神居古潭駅
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神居古潭駅 | |
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旧神居古潭駅 | |
かむいこたん Kamuikotan | |
◄納内 (5.8 km) (8.9 km) 伊納► | |
所在地 | 北海道旭川市神居古潭 |
所属事業者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
所属路線 | 函館本線 |
キロ程 | 406.1 km(函館起点) |
電報略号 | コタ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1901年(明治34年)12月5日[1] |
廃止年月日 | 1969年(昭和44年)10月1日[2] |
備考 | 旭川 - 滝川間の電化・複線化に伴い廃駅 |
神居古潭駅(かむいこたんえき)は、かつて北海道旭川市神居古潭にあった日本国有鉄道(国鉄)函館本線の駅[2]。事務管理コードは▲120105[3]。
1969年(昭和44年)10月1日、旭川駅 - 滝川駅間の電化・複線化に伴う神居トンネル新設等の線路付け替えにより、旧線上にあった当駅は廃駅となった[2]。
歴史
[編集]- 1901年(明治34年)12月5日 - 北海道官設鉄道の簡易停車場として開業[1]。
- 1905年(明治38年)
- 4月1日 - 官設鉄道(鉄道作業局)に移管[1]。
- 月日不明 - 停車場に昇格。
- 1911年(明治44年)7月1日 - 一般貨物取扱い開始[官報 1]。一般駅。
- 1932年(昭和7年)11月4日 - 当駅付近で岩盤が崩落、走行中の蒸気機関車がこれに衝突し、石狩川に転落。機関士ら2名が殉職[4]。
- 1960年(昭和35年)9月15日 - 貨物取扱い廃止[1]。
- 1969年(昭和44年)10月1日 - 同日のダイヤ改正にて函館本線滝川駅 - 旭川駅間電化・複線化。それに伴い納内駅 - 近文駅間旧線の営業を前日限りで終了し、当駅は廃止[2]。
- 1970年(昭和45年)
- 8月14日 - 廃線跡に旭川サイクリングロードの敷設工事着手。
- 11月10日 - 旭川サイクリングロードの敷設工事完了。
駅構造
[編集]旧駅舎は1989年(平成元年)に復元され、サイクリングロードの休憩所として利用されている。1991年(平成3年)には旭川市の指定文化財(有形文化財/建造物)となっている。
駅構内には蒸気機関車3両 (29638、D51 6、C57 201) が静態保存されている。C57 201 はC57形のラストナンバー機である。
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復元された駅舎全景(2019年7月)
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29638
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D51 6
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C57 201
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駅名標
駅周辺
[編集]線路跡は旭川サイクリングロードに転用されたが、落石等の危険があるとして、旧伊納駅付近の「伊納ゲート」から本駅近辺の「神居古潭ゲート」までの間は長期通行止めとなっている[7]。
- 石狩川
- 神居岩
- 旧・旭川市神居古潭小中学校(廃校)
アクセス
[編集]札幌・深川方面からは、国道12号の神居古潭トンネル直前の交差点で左側の旧国道に左折。商店付近にある釣り橋(神居大橋)を渡った石狩川の対岸にある。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、822頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b c d “蒸気機関車と同じ運命 電化で姿消す神居古潭駅”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1969年9月22日)
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、216頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ 旭川新聞、1932年11月6日付
- ^ 鈴木和也・美藤恭久 (11 1968). “膨張性土質におけるトンネル掘削” (PDF). JREA (日本鉄道技術協会) 11 (11): pp.14-20. ISSN 0447-2322 .
- ^ 旭川市史編集委員会 編『旭川市史』 5巻、旭川市、1972年、243頁。doi:10.11501/2992385 。2022年6月12日閲覧。
- ^ 旭川サイクリングロードについて - 旭川市
官報
[編集]- ^ 鐵道院告示第四十五號(『官報』第八千四百三號、明治44年6月27日、印刷局)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 旭川市の指定文化財/旧神居古潭駅舎(旭川市)
- 建築・アラカルトⅡ/旭川市内の文化財等/旧神居古潭駅舎(旭川市)
- 旭川市博物科学館収蔵物/旭川新聞記事(旭川市)
- 北海道立図書館 北方資料デジタルライブラリー 神居古潭風景絵葉書より(8ページ目を手動選択してください。) 神居古潭駅と混合列車。撮影時期不明。