売日 | 商品名 | 歌 | 楽曲 | その他 |
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2021年1月4日 | ULTIMATE HAPPY CARNIVAL[39] | ド葛本社(ドーラ、葛葉、本間ひまわり、社築) | 「Happy… Good day! (feat. ド葛本社)」 | DJ Genkiのソロアルバム |
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 846kizuQのツイート(1197830599999836161)
- ^ a b 846kizuQのツイート(1049332002548117504)
- ^ “社築 - にじさんじ 公式サイト”. ANYCOLOR. 2022年3月10日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 寺村一也「類まれな実況センスと、全国トップクラスのゲームスキルでファンを魅了。信頼できるオタクの星「社築(やしろきずく)」解説」『PickUPs!』2021年12月22日。2022年3月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k 草野虹 (2021年8月7日). “社築がVTuber活動を通して体現する、“大人のオタク”のドラマティックな成長譚”. Real Sound 2022年3月8日閲覧。
- ^ “にじさんじプロジェクト「にじさんじSEEDs」が本格始動!”. PANORA (2018年6月5日). 2020年5月10日閲覧。
- ^ “にじさんじが1つのグループに!既存3グループを「にじさんじ」へ順次統合!”. PR TIMES (2018年12月13日). 2020年5月10日閲覧。
- ^ “バーチャルキャストカー(スペーシアカスタム)”. ニコニコ超会議. 2020年5月10日閲覧。
- ^ a b c 丸本大輔 (2020年4月23日). “にじさんじ 社築「『ヤシロ&ササキのレバガチャダイパン』第3回も、ゲスト二人の呼吸が素晴らしい」”. excite 2022年3月8日閲覧。
- ^ a b “にじさんじの「ド葛本社」、初のリアルイベントが開催 ゲーミングモニター購入でイベント招待も”. moguravr (2019年7月15日). 2020年5月10日閲覧。
- ^ a b ひびき (2019年9月24日). “【京まふ2019】前夜祭「ド葛本社のドタバタ家族旅行」”. INSIDE. イード. 2021年4月8日閲覧。
- ^ a b “ド葛本社が「Fam☆Fam☆Time!」を配信開始”. THE MAGAZINE (2019年11月4日). 2020年5月10日閲覧。
- ^ a b “にじさんじ3Dゲーム実況レギュラー番組が遂に始まる!「ヤシロ&ササキのレバガチャダイパン」4/10(金)よる7時より毎週金曜日放送決定!”. PR TIMES (2020年4月3日). 2020年5月10日閲覧。
- ^ 「週間VTuberランキング☆4月24日号☆ 韓国勢が躍進の中、宝鐘マリンの「超えていく」ショート動画が1位に」『PANORA』パノラプロ、2022年4月25日。2023年3月5日閲覧。
- ^ 寺村 一也「『ヤシロ&ササキのレバガチャダイパン』がついに最終回 番組ナレーションのシェリン・バーガンディをゲストに迎え、最後まで笑顔の絶えない番組に」『PickUPs!』ピックアップス、2022年4月25日。2023年3月5日閲覧。
- ^ “「#にじさんじレバガチャ」リアルイベント開催決定!『ヤシロ&ササキのレバガチャダイパン 〜みんなで行こうぜ社ん家〜』2020年12月8日(火)開催!”. PR TIMES (2020年10月30日). 2020年10月30日閲覧。
- ^ MoguLive編集部 (2021年1月2日). “2020年にじさんじはどう動いた? 1年間のビッグニュース振り返り”. MoguLive 2022年3月8日閲覧。
- ^ 上月てら「ジョー・力一さん&社築さんインタビュー!『にじクイ』&『レバガチャ』のMCが語る、番組イベントの見どころや普段の撮影、そして現れたギロッポンとは……『NIJISANJI SHOW DOWN』」『Up-Station』日本テレビ放送網、2021年9月3日。2022年3月9日閲覧。
