秋山さと子
表示
秋山 さと子(あきやま さとこ、本名:秋山達子(読み方同じ)、1923年2月26日 - 1992年1月5日)は、ユング派の心理学者。お茶の水女子大学講師、駒澤大学講師、東洋大学講師。東京ユング研究会主宰。
略歴
[編集]東京都出身。1923年、曹洞宗の寺院に生まれる。1940年、文化学院を卒業。19歳の時結婚。28歳で離婚。その後ジャズ歌手やディスクジョッキー、デザイナーとして活動する。35歳の時に駒澤大学仏教学部に入学、更に大学院へ進学。1964年に渡欧して、ユング心理学研究所に4年間在籍。その経験は、「チュリッヒ夢日記」として出版され、当時のユング派の夢分析の実体験を知ることができる。
著書
[編集]- 『聖なる次元』(思索社、1976年 → 1991年)
- 『ユング心理学からみた子どもの深層』(海鳴社、1978年)
- 『いい女への旅立ち』(祥伝社、1978年 → 1987年)
- 『いい結婚への旅立ち』(祥伝社、1979年)
- 『悟りの分析』(朝日出版社、1980年 → PHP研究所、1991年)
- 『聖なる男女』(青土社、1980年 → 1987年)
- 『長靴をはいた猫』(公文数学研究センター、1980年)
- 『母と子の深層』(青土社、1981年 → 1990年)
- 『エクスタシーの精神世界』(創拓社、1981年)
- 『「親子の絆」をどう生かすか』(光文社、1981年)
- 『女の時間表』(主婦と生活社、1981年)
- 『女はそのままで美しい』(海竜社、1981年)
- 『夢診断』(講談社、1981年)
- 『おとぎの国に住む子どもたち』(公文数学研究センター、1981年)
- 『素敵なお母さんの心理学』(公文数学研究センター、1981年)
- 『ユング心理学へのいざない』(サイエンス社、1982年)
- 『ユングの心理学』(講談社、1982年)
- 『「恋人という他人」の深層』(大和書房、1982年 → ダイワアート、1986年)
- 『自分という宇宙』(青土社、1983年)
- 『母さん泳ぎに行っていい』(青土社、1984年)
- 『色彩の冒険』(福武書店、1984年)
- 『いい女は遊び上手』(ダイワアート、1985年)
- 『子どもの情景』(大和書房、1985年)
- 『子どもの王国』(文化出版局、1985年)
- 『愉ばしき科学』(朝日出版社、1985年)
- 『メタ・セクシュアリティ』(朝日出版社、1985年)
- 『チューリヒ夢日記』(筑摩書房、1985年)
- 『ほんとうの女らしさを求めて』(海竜社、1986年)
- 『ユングとオカルト』(講談社、1987年)
- 『科学と仏教の謎』(大和書房、1987年)
- 『秋山さと子の「女性論」』(福村出版、1988年)
- 『ユングの性格分析』(講談社、1988年)
- 『本当の自分になれる本』(エムジー、1988年 → ガイア、1990年)
- 『新・晩学のすすめ』(主婦と生活社、1988年)
- 『お母さんを勇気づける本』(コア出版、1989年)
- 『ひとり歩きできる女の男ともだち』(徳間書店、1989年)
- 『恋愛願望』(PHP研究所、1989年 → 1993年)
- 『夢で自分がわかる本』(史輝出版、1989年 → PHP研究所、1992年)
- 『なぜ自分らしく生きられないのか』(ガイア、1989年)
- 『愛する自分愛される自分』(ガイア、1990年)
- 『子どもの世界』(ガイア、1990年)
- 『運命の不思議を知る本』(史輝出版、1990年)
- 『家族という名の幻想』(PHP研究所、1990年)
- 『性格の本』(芸文社、1990年)
- 『秋山さと子の「いい女」論』(三笠書房、1991年 → 1996年)
- 『親子げんかのすすめ』(ポプラ社、1991年)
- 『カッコよく生きるには?』(ポプラ社、1991年)
- 『夢で知る自分の心』(ポプラ社、1991年)
- 『自分らしく生きよう』(ポプラ社、1991年)
- 『恋をしつづける女たちへ』(徳間書店、1991年)
- 『子育ての心理学』(東洋館出版社、1991年)
- 『子どもの心がわかる本』(独楽書房、1991年)
- 『素敵な女の磨き方』(芸文社、1991年)
- 『なぜ子供がわからないのですか?』(ガイア、1991年)
- 『いい女へのパスポート』(牧羊社、1992年)
- 『いま、女たちへ』(PHP研究所、1992年)
- 『心が満たされない時に読む本』(ベストセラーズ、1992年)
- 『自分らしく生きる心理学』(PHP研究所、1993年)
- 『「愛」を決断するための心理学』(ベストセラーズ、1993年)
- 『夢は人に何を伝えているのか』(ベストセラーズ、1993年)
- 『なぜ自分らしく生きられないのか』(ベストセラーズ、1993年 → 2001年)
- 『男ともだち』(徳間書店、1993年)
- 『科学と宗教はどこまで出会えるか』(大和書房、1994年)
- 『愛することも学ぶことも』(三笠書房、1994年)
- 『永遠の子どもたち』(法蔵館、1994年)
- 『ユング・ブッダの夢』(法蔵館、1994年)
- 『三十代から「自分」を生かす心理学』(芸文社、1994年)
- 『夢ってなに』(パロル舎、1995年)
- 『占いとユング心理学』(ベストセラーズ、1996年)
- 『自分がわかる性格の本』(双葉社、1998年)
訳書
[編集]- 『通過儀礼』(アルノルド・ヴァン・ジェネップ著、思索社、1977年)
- 『あずさ弓』(カーメン・ブラッカー著、岩波書店、1979年 → 同時代ライブラリー 上・下、1995年)
- 『死とのであい』(ジョン・ヒントン著、三共出版、1979年)
- 『子ども時代の内的世界』(ウィックス著、海鳴社、1983年)
- 『グノーシスの宗教』(ハンス・ヨナス著、人文書院、1986年)
- 『夢の治癒力』(カール・アルフレッド・マイヤー著、筑摩書房、1986年)
- 『かまきりの讃歌』(ローレンス・ヴァン・デル・ポスト著、思索社、1987年)
- 『狩猟民の心』(ローレンス・ヴァン・デル・ポスト著、思索社、1987年)
- 『ソウル・アンド・ボディ』(カール・アルフレッド・マイヤー著、法蔵館、1989年)
- 『ユングとタロット』(サリー・ニコルズ著、新思索社、2001年)
論文
[編集]テレビ出演
[編集]参考文献
[編集]- 『日本心理学者事典』クレス出版、2003年、21頁。ISBN 4-87733-171-9。