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私たちのハァハァ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
私たちのハァハァ
監督 松居大悟
脚本 舘そらみ
松居大悟
製作 高根順次
林武志
製作総指揮 石田美佐緒
出演者 井上苑子
大関れいか
真山朔
三浦透子
音楽 クリープハイプ
主題歌 クリープハイプ「わすれもの
撮影 塩谷大樹
編集 松居大悟
制作会社 CONNECTS LLC
製作会社 「私たちのハァハァ」製作委員会
配給 SPOTTED PRODUCTIONS
公開 日本の旗 2015年9月12日
上映時間 91分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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私たちのハァハァ』(わたしたちのハァハァ)は、2015年9月12日に公開された日本青春映画

松居大悟が監督を務め、井上苑子大関れいか真山朔三浦透子が主演を務めている[1][2]

あらすじ

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福岡県北九州市に暮らす高校3年生の一ノ瀬(井上苑子)、さっつん(大関れいか) 、チエ(真山朔)、文子(三浦透子)は、クリープハイプのライブを見るため、自転車に乗って東京都を目指す。広島県広島市の公園で野宿して一晩を明かすが、翌日、自転車のタイヤがパンクしてしまう。彼女たちは自転車を捨てて、ヒッチハイクで旅を続ける。

兵庫県神戸市に着いたところで、彼女たちの所持金が底を突く。旅行費を稼ぐために一ノ瀬とチエがキャバクラで働くが、その給料をクラブで使い尽くしてしまう。クリープハイプに対する思い入れの強さの違いから、チエと文子が口論を始める。4人のあいだに亀裂が入り、気持ちが離れ離れになる。

一ノ瀬のアルバイト代が振り込まれたため、彼女たちは高速バスに乗る。道中、LINEで言葉を交わし、4人は仲直りする。やがて高速バスは東京駅に到着する。彼女たちは走って渋谷へ向かう。

ライブ会場のNHKホールに着き、急いで場内に入った彼女たちは、クリープハイプのライブがアンコールを迎えている中、誤ってステージに上がってしまう。

ライブ会場をあとにした彼女たちは、両親から交通費を送金してもらい、それぞれの帰路につくのであった。

キャスト

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スタッフ

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評価

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須永貴子は「演者も、キャラクターも、荒削りだから輝いている」と指摘し、本作を「現実と映画が幸福に融合した、青春映画のマスターピース」と評した[3]。中山治美は、「大人のしたたかさと少女の無邪気さの混在」が描かれている点を評価し、本作に5点満点の3点を与えた[4]。マーク・シリングは、「松居大悟は主人公たちの愚かさをからかうのではなく賛美している」と述べて、本作に5点満点の3点を与えた[5]

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015にて、ゆうばりファンタランド賞とスカパー!映画チャンネル賞を受賞した[6]。第7回TAMA映画賞にて、松居大悟が最優秀新進監督賞を受賞した[7]。第25回日本映画プロフェッショナル大賞では、第9位に選ばれた[8]

脚注

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  1. ^ 池松壮亮「私たちのハァハァ」主演女優を絶賛「いろんなことを思い出させてもらった」”. 映画.com (2015年9月12日). 2016年10月10日閲覧。
  2. ^ 池松壮亮らが見守る中、松居大悟監督が涙…女子高生の青春切り取る”. シネマトゥデイ (2015年9月12日). 2016年10月10日閲覧。
  3. ^ 須永貴子 (2015年9月8日). “現実と映画が幸福に融合した、青春映画のマスターピース”. 映画.com. 2016年10月10日閲覧。
  4. ^ 中山治美 (2015年9月8日). “『私たちのハァハァ』 女子高生4人組のロードムービー”. 47NEWS. 2016年10月10日閲覧。
  5. ^ Schilling, Mark (2015年9月9日). “Schoolgirls with dubious impulses run wild in ‘Our Huff and Puff Journey’”. The Japan Times. 2016年10月10日閲覧。
  6. ^ 松居大悟×クリープハイプが贈る女子高生4人の青春爆走ロードムービー”. 映画ナタリー (2015年4月3日). 2016年10月10日閲覧。
  7. ^ 綾野剛、綾瀬はるか、広瀬すずら豪華集結「TAMA映画賞」授賞式”. モデルプレス (2015年11月21日). 2016年10月10日閲覧。
  8. ^ 日プロ大賞、作品賞は『バクマン。』、主演賞は多部未華子&染谷将太”. ORICON STYLE (2016年3月25日). 2016年10月10日閲覧。

外部リンク

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