空気神社
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空気神社 | |
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空気神社のステンレス板 | |
情報 | |
用途 | モニュメント |
設計者 | 谷津憲司 |
階数 | 地下 |
着工 | 1990年(平成2年)4月24日 |
竣工 | 1990年(平成2年)7月27日 |
所在地 | 山形県西村山郡朝日町大字白倉745-1 |
座標 | 北緯38度18分33秒 東経140度3分12秒 / 北緯38.30917度 東経140.05333度座標: 北緯38度18分33秒 東経140度3分12秒 / 北緯38.30917度 東経140.05333度 |
空気神社(くうきじんじゃ)は、山形県西村山郡朝日町 (山形県)の朝日山地にあるAsahi自然観敷地内にあるモニュメントであり、信仰対象の「神社」ではない[注釈 1]。[注釈 2]。
概要
[編集]設立のきっかけは、朝日町民の白川千代雄が、1975年3月の『広報あさひ』にて、人にとって最も大切な空気に感謝する空気神社を造ったらどうかと提案したことである[3]。白川の生前には実現しなかったが、その言葉を覚えていた町の有志によって、町おこしの一環として、空気神社が造立された[4]。
「神社」の設計はコンペで選ばれ、東北工業大学の谷津憲司の作品が最優秀賞となった[5][注釈 3]。
地上には、5メートル四方の鏡面仕上げされたステンレスが敷かれているのみで、屋根、柱、壁を持つ建物はない。その下に4.3メートル四方、3メートル深の地下室があり、四隅に鳥居状の柱があり、ステンレス上で舞が行われるさい、足音を増幅する為とされる12個の素焼きの瓶が置かれる[6]。
世界環境デーでもある6月5日に、朝日町が「空気の日」と制定し[注釈 4][7]、例年この「空気の日」と最寄りの土曜日・日曜日に「空気まつり」を行っている[8]。この日、インタープリターを介して、「拝殿」内部に入ることができる[9]。
1990年に「空気神社」名で商標登録がなされた[10]。
交通・アクセス
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 「空気神社は(略)宗教としての神社につながるものではないし、言わば町おこしの『タキタロー神社』とか『○○観音』とかいったものと同系のもので、一種のモニュメントである」[1]
- ^ 「神社に見えないし、一種のモニュメントだ。それに氏子はいない、神主もいない、ただの祭りがあるだけだ。」[2]
- ^ “河北新報朝刊(7月19日(日)付)に本学 谷津 憲司 名誉教授の設計した「空気神社(山形県朝日町)」が紹介されました”. 2021年11月11日閲覧。
- ^ 朝日町空気の日条例第1条「自然と人間との共生を標榜し、かつ将来にわたって広く町民が自然の恵沢を享受することができるようにするとともに、町がめざすエコミュージアムの町をより具現化させるため空気の日を制定することを目的とする。」
出典
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参考文献
[編集]- 西沢信雄『空気ものがたり 山形朝日町「空気神社」を創った男たち』無明舎出版、1995年6月5日。ISBN 4-89544-113-X。