福島丸 (5代)
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福島丸 (5代) | |
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福島県教育委員会の練習船福島丸(5代目)、2014年に横浜港にて | |
基本情報 | |
船種 | 漁業実習船 |
船籍 | 福島県いわき市[1] |
所有者 | 福島県 |
建造所 | ヤマニシ[2] |
母港 | いわき市[2][1] |
信号符字 | JBZR [2][3][4] |
IMO番号 | 9178707 [2][3] |
MMSI番号 | 431272000 [2][3] |
経歴 | |
竣工 | 1998年[2] |
要目 | |
総トン数 | 499トン[2][5] |
全長 | 57.52m[2] 48.50m[5] |
幅 | 9.4m[2][5] |
機関方式 | ディーゼル 1,800馬力[5] |
その他 | 漁船番号FS1-700[2] |
福島丸(ふくしままる)は、福島県教育庁が所有している漁業実習船。福島県立いわき海星高等学校の実習に使用されている[6]。本項目では、1998年に建造され2017年度[6]まで使用されていた5代目を取り扱う。
概要
[編集]先代の代船として宮城県石巻市のヤマニシで建造され、1998年に竣工した[2]。
本船はマグロ延縄漁の漁業実習、航海や機関の実習を行う[6]。マグロ漁の実習はハワイ近海で行う[7]。
設計
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
特徴
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
略歴
[編集]- 1954年(昭和29年)4月1日- 初代竣工[8]
- 1964年(昭和39年)5月10日- 2代目竣工[8]
- 1974年(昭和49年)5月20日- 3代目竣工[8]
- 1985年(昭和60年)3月25日- 4代目竣工[8]
- 1998年(平成10年)3月10日- 5代目竣工[2]
- 2017年(平成29年)7月28日- 6代目進水[9]
エピソード
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
- 長期実習航海の出発や帰港は地元の風物詩[10]。
- 約1か月半の長期実習航海でマグロ等の水揚げは2014年は約19トンだった[10]。2017年は28トン[6]。
- 水揚げしたマグロなどはいわき市内のスーパーで販売された事がある[10]。
- マグロの水揚げは神奈川や静岡だけではなく、2011年からは小名浜港でも水揚げされるようになり、いわき市内のスーパーで「まぐろ祭り」と題して販売されるようになった[11]。
- 地球規模の環境観測プロジェクトであるアルゴー計画に参画した[12]。
- 長年の海上の気象を観測し通報した事を気象庁より表彰された[13]。
- 2011年7月1日に、小名浜港では東日本大震災後初めて水揚げした[14]。
- 東日本大震災の津波により大熊町からハワイ付近まで流された水上バイクを持ち主にとどけた[15]。
- 小名浜港で一般公開されたことがある[16]。
画像
[編集]-
福島県の漁業実習船 5代目福島丸、後ろ姿
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福島県の漁業実習船 5代目福島丸、船橋
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福島県の漁業実習船 5代目福島丸、前方斜め上から
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福島県の漁業実習船 5代目福島丸の煙突マーク
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福島県の漁業実習船 5代目福島丸、横から
脚注
[編集]- ^ a b 後方からの写真による
- ^ a b c d e f g h i j k l “実習船 「 福島丸 」 11/14 横浜入港”. どーるの写撃演習場(個人ブログ、学校のホームページが次世代船に置き換わってしまったので、ここしか情報が見当たりませんでした。) (2011年11月15日). 2018年1月25日閲覧。
- ^ a b c 下記MarineTraffic.comによる
- ^ “海上移動業務において使用されるアルファベット順の局の呼出符号表”. 総務省. 2018年1月25日閲覧。
- ^ a b c d “建造実績 福島丸”. ヤマニシ. 2018年1月25日閲覧。
- ^ a b c d “福島丸、第一次航海より帰港”. 福島県立いわき海星高等学校 (2017年6月27日). 2018年1月25日閲覧。
- ^ “船上生活”. 福島県立いわき海星高等学校. 2018年1月25日閲覧。
- ^ a b c d “沿革”. 福島県立いわき海星高等学校. 2018年1月25日閲覧。
- ^ “進水式の様子”. ヤマニシ (2017年7月28日). 2018年1月25日閲覧。
- ^ a b c “福島丸帰港式及びマグロの水揚げ 平成26年6月23日(月)”. いわき観光まちづくりビューロー (2014年6月23日). 2021年5月1日閲覧。
- ^ “地元まぐろ船との協業”. 山菱水産. 2021年5月1日閲覧。
- ^ “国内海洋調査一覧(2000年度)”. 日本海洋データセンター. 2021年5月1日閲覧。
- ^ “第137回気象記念日について -「気象業務はいま 2012」を刊行します-”. 気象庁 (2012年5月25日). 2018年1月25日閲覧。
- ^ “東日本大震災による港湾都市における産業・物流の被害・復旧状況 表-B9 相馬港の被害・復旧状況”. 国土技術政策総合研究会. 2018年1月25日閲覧。
- ^ “復興を願う人の絆によってハワイ沖から戻った水上バイク”. 財経新聞 (2015年12月5日). 2018年1月25日閲覧。
- ^ “震災復興の想いを込めて舞う〜いわきの伝統文化“じゃんがら念仏踊り””. RESTART JAPAN (2012年10月5日). 2018年1月25日閲覧。
外部リンク
[編集]- 福島県立いわき海星高等学校
- 船舶の情報と現在位置 - MarineTraffic.com
- 赤津豊「都道府県等の紹介--福島県 21世紀の練習船を目指して--第5代福島丸建造の記録」『産業教育』第48巻第9号、海文堂出版、1998年9月、44-47頁、ISSN 0448455X、NAID 40001462742。