神永学
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誕生 |
1974年8月3日 山梨県南巨摩郡増穂町(現富士川町) |
---|---|
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 日本映画学校(現日本映画大学) |
活動期間 | 2004年 - |
ジャンル | ミステリー、時代、SF |
代表作 | 心霊探偵八雲 |
デビュー作 | 心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている |
公式サイト | 神永学オフィシャルサイト |
1974年[1]8月3日 -)は、日本の小説家。山梨県出身[1]。
(かみなが まなぶ、自費出版した『赤い隻眼』が話題を呼び、2004年10月『心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている』(『赤い隻眼』の改題)でプロデビュー[1]。日本推理作家協会会員。代表作である『心霊探偵八雲』シリーズは、累計700万部を超え、舞台化、アニメ化などされている。また、全著作累計は1,000万部を突破。
経歴
[編集]- 山梨県南巨摩郡増穂町(現富士川町)出身。
- 山梨県立白根高等学校を卒業後、映画監督を目指し日本映画学校(現日本映画大学)に入学。野木亜紀子は同期である。
- 映画学校卒業後、制作進行として働き始めるが、家庭の事情で断念。一般企業の人事総務担当として勤務を始める。この頃から、小説の執筆を始める。
- 仕事の合間に書いた小説を、様々な賞に応募するが受賞に至らなかった。
- 記念のつもりで『赤い隻眼』を自費出版するが、これが編集者の目に留まり、2004年10月、同作を大幅改稿した『心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている』でプロデビュー。同年、執筆活動に専念するため、会社を退職。
執筆作品
[編集]小説・物語
[編集]ー「心霊探偵八雲」シリーズー
[編集]→「心霊探偵 八雲」を参照
- 「心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている」(2004年10月 文芸社 / 2008年3月 角川文庫)
- 「心霊探偵八雲2 魂をつなぐもの」(2005年3月 文芸社 / 2008年6月 角川文庫)
- 「心霊探偵八雲3 闇の先にある光」(2005年7月 文芸社 / 2008年9月 角川文庫)
- 「心霊探偵八雲4 守るべき想い」(2005年11月 文芸社 / 2009年2月 角川文庫)
- 「心霊探偵八雲5 つながる想い」(2006年3月 文芸社 / 2009年6月 角川文庫)
- 「心霊探偵八雲 SECRET FILES 絆」(2007年6月 文芸社 / 2009年10月 角川文庫)
- 「心霊探偵八雲6 失意の果てに」(2006年12月 文芸社 / 2010年9月 角川文庫)
- 「心霊探偵八雲7 魂の行方」(2008年2月 文芸社 / 2011年10月 角川文庫)
- 「心霊探偵八雲8 失われた魂」(2009年8月 文芸社 / 2012年8月 角川文庫)
- 「心霊探偵八雲9 救いの魂」(2012年3月 角川書店 / 2014年12月 角川文庫)
- 「心霊探偵八雲10 魂の道標」(2017年3月 KADOKAWA / 2019年3月 角川文庫)
- 「心霊探偵八雲11 魂の代償」(2019年3月 KADOKAWA / 2021年10月角川文庫)
- 「心霊探偵八雲12 魂の深淵」(2020年6月 KADOKAWA / 2022年5月角川文庫)
「心霊探偵八雲 ANOTHER FILES」シリーズ
[編集]- 「心霊探偵八雲 ANOTHER FILES いつわりの樹」(2013年7月 角川文庫)
- 「心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 祈りの柩」(2014年6月 角川文庫)
