福神海山
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福神海山(福神岡ノ場) | |
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頂上深度 | 43 m |
高さ | 2,800-3,400 m |
所在地 | |
所在地 |
南硫黄島の南東約340km ファラリョン・デ・パハロス島の北西約210 km |
座標 | 北緯21度56.1分 東経143度28.9分 / 北緯21.9350度 東経143.4817度 |
地質 | |
種別 | 海底火山 |
火山弧/帯 | 伊豆・小笠原・マリアナ島弧 |
福神海山(ふくじんかいざん)または福神岡ノ場(ふくじんおかのば)は、北緯21度56分6.0秒 東経143度28分54.0秒 / 北緯21.935000度 東経143.481667度座標: 北緯21度56分6.0秒 東経143度28分54.0秒 / 北緯21.935000度 東経143.481667度に位置する海底火山である。
地理
[編集]東京の南方約1,550km、火山列島南硫黄島の南東約340km[1]、マリアナ諸島(米国自治領北マリアナ諸島)北端ファラリョン・デ・パハロス島の北西約210kmの地点に位置しており、日米の中間線よりもアメリカ(北マリアナ諸島)側にある。日本のEEZ(排他的経済水域)内ではあるが領海外の公海にあるため、万一、陸地が現れた場合は早期の発見が重要となる[2]。
歴史
[編集]戦前から日本の漁師にはカツオの漁場として知られていた[3]。
年表
[編集]- 1935年3月(昭和10年):静岡県の漁船「福神丸」が海底火山性の漁礁を発見[3]。
- 1951年(昭和26年)8月 - 10月:海底噴火が起こり、硫黄の噴出と黄色の変色水が確認される[3]。
- 1973年(昭和48年)
- 1974年(昭和49年)3月20日:鹿児島県の漁船「第六鶴丸」が変色水を目撃。音響測深により同海域の水深が3mまで隆起していることが判明する[3]。
- 1977年(昭和52年)6月7日:正式に福神海山と命名される[4]。
- 1982年(昭和57年)12月15日:変色水が目撃される。以後、火山活動は観測されていない。
- 1994年(平成6年)5月:海上保安庁の測量船「昭洋」による調査が行われる。最浅水深43mと判明[1]。
脚注
[編集]- ^ a b 芝田厚他「福神海山の海底地形調査」『水路部技報』第14巻、海上保安庁水路部、1996年2月、119-122頁。
- ^ “小笠原で海底火山噴火 「領土拡大」の夢ふくらむ”. J-CAST ニュース. (2010年2月4日). オリジナルの2010年2月10日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b c d e f 佐藤孫七「“福神岡ノ場”の海底噴火情況」『地質ニュース』1976年3月号、工業技術院地質調査所、1976年3月、31-35頁。
- ^ 海上保安庁水路部「南硫黄島周辺海底火山の最近の活動等について」『火山噴火予知連絡会会報』第10巻、気象庁、1977年9月、1-3頁。