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秋田市文化会館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
秋田市文化会館
Akita City Cultural Center
地図
情報
正式名称 秋田市文化会館
完成 1980年4月30日
開館 1980年6月22日
閉館 2022年9月30日
最終公演 ありがとう文化会館コンサート[1]
収容人員 大ホール:1,188人
小ホール:400人
延床面積 14284m²
用途 コンサート、イベント等
運営 秋田市
所在地 010-0951
秋田県秋田市山王七丁目3番1号
位置 北緯39度43分6.6秒 東経140度5分52.9秒 / 北緯39.718500度 東経140.098028度 / 39.718500; 140.098028 (秋田市文化会館)座標: 北緯39度43分6.6秒 東経140度5分52.9秒 / 北緯39.718500度 東経140.098028度 / 39.718500; 140.098028 (秋田市文化会館)
最寄駅 秋田駅
最寄バス停 秋田中央交通 文化会館・八橋球場前
最寄IC E7 秋田自動車道 秋田中央IC
外部リンク 秋田市文化会館
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秋田市文化会館(あきたしぶんかかいかん)は、秋田県秋田市山王にあった多目的ホール

2022年9月末に閉館し、秋田県民会館と統合する形で、県民会館跡地に新文化施設「あきた芸術劇場ミルハス」が2022年6月に開館、同年9月にグランドオープンした[2]

概要

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1961年昭和36年)に開館した秋田県民会館に続き、市立の多目的ホールとして1980年(昭和55年)4月30日竣工、同年6月22日に開館。地下1階、地上5階、塔屋2階建。総事業費は35億6400万円。館内には喫茶店(茶食亭「想麻そうま」)が入居し、日替わりランチメニューなど軽食を提供していた[3][注 1]

新文化施設の整備

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施設の老朽化が進んでおり、大規模な耐震補強工事を必要とするなどの課題を抱えてていることから、秋田県民会館と統合して、新たに秋田県と秋田市が合同で総合文化施設を建設することになった[5]。新総合文化施設は秋田県民会館の跡地に建設されることとなり、県民会館は2018年5月31日をもって閉館、翌月から解体作業が開始された[6]。県民会館の閉館後、県民会館に次ぐ規模の当館大ホールは利用の予約が殺到し、前年度は83%だった稼働率が、同年7月から12月にかけての期間は100%に跳ね上がった[7]

新文化施設の「あきた芸術劇場ミルハス」は、2022年(令和4年)6月1日に開館、同年9月23日にグランドオープンした[8][2]。これに伴い、文化会館は同年9月末に閉館した[9][2]

閉館後の建物

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閉館後の建物は秋田市で検討の上、民間からも活用策を募り、活用策がなければ解体されることになった[10]

秋田市は2022年1月21日から4月末まで、利活用を希望する企業などを募集したが、申し出も問い合わせもなかった[11]。そのため、2022年9月の閉館後、2023年3月に建物を閉鎖して春以降解体されることになった[11]

秋田市立美術工芸専門学校(現秋田公立美術大学)が1984年に寄贈し、秋田市文化会館入口に飾られていた壁面装飾「光風」については、2024年度に改築予定の秋田市立日新小学校に移設されることが決定した[12]

施設概要

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  • 大ホール:1,188席(1階席884人、2階席304人)
  • 小ホール:400席
  • 第1,2展示ホール
  • 大会議室(250人収容)
  • 第1,2,3,4,5,6,7会議室(18人,22人,22人,45人,60人,96人,90人収容)
  • 和室会議室(20人収容)
  • 第1,2練習室(50人,70人収容)
  • 和室練習室(65人収容)
  • リハーサル室(80人収容)
  • 託児室(30人収容)
  • 茶室

アクセス

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自動車
E7 秋田自動車道 秋田中央ICから約15分。
駐車場:212台(文化会館横駐車場:45台、大駐車場:167台)
鉄道
東日本旅客鉄道(JR東日本)秋田駅西口から約2.7km。タクシーで約10分。

注釈

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  1. ^ 喫茶「想麻」は2005年から秋田市文化会館1階で営業してきたが、秋田市文化会館の閉館に伴い、2022年11月からは秋田県生涯学習センター内に移転することになった[4]

脚注

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  1. ^ 青柳洋祐「秋田市文化会館 42年の歴史に幕 別れ惜しみ 最後の公演」『秋田魁新報』2022年10月1日、1面。
  2. ^ a b c 新文化施設「ミルハス」6月5日開館 高機能で演出多彩に”. 秋田魁新報. 2022年1月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月4日閲覧。
  3. ^ 文化会館の施設案内”. 秋田市 (2018年8月20日). 2022年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月4日閲覧。
  4. ^ 市文化会館で18年、喫茶「想麻」閉店 生涯学習センターに移転、2022年9月30日、秋田魁新報
  5. ^ “秋田総合文化施設、年度内に整備構想 検討委初会合”. 河北新報. (2013年8月8日). https://web.archive.org/web/20130812212739/http://www.kahoku.co.jp/news/2013/08/20130808t43012.htm 2022年1月4日閲覧。 ウェブアーカイブ
  6. ^ 秋田県民会館・ジョイナス 閉館のお知らせ”. 秋田県総合公社. 2022年1月4日閲覧。
  7. ^ “秋田市文化会館の予約殺到 県民会館閉館後の受け皿に集中”. 秋田魁新報. (2019年2月7日). https://web.archive.org/web/20200130190117/https://www.sakigake.jp/news/article/20190207AK0006/ 2022年6月22日閲覧。 ウェブアーカイブ
  8. ^ あきた芸術劇場ミルハス ご利用案内”. あきた芸術劇場ミルハス. 2022年1月4日閲覧。
  9. ^ “秋田市文化会館、9月30日閉館 活気に満ちた秋田象徴、寂しさと感謝入り交じる”. 秋田魁新報. (2022年9月30日). https://web.archive.org/web/20220930121259/https://www.sakigake.jp/news/article/20220930AK0021/ 2022年9月30日閲覧。 ウェブアーカイブ
  10. ^ 秋田市文化会館、活用策なければ解体? 22年9月末で閉館”. 秋田魁新報 (2021年3月11日). 2022年1月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月4日閲覧。
  11. ^ a b 秋田市文化会館解体へ 9月末閉館、利活用希望の申し出なし、2022年6月21日、秋田魁新報(ウェブアーカイブ
  12. ^ 秋田市文化会館の壁面装飾「光風」日新小新校舎に移設へ、2022年12月15日、秋田魁新報(ウェブアーカイブ

関連項目

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外部リンク

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