- ^ a b c d e “にじさんじ 社築「想像以上のクオリティに『ヤシロ&ササキのレバガチャダイパン』スタッフの本気を実感」”. excite (2020年4月22日). 2022年3月10日閲覧。
- ^ “VTuber社築×KONAMI専属プロゲーマーDOLCE.のコラボ配信が決定”. moguravr (2019年4月18日). 2020年5月10日閲覧。
- ^ 福山幸司 (2021年4月26日). “4月26日18:55放送のNHK『沼にハマってきいてみた』は「音ゲー」特集。番組調査のハマっている音ゲーランキング1位は『プロジェクトセカイ』”. 電ファミニコゲーマー 2022年3月8日閲覧。
- ^ 船津稔「「プロジェクトセカイ」重大機能「バーチャルライブ」も体験できる体験版を9月4日より配信!」『GAME Watch』インプレス、2020年8月24日。2023年2月27日閲覧。
- ^ 楽器「「プロセカ」の大会を見守った人たち――CS 2022 Springを支えた松丸亮吾さん,佐藤日向さん,柴田将平さん,社築さんにインタビュー」『4Gamer.net』Aetas、2022年5月21日。2023年2月27日閲覧。
- ^ 草野虹「圧倒的な勢いで、あるいはゆっくりと自分のペースで「さまざまな成長」を遂げた にじさんじタレントらの2022年名配信・名シーン(後編)」『Real Sound tech』blueprint、2022年12月17日。2023年2月27日閲覧。
- ^ “ハッカドール1号×ハッカドール大ファンのVTuber社築のコラボ生放送が決定!”. moguravr (2019年2月12日). 2020年7月30日閲覧。
- ^ Minoru Hirota (2019年6月3日). “ありがとう、名伽尾アズマ にじさんじSEEDs発足1周年でファンに聞く、彼女の真価と引退の衝撃”. PANORA 2022年3月8日閲覧。
- ^ “『にじさんじ』熱血な27歳、同年代成人男性ライバー・社築&夢追翔にインタビュー!趣味と情熱を語る”. PASH! PLUS. (2020年5月5日). オリジナルの2020年5月6日時点におけるアーカイブ。 2022年3月8日閲覧。
- ^ Aikawa Hasma (2019年12月28日). “10大テーマで振り返る「2019年のにじさんじ」まとめ”. Mogura VR (Mogura) 2022年3月10日閲覧。
- ^ たまごまご (2019年10月6日). “【にじさんじ・葛葉】「甘噛の狂犬」葛葉の魂の言葉とやんちゃな魅力”. Mogura VR (Mogura) 2022年3月10日閲覧。
- ^ “「にじさんじ」が今年の年越しも地上波TVに登場!TOKYO MXにて年越し番組『年またぎにじさんじ! 2020-2021 ~島﨑信長とレバガチャダイパン!?SP~』放送決定!”. PR TIMES (2020年12月1日). 2020年12月1日閲覧。
- ^ “「音ゲー特集!!日向坂46丹生明里&Vチューバー社築が登場」”. NHKオンライン. 2021年4月26日閲覧。
- ^ “「暁のブレイカーズ」,バーチャルライバーグループ“にじさんじ”とのコラボイベントを開催”. 4Gamer.net (2020年3月4日). 2020年7月30日閲覧。
- ^ “夜見れな、社築の共通点が発覚!?「それ、悲しすぎるでしょ......」『にじさんじpresentsだいたいにじさんじのらじお』”. 超!A&G (2020年1月23日). 2020年5月11日閲覧。
- ^ 佐藤ホームズ (2021年8月6日). “にじさんじ「ド葛本社」楽曲がリズムゲーム「WACCA」に収録、俳優系Vtuberグループ ドラマCD発売【VTuberデイリーニュース 8/5号】”. Mogura VR (Mogura) 2022年3月10日閲覧。
- ^ “ヨツバフォエバ / ド葛本社”. OTOTOY Music Store. オトトイ. 2022年3月10日閲覧。
- ^ 「社築、「BlackFlagBreaker!!」を配信開始」『THE MAGAZINE』TuneCore Japan、2022年6月6日。2022年6月9日閲覧。
- ^ BlackFlagBreaker!! / 社築 × sasakure.UK. YouTube. 5 June 2022. 2022年6月9日閲覧。
- ^ chunithmのツイート(1539081046603333632)
- ^ “「ULTIMATE HAPPY CARNIVAL」DJ Genki”. オリコンミュージックストア. oricon. 2022年3月10日閲覧。