私というパズル
私というパズル | |
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Pieces of a Woman | |
監督 | コルネル・ムンドルッツォ |
脚本 | カタ・ヴェーベル |
製作 |
アシュリー・レヴィンソン アーロン・ライダー ケヴィン・チューレン |
製作総指揮 |
ジェイソン・クロース アーロン・L・ギルバート サム・レヴィンソン マーティン・スコセッシ スチュアート・マナシル スラージ・マラボイナ リチャード・マコーネル ヴィクトリア・ペトラニー スティーヴン・ティボー |
出演者 |
ヴァネッサ・カービー シャイア・ラブーフ エレン・バースティン モリー・パーカー |
音楽 | ハワード・ショア |
撮影 | ベンジャミン・ローブ |
編集 | ダーヴィド・ヤンチョ |
製作会社 |
クリエイティブ・ウェルス・メディア ブロン・スタジオズ リトル・ラム |
配給 | Netflix |
公開 | 2021年1月7日(配信) |
製作国 |
カナダ ハンガリー アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
『私というパズル』(原題:Pieces of a Woman)は2021年に公開されるカナダ・ハンガリー・アメリカ合衆国合作のドラマ映画である。監督はコルネル・ムンドルッツォ、主演はヴァネッサ・カービーが務めた。本作での演技によって、カービーは第77回ヴェネツィア国際映画祭で女優賞を受賞し[1]、アカデミー主演女優賞にもノミネートされた。
概略
[編集]ボストン。マーサは出産を間近に控えており、自宅で出産する準備を整えていた。夫のショーンは不器用ながらも懸命にサポートしていたが、その甲斐もなく死産になってしまった。悲しみのどん底に突き落とされた2人だったが、その悲しみを思うように分かち合うことができず、夫婦の間に徐々に溝が生じ始めた。そんなマーサに追い打ちをかけたのが母親のエリザベスだった。エリザベスは「助産師(イヴ)を告訴して然るべき責任を取らせるべきだ」と強硬に主張し、マーサを強引に原告席に着かせたのである。
本作はマーサが死産の悲しみだけではなく、夫や母親、助産師とも向き合うことで、ゆっくりと自己を取り戻していく姿を描き出した作品である。
キャスト
[編集]- マーサ・ワイス:ヴァネッサ・カービー
- ショーン・カーソン:シャイア・ラブーフ
- エリザベス・ワイス:エレン・バースティン
- イヴ・ウッドワード:モリー・パーカー
- スザンヌ:サラ・スヌーク
- アニータ・ワイス:イライザ・シュレシンガー
- クリス:ベニー・サフディ
- マックス:ジミー・フェイルズ
- ロン医師:ドメニク・ディ・ローザ
製作
[編集]2019年10月、コルネル・ムンドルッツォ監督の新作映画にヴァネッサ・カービーとシャイア・ラブーフが出演することになった[2]。12月16日、ジミー・フェイルズ、エレン・バースティン、モリー・パーカー、イライザ・シュレシンガーの起用が発表された[3]。同月、本作の主要撮影がカナダのモントリオールで始まった[4]。2020年1月、サラ・スヌークとベニー・サフディがキャスト入りした[5]。8月19日、ハワード・ショアが本作で使用される楽曲を手がけるとの報道があった[6]。2021年1月8日、デッカ・レコーズが本作のサウンドトラックを発売した[7]。
公開・マーケティング
[編集]2020年9月4日、本作は第77回ヴェネツィア国際映画祭でプレミア上映された[8]。12日、第45回トロント国際映画祭で本作の上映が行われた[9]。同日、Netflixが本作の全世界配信権を獲得した[10]。11月17日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[11]。
評価
[編集]本作は批評家から高く評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには55件のレビューがあり、批評家支持率は80%、平均点は10点満点で7.3点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『私というパズル』のオープニングシーンは実に衝撃的なものだが、それで得たパワーを持続するのに苦戦している。しかし、ヴァネッサ・カービーの演技のお陰で、死産の悲しみを切実に描写することには成功している。」となっている[12]。また、Metacriticには11件のレビューがあり、加重平均値は69/100となっている[13]。
出典
[編集]- ^ “黒沢清監督「スパイの妻」ベネチア映画祭で監督賞「ずっと監督を続けてきて本当に良かった」 作品賞は「ノマドランド」”. 映画.com (2020年9月13日). 2020年12月1日閲覧。
- ^ “Shia LaBeouf to Star in Drama 'Pieces of a Woman' (Exclusive)”. Hollywood Reporter (2019年10月22日). 2020年12月1日閲覧。
- ^ “Iliza Shlesinger, More Join ‘Pieces Of A Woman’; Pooch Hall Cast In ‘Cherry’; Halle Berry’s ‘Bruised’ Adds Sheila Atim – Update”. Deadline.com (2019年12月16日). 2020年12月1日閲覧。
- ^ “There's An Open Casting Call For A Montreal Baby To Be Shia LaBeouf's Child In A New Movie”. MTL Blog (2019年11月26日). 2020年12月1日閲覧。
- ^ “'Uncut Gems' Director Benny Safdie Joins Shia LaBeouf in 'Pieces of a Woman'”. Collider (2021年1月21日). 2020年12月1日閲覧。
- ^ “Howard Shore Scoring Kornél Mundruczó’s ‘Pieces of a Woman’”. Film Music Reporter (2020年8月19日). 2020年12月1日閲覧。
- ^ “‘Pieces of a Woman’ Soundtrack Album Details”. Film Music Reporter (2021年1月7日). 2021年1月8日閲覧。
- ^ “Venice Film Festival 2020: Competition Light On Studios, Strong On Global Arthouse & Women Directors – Full List”. Deadline.com (2020年7月28日). 2020年12月1日閲覧。
- ^ “Toronto Sets 2020 Lineup: Werner Herzog, Regina King, Mira Nair, Francois Ozon, Naomi Kawase Titles Join Hybrid Edition”. Deadline.com (2020年7月30日). 2020年12月1日閲覧。
- ^ “Vanessa Kirby’s Venice Winner ‘Pieces of a Woman’ Sells to Netflix in Worldwide Deal”. Variety (2020年9月12日). 2020年12月1日閲覧。
- ^ “Pieces of a Woman Official Trailer Netflix”. YouTube (2020年11月17日). 2020年12月1日閲覧。
- ^ “Pieces of a Woman”. Rotten Tomatoes. 2020年12月1日閲覧。
- ^ “Pieces of a Woman (2020)”. Metacritic. 2020年12月1日閲覧。