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神奈川臨海鉄道千鳥線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
千鳥線を走行する貨物列車(2008年11月)

千鳥線(ちどりせん)は、神奈川県川崎市川崎区川崎貨物駅から千鳥町駅に至る神奈川臨海鉄道鉄道路線である。

路線データ

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概要

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東船溜踏切から見る「東線分岐」(2022年5月29日撮影)

川崎区臨海部の埋立地である千鳥町を反時計回りに半周する形で走る貨物線である。

日本貨物鉄道(JR貨物)の川崎貨物駅を出て、千鳥運河を渡るとすぐに分岐点(通称:東線分岐)がある。この分岐を西に向かうものが川崎市営埠頭に至る本線で、南下するものは「千鳥東線」と呼ばれる。

東線分岐より川崎市営埠頭方面には「千鳥町西群線」と呼ばれる小規模な操車場が存在する。以南は川崎市営埠頭で、埠頭にある線路の終端が千鳥町駅の中心(川崎貨物駅から4.2km地点)となっている。かつて本線から分岐していた周辺の専用線には廃線区間も多い。

現在、千鳥東線は昭和電工向けのEDTAタンクコンテナ輸送が1日1便設定されている[2]のみである。千鳥東線の終端は2008年5月1日付で昭和電工専用線分岐の先約50mの地点に移設されている。

運行形態

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2012年3月17日改正時点で1日4往復の貨物列車が設定されている[3]。4往復の定期列車のうち3往復は西群線脇の側線で荷役される化成品の発送と返送である。東線への列車はこの西群線への運用に組み入れられており、18時台の下りの最終単機便が東線への空のタンクコンテナを昭和電工川崎事業所へ返送したのち、西群線へ移動して発送待ちのタンクコンテナを発送する。翌日、朝一番7時台に西群線に空のタンクコンテナを返送をしたのち、単機で東線に移動して昭和電工川崎事業所のタンクコンテナを発送する形態を取る。そのため、日中の時間帯に昭和電工川崎事業所の専用線で列車を見ることはない。残りの1往復は千鳥町の埠頭を発着する甲種車両輸送列車で、必要時のみに運転される。

歴史

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駅一覧

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川崎貨物駅 - 千鳥町駅

接続路線

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脚注

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  1. ^ 国土交通省鉄道局監修『鉄道要覧』平成18年度版、電気車研究会・鉄道図書刊行会、p.120
  2. ^ 『MONTHLYかもつ』2010年1月号、鉄道貨物協会
  3. ^ 2006年8月9日をもって千鳥町駅を発着する定期の貨物輸送は終了したが、2008年1月に再開された。

関連項目

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