神戸電鉄神戸高速線
神戸高速線 | |||
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新開地駅の神戸電鉄神戸高速線ホームに 停車する神戸電鉄車両 | |||
基本情報 | |||
国 | 日本 | ||
所在地 | 兵庫県神戸市兵庫区 | ||
起点 | 新開地駅 | ||
終点 | 湊川駅 | ||
駅数 | 2駅 | ||
路線記号 | KB | ||
開業 | 1968年4月7日 | ||
所有者 | 神戸高速鉄道(第3種鉄道事業者) | ||
運営者 | 神戸電鉄(第2種鉄道事業者) | ||
使用車両 | 神戸電鉄#車両を参照 | ||
路線諸元 | |||
路線距離 | 0.4 km | ||
軌間 | 1,067 mm (狭軌) | ||
線路数 | 複線 | ||
電化方式 | 直流1,500 V 架空電車線方式 | ||
保安装置 | 神鉄型ATS | ||
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神戸高速線(こうべこうそくせん)は、兵庫県神戸市兵庫区の新開地駅から湊川駅に至る神戸電鉄の鉄道路線である。駅ナンバリングで使われる路線記号はKB。全区間にわたり神戸高速鉄道が第三種鉄道事業者となっており、神戸電鉄が第二種鉄道事業者として列車を運行している。神戸高速鉄道としての路線名は南北線であり、2010年9月30日まではこの名前で営業されていた。なお、神戸国際港都建設法及び都市計画法等に基づく都市高速鉄道としての名称は「都市高速鉄道4号湊川線」である。
概要
[編集]停車場・施設・接続路線 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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有馬線のターミナル駅となっていながら他線と連絡していなかった湊川駅と、直結構想があった阪神・阪急・山陽電気鉄道の各線を接続するために神戸高速鉄道により建設された路線[1]である。
全線が地下線となっているが、元々は高架線で国鉄(当時)神戸駅に接続する計画であり[2](地図を見ると、湊川公園の東側から神戸駅まで「し」の字型に伸びる道路があり、当初計画されていた南北線のルートとほぼ一致する。神戸駅から三ノ宮駅方面へ乗り入れる構想もあったとされる)、1949年には神戸電鉄がこの区間の免許を取得していた[1]。しかし、高架線で都心部を分断する計画となっていたことに加え、地下線に変更した場合に神戸駅まで接続するのが技術的に困難であることから、最終的に新開地駅で各線と接続する形態へと改められた。免許取得から1968年の開業まで20年近い期間を要したのはこれが一つの原因とされている[2]。
当路線は、ケーブルカーなどを除いた普通鉄道としては日本一営業キロの短い鉄道路線である[3]。
路線データ
[編集]- 管轄(事業種別):神戸電鉄(第二種鉄道事業者)・神戸高速鉄道(第三種鉄道事業者)
- 路線距離(営業キロ):0.4 km[4]
- 軌間:1,067 mm[4]
- 駅数:2駅(起終点駅含む)[4]
- 複線区間:全線
- 電化区間:全線電化(直流1,500 V)
- IC乗車カード対応区間:
- PiTaPaエリア:全線
神戸高速鉄道は第三種鉄道事業者として南北線を保有し、神戸電鉄が第二種鉄道事業者として列車を運行している。
運行形態
[編集]すべての列車が有馬線や粟生線と一体的に運行されている。阪神・阪急の神戸高速線(神戸高速鉄道東西線)とは軌間が異なり直通運転はできない。
歴史
[編集]- 1949年(昭和24年):神戸電鉄が神戸 - 湊川間の免許を取得[1]。
- 1965年(昭和40年):神戸電鉄の免許を神戸高速鉄道が譲受[2]。
- 1968年(昭和43年)4月7日:神戸高速鉄道南北線として新開地 - 湊川間が開業。神戸電鉄が乗り入れ開始[5]。
- 1988年(昭和63年)4月1日:神戸電鉄が鉄道事業法に基づく第二種鉄道事業免許を取得、同社の「神戸高速線」となる[6]。
- 神戸高速鉄道は第三種鉄道事業者となるが、運転業務と施設管理業務を神戸高速鉄道が神鉄から受託し、運賃制度が据え置かれた上で、委託契約により神戸高速鉄道が神戸高速線の運賃相当額を得る形となったため、実質的な運行形態は地方鉄道法時代と変わらなかった(「神戸高速鉄道#鉄道事業法の施行に伴う運営形態の変更」参照)。
- 1995年(平成7年)1月17日:阪神・淡路大震災で被災。同年6月22日復旧[7]。
- 2010年(平成22年)10月1日:運営体制が変更され、神戸高速鉄道に委託されていた駅や施設の管理を神戸電鉄が引き継ぐ(駅業務は阪神神戸高速線構内と一体的に阪急レールウェイサービス〈後に阪神電気鉄道〉に委託)。
駅一覧
[編集]- 駅番号は2014年4月1日に導入[8]。
- 全駅兵庫県神戸市兵庫区内に所在。
- 全列車神戸電鉄有馬線に直通運転。
- 当線内では全列車が各駅に停車する。列車種別および湊川以北の停車駅については「神戸電鉄有馬線」を参照のこと。
駅番号 | 駅名 | 営業キロ | 接続路線 |
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KB01 | 新開地駅 | 0.0 | 阪神電気鉄道: 神戸高速線(HS 36) 阪急電鉄: 神戸高速線(HS 36) |
KB02 | 湊川駅 | 0.4 | 神戸電鉄: 有馬線(直通) 神戸市営地下鉄: 西神・山手線(湊川公園駅)(S06) |
脚注
[編集]- ^ a b c 正司 2005, p. 16.
- ^ a b c 正司 2005, p. 17.
- ^ “日本で一番短い鉄道路線、所要時間わずか1分 その意味は?”. 乗りものニュース (2016年10月5日). 2023年11月18日閲覧。
- ^ a b c 曽根 2011, p. 3.
- ^ 曽根 2011, p. 12.
- ^ 曽根 2011, p. 13.
- ^ 「阪神大震災から1年」『鉄道ジャーナル』第30巻第4号、鉄道ジャーナル社、1996年4月、86-88頁。
- ^ 『〜すべてのお客さまに、より分かりやすいご案内を〜 全駅に駅ナンバリングを導入します』(PDF)(プレスリリース)神戸電鉄、2014年3月3日。オリジナルの2014年3月3日時点におけるアーカイブ 。
参考文献
[編集]- 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 14号 神戸電鉄・能勢電鉄・北条鉄道・北近畿タンゴ鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年6月19日。全国書誌番号:21939503。
- 正司健一「日本的都市鉄道整備の一手法:神戸高速鉄道のケース」『關西大學商學論集』第50巻第3-4号、關西大學商學會、2005年10月25日、13-25頁、ISSN 0451-3401、NAID 110003495488。