- 「心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 裁きの塔」(2015年9月 角川文庫)
- 「心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 亡霊の願い」(2017年2月 角川文庫)
- 「心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 嘆きの人形」(2018年7月 角川文庫)
- 「心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 沈黙の予言」(2020年3月 角川文庫)
「心霊探偵八雲 INITIAL FILE」シリーズ
[編集]- 「心霊探偵八雲 INITIAL FILE 魂の素数」(2021年12月 講談社/2023年11月講談社文庫)
- 「心霊探偵八雲 INITIAL FILE 魂の素数 特装版」(2021年12月 講談社)
- 「心霊探偵八雲 INITIAL FILE 幽霊の定理」(2022年11月/2024年3月講談社文庫)
「心霊探偵八雲」単作品
[編集]- 「青の呪い 心霊探偵八雲」(2021年12月 講談社文庫)
- 「心霊探偵八雲 Short Stories」(2019年11月 電子配信 /2022年2月 角川文庫)
- 「心霊探偵八雲 いつわりの樹 ILLUSTRATED EDITION」(2013年7月 角川書店/2022年11月角川文庫)
ー「天命探偵」シリーズー
[編集]→「天命探偵 真田省吾」を参照
第1シリーズ 天命探偵 真田省吾
[編集]- 「タイム・ラッシュ―天命探偵 真田省吾―」(2008年3月 新潮社 / 2010年8月 新潮文庫)
- 「スナイパーズ・アイ―天命探偵 真田省吾2―」(2009年4月 新潮社 / 2011年7月 新潮文庫)
- 「ファントム・ペイン―天命探偵 真田省吾3―」(2010年2月 新潮社 / 2012年7月 新潮文庫)
- 「フラッシュ・ポイント―天命探偵 真田省吾4―」(2011年6月 新潮社 / 2013年6月 新潮文庫)
第2シリーズ 天命探偵 Next Gear
[編集]- 「クロノス 天命探偵 Next Gear」(2013年11月 新潮社 / 2015年10月 新潮文庫)
- 「アレス 天命探偵 Next Gear 」(2015年11月 新潮社 / 2017年11月 新潮文庫)
- 「アトラス 天命探偵 Next Gear」(2018年11月 新潮社 / 2021年2月 新潮文庫)
ー「怪盗探偵山猫」シリーズー
[編集]→「怪盗探偵 山猫」を参照
- 「山猫」(2006年8月 文芸社)
- 【改題】「怪盗探偵山猫」(2010年2月 角川文庫 / 2016年1月 角川つばさ文庫)
- 「怪盗探偵山猫 虚像のウロボロス」(2013年3月 角川書店 / 2014年10月 角川文庫 / 2016年3月 角川つばさ文庫)
- 「怪盗探偵山猫 鼠たちの宴」(2013年3月 角川書店 / 2015年7月 角川文庫 / 2016年4月 角川つばさ文庫)
- 「怪盗探偵山猫 黒羊の挽歌」(2016年2月 角川文庫)
- 「怪盗探偵山猫 月下の三猿」(2016年9月 KADOKAWA/ 2018年10月 角川文庫 / 2019年6月 角川つばさ文庫 )
- 「怪盗探偵山猫 深紅の虎」(2019年9月 KADOKAWA / 2021年6月 角川文庫/2023年2月 角川つばさ文庫)
ー「浮雲心霊奇譚」シリーズー
[編集]浮雲心霊奇譚第1シリーズ
[編集]- 「浮雲心霊奇譚 赤眼の理」(2014年11月 集英社 / 2017年4月 集英社文庫)
- 「浮雲心霊奇譚 妖刀の理」(2016年1月 集英社 / 2018年2月 集英社文庫)
- 「浮雲心霊奇譚 菩薩の理」(2017年2月 集英社 / 2019年2月 集英社文庫)
- 「浮雲心霊奇譚 白蛇の理」(2018年2月 集英社 / 2020年2月 集英社文庫)
- 「浮雲心霊奇譚 呪術師の宴」(2019年2月 集英社 / 2021年4月 集英社文庫)
- 「浮雲心霊奇譚 血縁の理」(2020年2月 集英社 / 2022年3月 集英社文庫)
