コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

神永学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
神永かみなが まなぶ
誕生 1974年8月3日
山梨県南巨摩郡増穂町(現富士川町
職業 小説家
言語 日本語
国籍 日本
最終学歴 日本映画学校(現日本映画大学
活動期間 2004年 -
ジャンル ミステリー時代SF
代表作 心霊探偵八雲
デビュー作 心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている
公式サイト 神永学オフィシャルサイト
テンプレートを表示

(かみなが まなぶ、1974年[1]8月3日 -)は、日本小説家山梨県出身[1]

自費出版した『赤い隻眼』が話題を呼び、2004年10月『心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている』(『赤い隻眼』の改題)でプロデビュー[1]日本推理作家協会会員。代表作である『心霊探偵八雲』シリーズは、累計700万部を超え、舞台化、アニメ化などされている。また、全著作累計は1,000万部を突破。

経歴

[編集]
  • 山梨県南巨摩郡増穂町(現富士川町)出身。
  • 山梨県立白根高等学校を卒業後、映画監督を目指し日本映画学校(現日本映画大学)に入学。野木亜紀子は同期である。
  • 映画学校卒業後、制作進行として働き始めるが、家庭の事情で断念。一般企業の人事総務担当として勤務を始める。この頃から、小説の執筆を始める。
  • 仕事の合間に書いた小説を、様々な賞に応募するが受賞に至らなかった。
  • 記念のつもりで『赤い隻眼』を自費出版するが、これが編集者の目に留まり、2004年10月、同作を大幅改稿した『心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている』でプロデビュー。同年、執筆活動に専念するため、会社を退職。


執筆作品

[編集]

小説・物語

[編集]

ー「心霊探偵八雲」シリーズー

[編集]
  • 「心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている」(2004年10月 文芸社 / 2008年3月 角川文庫
  • 「心霊探偵八雲2 魂をつなぐもの」(2005年3月 文芸社 / 2008年6月 角川文庫)
  • 「心霊探偵八雲3 闇の先にある光」(2005年7月 文芸社 / 2008年9月 角川文庫)
  • 「心霊探偵八雲4 守るべき想い」(2005年11月 文芸社 / 2009年2月 角川文庫)
  • 「心霊探偵八雲5 つながる想い」(2006年3月 文芸社 / 2009年6月 角川文庫)
  • 「心霊探偵八雲 SECRET FILES 絆」(2007年6月 文芸社 / 2009年10月 角川文庫)
  • 「心霊探偵八雲6 失意の果てに」(2006年12月 文芸社 / 2010年9月 角川文庫)
  • 「心霊探偵八雲7 魂の行方」(2008年2月 文芸社 / 2011年10月 角川文庫)
  • 「心霊探偵八雲8 失われた魂」(2009年8月 文芸社 / 2012年8月 角川文庫)
  • 「心霊探偵八雲9 救いの魂」(2012年3月 角川書店 / 2014年12月 角川文庫)
  • 「心霊探偵八雲10 魂の道標」(2017年3月 KADOKAWA / 2019年3月 角川文庫)
  • 「心霊探偵八雲11 魂の代償」(2019年3月 KADOKAWA / 2021年10月角川文庫)
  • 「心霊探偵八雲12 魂の深淵」(2020年6月 KADOKAWA / 2022年5月角川文庫)

「心霊探偵八雲 ANOTHER FILES」シリーズ

[編集]
  • 「心霊探偵八雲 ANOTHER FILES いつわりの樹」(2013年7月 角川文庫)
  • 「心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 祈りの柩」(2014年6月 角川文庫)
  • 「心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 裁きの塔」(2015年9月 角川文庫)
  • 「心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 亡霊の願い」(2017年2月 角川文庫)
  • 「心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 嘆きの人形」(2018年7月 角川文庫)
  • 「心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 沈黙の予言」(2020年3月 角川文庫)

「心霊探偵八雲 INITIAL FILE」シリーズ

[編集]
  • 「心霊探偵八雲 INITIAL FILE 魂の素数」(2021年12月 講談社/2023年11月講談社文庫)
  • 「心霊探偵八雲 INITIAL FILE 魂の素数 特装版」(2021年12月 講談社)
  • 「心霊探偵八雲 INITIAL FILE 幽霊の定理」(2022年11月/2024年3月講談社文庫)

「心霊探偵八雲」単作品

[編集]
  • 「青の呪い 心霊探偵八雲」(2021年12月 講談社文庫
  • 「心霊探偵八雲 Short Stories」(2019年11月 電子配信 /2022年2月 角川文庫)
  • 「心霊探偵八雲 いつわりの樹 ILLUSTRATED EDITION」(2013年7月 角川書店/2022年11月角川文庫)

ー「天命探偵」シリーズー

[編集]

第1シリーズ 天命探偵 真田省吾

[編集]
  • 「タイム・ラッシュ―天命探偵 真田省吾―」(2008年3月 新潮社 / 2010年8月 新潮文庫
  • 「スナイパーズ・アイ―天命探偵 真田省吾2―」(2009年4月 新潮社 / 2011年7月 新潮文庫)
  • 「ファントム・ペイン―天命探偵 真田省吾3―」(2010年2月 新潮社 / 2012年7月 新潮文庫)
  • 「フラッシュ・ポイント―天命探偵 真田省吾4―」(2011年6月 新潮社 / 2013年6月 新潮文庫)

