穢れと祈り
穢れと祈り | |
---|---|
Them That Follow | |
監督 |
ブリット・ポールトン ダン・マディソン・サヴェージ |
脚本 |
ブリット・ポールトン ダン・マディソン・サヴェージ |
製作 |
ジェラルド・バトラー アラン・シーゲル ブラッドリー・ギャロ マイケル・A・ヘルファント ダニエル・ロビンソン |
製作総指揮 |
ウィリアム・ギャロ2世 マイケル・リーヒイ |
出演者 |
オリヴィア・コールマン ケイトリン・デヴァー アリス・イングラート ジム・ガフィガン |
音楽 | ガース・スティーヴンソン |
撮影 | ブレット・ユトキーヴィッチ |
編集 | ジョシュア・レイモンド・リー |
製作会社 |
アマシア・エンターテインメント Gベース |
配給 | 1091メディア |
公開 | 2019年8月2日 |
上映時間 | 98分[1] |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 | $172,843[2] |
『穢れと祈り』(けがれといのり、Them That Follow)は2019年のアメリカ合衆国のスリラー映画。監督はブリット・ポールトンとダン・マディソン・サヴェージ、主演はオリヴィア・コールマンが務めた。本作はポールトンとサヴェージの映画監督デビュー作でもある。
なお、本作は日本国内で劇場公開されなかったが、2020年2月5日にデジタル配信された[3]。
ストーリー
[編集]アパラチア山脈の麓にある小さな村。マーラ・チャイルズはペンテコステ派の牧師の家庭で生まれ育った。マーラは教会の信者の1人(ギャレット)に求婚されており、父親(レミュエル)もそれを喜んでいた。しかし、マーラはオーギーの子供を密かに身ごもっていた。オーギーは教会の信者だったが、今は信仰を捨てていた。ほどなくして、マーラは教会の信者たちや父親の圧力に根負けし、ギャレットからのプロポーズを渋々承諾することにした。
レミュエルが運営する教会は毒蛇を儀式に試用していた。そんなある日、蛇にかまれた信者が命を落とすという事件が発生した。地元警察が教会を捜査しようとしたが、ギャレットが「毒蛇を飼っていたのは自分だ」と主張したため、レミュエルたちは難を逃れることができた。しかし、ギャレットはそのために仕事をクビになってしまった。
結婚式の前日、オーギーの母親であるホープがマーラの処女膜をチェックすることになったが、その過程で、ホープはマーラの妊娠に気が付いた。迷った末、ホープはマーラが妊娠しているという事実を伏せることにし、オーギーを厳しく叱責した。しかし、オーギーはマーラへの思いを断ち切ることができず、再び信仰に目覚めたふりをして教会へとやって来た。レミュエルはオーギーの話の真贋を見分けるために、彼に毒蛇を触らせることにした。毒蛇にかまれたオーギーは「病院へ行かせてくれ」と懇願したが、レミュエルとホープはその訴えを無視した。オーギーは腕を切りつけて毒を体外に出そうとしたが、一向に症状は良くならなかった。そんなオーギーの元に、マーラがやって来た。2人は少しの間話をしたが、その様子を偶然見かけたギャレットはオーギーに嫉妬した。そして、帰宅したマーラに「二度とオーギーに会うな」と厳命した。
翌日、オーギーは辛うじて生きていたが、症状はさらに悪化していた。それを知ったマーラはある行動に打って出るのだった。
キャスト
[編集]- オリヴィア・コールマン - ホープ・スローター
- ケイトリン・デヴァー - ディリー・ピケット
- アリス・イングラート - マーラ・チャイルズ
- ジム・ガフィガン - ジーク
- ウォルトン・ゴギンズ - レミュエル・チャイルズ
- トーマス・マン - オーギー
- ルイス・プルマン - ギャレット
- コナー・ダニエル・リショルム - ジェイス
製作
[編集]2017年8月17日、オリヴィア・コールマン、アリス・イングラート、トーマス・マンが本作に出演することになったと報じられた[4]。9月11日、ウォルトン・ゴギンズの出演が決まったとの報道があった[5]。10月、ケイトリン・ディーヴァーとジム・ガフィガンがキャスト入りした[6][7]。同月、本作の主要撮影がオハイオ州で始まった[8]。2018年4月12日、ガース・スティーヴンソンが本作で使用される楽曲を手掛けるとの報道があった[9]。
公開・マーケティング
[編集]2019年1月27日、本作はサンダンス映画祭でプレミア上映された[10]。28日、1091メディアが本作の全米配給権を獲得したと報じられた[11]。6月6日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[12]。
評価
[編集]本作に対する批評家からの評価は平凡なものに留まっている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには87件のレビューがあり、批評家支持率は60%、平均点は10点満点で6.04点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『穢れと祈り』は舞台設定の持つスピリチュアルな情熱を掴めていない。しかし、キャスト陣の熱演のお陰で、人物描写が見事な箇所は少なからずある。」となっている[13]。また、Metacriticには23件のレビューがあり、加重平均値は57/100となっている[14]。
出典
[編集]- ^ “穢れと祈り”. 映画.com. 2019年12月25日閲覧。
- ^ “Them That Follow (2019)”. The Numbers. 2019年12月25日閲覧。
- ^ “穢れと祈り”. ソニー・ピクチャーズ. 2019年12月25日閲覧。
- ^ “Olivia Colman, Alice Englert, Thomas Mann Set For ‘Them That Follow’”. Deadline.com (2017年8月17日). 2019年12月25日閲覧。
- ^ “Walton Goggins To Shepherd The Flock In ‘Them That Follow’”. Deadline.com (2017年9月11日). 2019年12月25日閲覧。
- ^ “Kaitlyn Dever Cast In Dramatic Thriller ‘Them That Follow’”. Deadline.com (2017年10月3日). 2019年12月25日閲覧。
- ^ “Jim Gaffigan Joins Olivia Colman In ‘Them That Follow’ Thriller”. Deadline.com (2017年10月12日). 2019年12月25日閲覧。
- ^ “‘Them That Follow’ Starring Thomas Mann Casting Call Featured Roles”. Project Casting (2017年10月18日). 2019年12月25日閲覧。
- ^ “Garth Stevenson Scoring ‘Them That Follow’”. Film Music Reporter (2018年4月12日). 2019年12月25日閲覧。
- ^ “Sundance Film Festival Unveils 2019 Features Lineup”. Variety (2018年11月28日). 2019年12月25日閲覧。
- ^ “Olivia Colman-Walton Goggins Drama Thriller ‘Them That Follow’ Acquired By 1091 Media’s The Orchard – Sundance”. Deadline.com (2018年1月28日). 2019年12月25日閲覧。
- ^ “Them That Follow (2019) Official US Trailer HD”. YouTube (2019年6月6日). 2019年12月25日閲覧。
- ^ “Them That Follow”. Rotten Tomatoes. 2019年12月25日閲覧。
- ^ “Them That Follow (2019)”. Metacritic. 2019年12月25日閲覧。