神保成吉
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神保 成吉(じんぼ せいきち、明治29年(1896年)2月29日 - 昭和40年(1965年)11月7日)は、日本の電気工学者。
人物
[編集]明治29年(1896年)、石川県金沢市にて、実業家・神保八十吉の長男として生まれる[1]。金沢第一中学校、第四高等学校を経て、大正8年(1919年)、京都帝国大学電気工学科を卒業[2]。
逓信省に入省し、同省電気試験所技師兼逓信局技師となる[3]。昭和3年(1928年)、ドイツ、アメリカ、カナダへ留学[3]。昭和4年(1929年)、電気試験所第1部長となり、陸軍技術本部嘱託を兼任[4]。昭和7年(1932年)、誘導型積算電力計の研究で工学博士の学位を得る[3]。昭和8年(1933年)10月、パリで開催された第8回万国度量衡総会に帝国委員(日本代表)として出席[5]。
三菱電機研究部次長、同技術顧問を経て、東京明治工業専門学校校長、明治大学工学部部長(初代)、明治大学科学技術研究所所長を歴任した[2]。電気工学、電気計測に関する研究が多く、著書に『試験技術と特殊測定』『電気磁気測定』『電気磁気学』『電気回路論』などがある[2]。
脚注
[編集]- ^ 『日本官界名鑑 昭和13年版』シ34頁、『人事興信録』シ120頁
- ^ a b c 『石川県史 現代篇 第3』172頁、『日本人名大事典 現代』405頁
- ^ a b c 『日本人名大事典 現代』405頁、『日本官界名鑑 昭和13年版』シ34頁
- ^ 『日本人名大事典 現代』405頁
- ^ 1933年[所外の出来事] - 独立行政法人産業技術総合研究所、『日本官界名鑑 昭和13年版』シ34頁
参考文献
[編集]- 『日本官界名鑑 昭和13年版』(日本官界情報社,1937)シ34頁
- 『人事興信録』(人事興信所,1931)シ120頁
- 『石川県史 現代篇 第3』(石川県,1964)
- 『日本人名大事典 現代』(平凡社,1979)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 中井 教授,山本 教授,武藤 教授の紹介 ならびに駿河台時代 - 明治大学理工学部電子通信工学科情報伝送研究室 (神保の写真がある)
- 洛友会々報52号(5-6頁に、堀岡正家「故明大常務理事神保成吉博士を憶う」を掲載)