第2シリーズ 天命探偵 Next Gear

[編集]
  • 「クロノス 天命探偵 Next Gear」(2013年11月 新潮社 / 2015年10月 新潮文庫)
  • 「アレス 天命探偵 Next Gear 」(2015年11月 新潮社 / 2017年11月 新潮文庫)
  • 「アトラス 天命探偵 Next Gear」(2018年11月 新潮社 / 2021年2月 新潮文庫)

ー「怪盗探偵山猫」シリーズー

[編集]
  • 「山猫」(2006年8月 文芸社)
  • 【改題】「怪盗探偵山猫」(2010年2月 角川文庫 / 2016年1月 角川つばさ文庫
  • 「怪盗探偵山猫 虚像のウロボロス」(2013年3月 角川書店 / 2014年10月 角川文庫 / 2016年3月 角川つばさ文庫)
  • 「怪盗探偵山猫 鼠たちの宴」(2013年3月 角川書店 / 2015年7月 角川文庫 / 2016年4月 角川つばさ文庫)
  • 「怪盗探偵山猫 黒羊の挽歌」(2016年2月 角川文庫)
  • 「怪盗探偵山猫 月下の三猿」(2016年9月 KADOKAWA/ 2018年10月 角川文庫 / 2019年6月 角川つばさ文庫 )
  • 「怪盗探偵山猫 深紅の虎」(2019年9月 KADOKAWA / 2021年6月 角川文庫/2023年2月 角川つばさ文庫)

ー「浮雲心霊奇譚」シリーズー

[編集]

浮雲心霊奇譚第1シリーズ

[編集]
  • 「浮雲心霊奇譚 赤眼の理」(2014年11月 集英社 / 2017年4月 集英社文庫
  • 「浮雲心霊奇譚 妖刀の理」(2016年1月 集英社 / 2018年2月 集英社文庫)
  • 「浮雲心霊奇譚 菩薩の理」(2017年2月 集英社 / 2019年2月 集英社文庫)
  • 「浮雲心霊奇譚 白蛇の理」(2018年2月 集英社 / 2020年2月 集英社文庫)
  • 「浮雲心霊奇譚 呪術師の宴」(2019年2月 集英社 / 2021年4月 集英社文庫)
  • 「浮雲心霊奇譚 血縁の理」(2020年2月 集英社 / 2022年3月 集英社文庫)

浮雲心霊奇譚第2シリーズ

[編集]
  • 「火車の残花 浮雲心霊奇譚」(2021年5月 集英社 / 2023年7月集英社文庫)
  • 「月下の黒龍 浮雲心霊奇譚」(2023年2月 集英社)

ー「確率捜査官 御子柴岳人」シリーズー

[編集]
  • 「確率捜査官 御子柴岳人 密室のゲーム」(2011年8月 角川書店 / 2014年1月 角川文庫)
  • 「確率捜査官 御子柴岳人 ゲームマスター」(2015年9月 KADOKAWA / 2017年6月 角川文庫)
  • 「確率捜査官 御子柴岳人 ファイヤーゲーム」(2018年3月 KADOKAWA / 2019年11月 角川文庫)

ー「悪魔と呼ばれた男」シリーズー

[編集]
  • 「悪魔と呼ばれた男」(2018年9月 講談社 / 2020年11月 講談社文庫
  • 「悪魔を殺した男」(2020年11月 講談社/ 2022年9月 講談社文庫)
  • 「悪魔の審判」(2024年2月 講談社)

ー「革命のリベリオン」シリーズー

[編集]
  • 「革命のリベリオン 第I部 いつわりの世界」(2014年8月 新潮文庫nex
  • 「革命のリベリオン 第II部 叛逆の狼煙」(2015年6月 新潮文庫nex)

ー「殺生伝」シリーズー

[編集]
  • 「殺生伝 疾風の少年」(2013年6月 幻冬舎
  • 【改題】殺生伝〈一〉 漆黒の鼓動(2016年7月 幻冬舎文庫
  • 「殺生伝〈二〉 蒼天の闘い」(2016年7月 幻冬舎文庫)
  • 「殺生伝〈三〉 封魔の鎚」(2017年12月 幻冬舎文庫)

単作品

[編集]
  • 「コンダクター」(2008年9月 角川書店 / 2010年6月 角川文庫)
  • 「イノセントブルー 記憶の旅人」(2013年1月 集英社 / 2015年1月 集英社文庫)
  • 「ガラスの城壁」(2019年6月 文藝春秋 / 2021年3月 文春文庫
  • 「ラザロの迷宮」(2023年9月 新潮社

アンソロジー

[編集]