浮雲心霊奇譚第2シリーズ
[編集]- 「火車の残花 浮雲心霊奇譚」(2021年5月 集英社 / 2023年7月集英社文庫)
- 「月下の黒龍 浮雲心霊奇譚」(2023年2月 集英社)
ー「確率捜査官 御子柴岳人」シリーズー
[編集]- 「確率捜査官 御子柴岳人 密室のゲーム」(2011年8月 角川書店 / 2014年1月 角川文庫)
- 「確率捜査官 御子柴岳人 ゲームマスター」(2015年9月 KADOKAWA / 2017年6月 角川文庫)
- 「確率捜査官 御子柴岳人 ファイヤーゲーム」(2018年3月 KADOKAWA / 2019年11月 角川文庫)
ー「悪魔と呼ばれた男」シリーズー
[編集]- 「悪魔と呼ばれた男」(2018年9月 講談社 / 2020年11月 講談社文庫)
- 「悪魔を殺した男」(2020年11月 講談社/ 2022年9月 講談社文庫)
- 「悪魔の審判」(2024年2月 講談社)
ー「革命のリベリオン」シリーズー
[編集]- 「革命のリベリオン 第I部 いつわりの世界」(2014年8月 新潮文庫nex)
- 「革命のリベリオン 第II部 叛逆の狼煙」(2015年6月 新潮文庫nex)
ー「殺生伝」シリーズー
[編集]- 「殺生伝 疾風の少年」(2013年6月 幻冬舎)
- 【改題】殺生伝〈一〉 漆黒の鼓動(2016年7月 幻冬舎文庫)
- 「殺生伝〈二〉 蒼天の闘い」(2016年7月 幻冬舎文庫)
- 「殺生伝〈三〉 封魔の鎚」(2017年12月 幻冬舎文庫)
単作品
[編集]- 「コンダクター」(2008年9月 角川書店 / 2010年6月 角川文庫)
- 「イノセントブルー 記憶の旅人」(2013年1月 集英社 / 2015年1月 集英社文庫)
- 「ガラスの城壁」(2019年6月 文藝春秋 / 2021年3月 文春文庫)
- 「ラザロの迷宮」(2023年9月 新潮社)
アンソロジー
[編集]【】内が神永学の作品
- 「本を巡る物語 小説よ、永遠に」(2015年11月 角川文庫)【真夜中の図書館】
- 「超怖い物件」(2022年9月 講談社文庫)【妹の部屋】
ファンブック
[編集]- 「心霊探偵八雲 赤い事件ファイル」(2010年6月 宝島社 / 2011年9月 宝島社文庫)
- 「心霊探偵八雲 COMPLETE FILES」(2020年6月 KADOKAWA/2022年5月角川文庫)
雑誌掲載
[編集]- パーソナル・リスク(『B-Quest』vol.3、文芸社、2006年9月 / 『yomyom』、新潮社、2012年5月〜 全5回)
- 「浮雲心霊奇譚」(『小説すばる』集英社)
- 「心霊探偵八雲 INITIALFAILE」(『小説現代』講談社)
WEB連載
[編集]・WEB文藏「オオヤツヒメ」(2023年7月 PHP研究所)
舞台
[編集]脚本
[編集]- Attic Theater 「あの日、雨は降っていた」 (2007年10月30日 - 11月4日、劇場MOMO)
- 「心霊探偵八雲 いつわりの樹」 (2008年3月6日 - 3月13日、青山円形劇場)
- 「心霊探偵八雲 魂のささやき」 (2009年6月19日 - 6月28日、紀伊國屋サザンシアター)
- 「密室のゲーム 確率捜査官御子柴岳人」(2010年7月3日 - 11日、恵比寿・エコー劇場)
- 「心霊探偵八雲 魂をつなぐもの」(2010年12月11日 - 19日、紀伊國屋サザンシアター)
- 「心霊探偵八雲 いつわりの樹」(2013年8月21日 - 28日、青山円形劇場)
- 「心霊探偵八雲 祈りの柩」(2015年2月11日 - 22日、新国立劇場 小劇場 / 2015年2月27日 - 3月1日、ABCホール)
- 「心霊探偵八雲 裁きの塔」 (2017年5月31日 - 6月11日、品川プリンスホテル クラブeX/ 2017年6月16 - 18日、大阪ビジネスパーク円形ホール)
- 「怪盗探偵山猫 the Stage 船上の狂想曲」( 2022年1月20日(木)〜30日(日)、大手町三井ホール)
主催舞台
[編集]- Attic Theater 「あの日、雨は降っていた」 (2007年10月30日 - 11月4日、劇場MOMO)