【】内が神永学の作品

  • 「本を巡る物語 小説よ、永遠に」(2015年11月 角川文庫)【真夜中の図書館】
  • 「超怖い物件」(2022年9月 講談社文庫)【妹の部屋】

ファンブック

[編集]
  • 「心霊探偵八雲 赤い事件ファイル」(2010年6月 宝島社 / 2011年9月 宝島社文庫
  • 「心霊探偵八雲 COMPLETE FILES」(2020年6月 KADOKAWA/2022年5月角川文庫)

雑誌掲載

[編集]
  • パーソナル・リスク(『B-Quest』vol.3、文芸社、2006年9月 / 『yomyom』、新潮社、2012年5月〜 全5回)
  • 「浮雲心霊奇譚」(『小説すばる』集英社)
  • 「心霊探偵八雲 INITIALFAILE」(『小説現代』講談社)

WEB連載

[編集]

・WEB文藏「オオヤツヒメ」(2023年7月 PHP研究所

舞台

[編集]

脚本

[編集]
  •  Attic Theater 「あの日、雨は降っていた」 (2007年10月30日 - 11月4日、劇場MOMO)
  • 「心霊探偵八雲 いつわりの樹」 (2008年3月6日 - 3月13日、青山円形劇場)
  • 「心霊探偵八雲 魂のささやき」 (2009年6月19日 - 6月28日、紀伊國屋サザンシアター
  • 「密室のゲーム 確率捜査官御子柴岳人」(2010年7月3日 - 11日、恵比寿・エコー劇場
  • 「心霊探偵八雲 魂をつなぐもの」(2010年12月11日 - 19日、紀伊國屋サザンシアター)
  • 「心霊探偵八雲 いつわりの樹」(2013年8月21日 - 28日、青山円形劇場)
  • 「心霊探偵八雲 祈りの柩」(2015年2月11日 - 22日、新国立劇場 小劇場 / 2015年2月27日 - 3月1日、ABCホール)
  • 「心霊探偵八雲 裁きの塔」 (2017年5月31日 - 6月11日、品川プリンスホテル クラブeX/ 2017年6月16 - 18日、大阪ビジネスパーク円形ホール)
  • 怪盗探偵山猫 the Stage 船上の狂想曲」( 2022年1月20日(木)〜30日(日)、大手町三井ホール)

主催舞台

[編集]
  • Attic Theater 「あの日、雨は降っていた」 (2007年10月30日 - 11月4日、劇場MOMO)
  • 「心霊探偵八雲 いつわりの樹」(2008年3月6日 - 3月13日、青山円形劇場)
  • 「心霊探偵八雲 魂のささやき」(2009年6月19日 - 6月28日、紀伊國屋サザンシアター)
  • 「密室のゲーム 確率捜査官御子柴岳人」(2010年7月3日 - 11日、恵比寿・エコー劇場)
  • 「心霊探偵八雲 魂をつなぐもの」(2010年12月11日 - 19日、紀伊國屋サザンシアター)
  • 「心霊探偵八雲 いつわりの樹」(2013年8月21日 - 28日、青山円形劇場)
  • 「心霊探偵八雲 祈りの柩」(2015年2月11日 - 22日、新国立劇場 小劇場 / 2015年2月27日 - 3月1日、ABCホール)
  • 「心霊探偵八雲 裁きの塔」(2017年5月31日 - 6月11日、品川プリンスホテル クラブeX/ 2017年6月16 - 18日、大阪ビジネスパーク円形ホール)

DVD

[編集]
  • 舞台版「密室のゲーム 確率捜査官御子柴岳人」DVD(2011年1月1日発行)
  • 舞台版「心霊探偵八雲 いつわりの樹」DVD(2014年1月17日発行)
  • 舞台版「心霊探偵八雲 祈りの柩」DVD(2015年9月11日発行)
  • 舞台版「心霊探偵八雲 裁きの塔」DVD(2017年10月31日発行)
  • 舞台版「心霊探偵八雲 いつわりの樹」DVDBOOK(2008年10月20日発行、文芸社)
  • 舞台版「心霊探偵八雲 魂のささやき」DVDBOOK(2010年2月15日発行、文芸社)
  • 舞台版「心霊探偵八雲 魂をつなぐもの」DVDBOOK(2011年7月16日発行、文芸社)

作品提供

[編集]

テレビドラマ

[編集]

テレビアニメ

[編集]
  • 「心霊探偵八雲」(2010年10月 - 12月、NHK BS2

漫画

[編集]

舞台

[編集]

朗読劇

[編集]

歌劇

[編集]

その他

[編集]

本との新しい出会い、はじまる。BOOK MEETS NEXT」(BOOK MEETS NEXT実行委員会/出版文化産業振興財団) オープニングイベント講演 アンバサダー就任[3]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c 小説すばる』2017年8月号. 集英社. pp. 557. 
  2. ^ 亀梨和也 天才怪盗に!連ドラで“山猫”役 ド派手アクションも”. スポニチ アネックス (2015年11月16日). 2015年11月16日閲覧。
  3. ^ 「本との新しい出会い、はじまる。BOOK MEETS NEXT」オープニングイベント開催!川上未映子さん、神永学さんが講演”. ほんのひきだし. 2023年12月11日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]