- 「心霊探偵八雲 いつわりの樹」(2008年3月6日 - 3月13日、青山円形劇場)
- 「心霊探偵八雲 魂のささやき」(2009年6月19日 - 6月28日、紀伊國屋サザンシアター)
- 「密室のゲーム 確率捜査官御子柴岳人」(2010年7月3日 - 11日、恵比寿・エコー劇場)
- 「心霊探偵八雲 魂をつなぐもの」(2010年12月11日 - 19日、紀伊國屋サザンシアター)
- 「心霊探偵八雲 いつわりの樹」(2013年8月21日 - 28日、青山円形劇場)
- 「心霊探偵八雲 祈りの柩」(2015年2月11日 - 22日、新国立劇場 小劇場 / 2015年2月27日 - 3月1日、ABCホール)
- 「心霊探偵八雲 裁きの塔」(2017年5月31日 - 6月11日、品川プリンスホテル クラブeX/ 2017年6月16 - 18日、大阪ビジネスパーク円形ホール)
DVD
[編集]- 舞台版「密室のゲーム 確率捜査官御子柴岳人」DVD(2011年1月1日発行)
- 舞台版「心霊探偵八雲 いつわりの樹」DVD(2014年1月17日発行)
- 舞台版「心霊探偵八雲 祈りの柩」DVD(2015年9月11日発行)
- 舞台版「心霊探偵八雲 裁きの塔」DVD(2017年10月31日発行)
- 舞台版「心霊探偵八雲 いつわりの樹」DVDBOOK(2008年10月20日発行、文芸社)
- 舞台版「心霊探偵八雲 魂のささやき」DVDBOOK(2010年2月15日発行、文芸社)
- 舞台版「心霊探偵八雲 魂をつなぐもの」DVDBOOK(2011年7月16日発行、文芸社)
作品提供
[編集]テレビドラマ
[編集]テレビアニメ
[編集]- 「心霊探偵八雲」(2010年10月 - 12月、NHK BS2)
漫画
[編集]- 心霊探偵八雲 〜赤い瞳は知っている〜(作画:都戸利津、白泉社、全2巻)
- 心霊探偵八雲(作画:小田すずか、ASUKA COMICS DX、角川書店、全14巻)
- コンダクター(作画:野奇夜、ASUKA COMICS DX、角川書店、全4巻)
- 確率捜査官 御子柴岳人(作画:マジコ!、ASUKA COMICS DX、角川書店、全3巻)
- クロノス 次世代犯罪情報室(作画:優月祥、ガンガンコミックス、スクウェア・エニックス、全4巻)
舞台
[編集]- 「怪盗探偵山猫 the Stage」 (2021年1月21日 - 1月31日、ヒューリックホール東京 演出/脚本 - 私オム 北村諒/赤澤燈/和田琢磨 他)
- 「怪盗探偵山猫 the Stage 船上の狂想曲」( 2022年1月20日 - 30日、大手町三井ホール 演出/脚本 - 私オム 北村諒/鈴木勝吾/定本楓馬 他)
朗読劇
[編集]- 「確率捜査官 御子柴岳人」(2022年8月7日、ところざわサクラタウン ジャパンパビリオンホールA)
- アクション朗読劇「怪盗探偵山猫~黒羊の挽歌~」(2023年1月14日-15日、ニッショーホール 北村諒)
歌劇
[編集]- 『特殊ミステリー歌劇「心霊探偵八雲」-思考のバイアス-』(2023年3月2日-21日、Theater Mixa(シアターミクサ) 脚本・演出 三浦香 後藤大/笹森裕貴/永田聖一朗/立花裕大)
- 『特殊ミステリー歌劇「心霊探偵八雲」-呪いの解法-』(2024年2月21日-3月3日、品川プリンスホテル クラブeX 脚本・演出 三浦香 後藤大/笹森裕貴/永田聖一朗 他 )
その他
[編集]「本との新しい出会い、はじまる。BOOK MEETS NEXT」(BOOK MEETS NEXT実行委員会/出版文化産業振興財団) オープニングイベント講演 アンバサダー就任[3]
脚注
[編集]- ^ a b c 『小説すばる』2017年8月号. 集英社. pp. 557.
- ^ “亀梨和也 天才怪盗に!連ドラで“山猫”役 ド派手アクションも”. スポニチ アネックス (2015年11月16日). 2015年11月16日閲覧。
- ^ “「本との新しい出会い、はじまる。BOOK MEETS NEXT」オープニングイベント開催!川上未映子さん、神永学さんが講演”. ほんのひきだし. 2023年12月11日閲覧。