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竹内有一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

竹内 有一(たけうち ゆういち、1967年(昭和42年) - )は、日本近世芸能研究者。長野市生まれ。国立音楽大学大学院音楽研究科修士課程修了。同大学音楽研究所(近世邦楽研究部門)研究員、同大学やお茶の水女子大学等の非常勤講師を経て、2004年より現職 [1]

1986年より今藤政太郎(人間国宝)に長唄三味線の手ほどきを受け、1991年常磐津清若太夫に入門。1994年初舞台、1995年に常磐津若音太夫を名取る。1999年より歌舞伎本興行に出演。常磐津協会正会員、関西常磐津協会正会員。

略歴

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著書

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  • (論文)「『両顔月姿絵』稽古本の初刊本―常磐津政太夫直伝本とその周辺―」『上野学園日本音楽資料室研究年報 日本音楽史研究』 2(1999年
  • (論文)「『老の戯言』の所収曲をめぐって」、『楽劇学』 7(2000年
  • (論文)「文化14年のピアノ奏図―日蘭交流の舞台裏―」、『国立音楽大学研究紀要』 36(2002年
  • (論文)「豊後三流の曲節譜(一)―研究の序説と資料―」、『日本伝統音楽研究』2(2005年
  • (論文)「初世文字太夫正本の刊行と曲節譜」、 『日本伝統音楽研究』3(2006年

共編書

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  • (共著)『朝日 日本歴史人物事典』、朝日新聞社(1994年
  • (共著)『竹内道敬寄託文庫目録(その九)摺物などの部』、国立音楽大学附属図書館(1998年
  • (共著)『伝統芸能シリーズ日本舞踊曲集成 歌舞伎舞踊編』(別冊演劇界)、演劇出版社(2004年
  • (編著)『詞章本の世界―近世のうた本・浄瑠璃本の出版事情―』、京都市立芸術大学(2008年
  • (共著)『日本の伝統音楽を伝える価値―教育現場と日本音楽―』、京都市立芸術大学(2008年
  • (共著)『まるごと三味線の本』、青弓社(2009年
  • (共著)『最新歌舞伎大事典』、柏書房(2012年)
  • (編著)『常磐津節演奏者名鑑 第1巻―近世1:創流期から幕末期までの太夫方―』、常磐津節保存会(文化庁助成事業)(2012年
  • (編著)『常磐津節演奏者名鑑 第2巻―近世2:創流期から幕末期までの三味線方―』、常磐津節保存会(文化庁助成事業)(2013年
  • (編著)『常磐津節演奏者名鑑 第3巻―近代1:幕末期から明治期まで―』、常磐津節保存会(文化庁助成事業)(2014年
  • (共著)「杵屋巳太郎師にきく―黒御簾音楽とその担い手―」、『日本伝統音楽研究』12(2015年
  • (編著)『常磐津節演奏者名鑑 第4巻―近代2:上流演奏者―』、常磐津節保存会(文化庁助成事業)(2015年
  • (編著)『常磐津節演奏者名鑑 第5巻―近代3:明治期から昭和期まで(上)―』、常磐津節保存会(文化庁助成事業)(2016年
  • (共著)『平成28年版 歌舞伎に携わる演奏家名鑑』、伝統歌舞伎保存会(2017年
  • (編著)『常磐津節演奏者名鑑 第6巻―近代4:明治期から昭和期まで(中)―』、常磐津節保存会(文化庁助成事業)(2017年

研究発表・講演

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  • 常磐津節板木(旧坂川屋)レポート―現存板木よりよめること―(共同)(楽劇学会例会)(1996年
  • 長崎・出島の音楽歳時記(洋学史研究会大会「芸術のなかの日蘭交流史―美術・音楽・文学―」) (2002年
  • 日本の伝統音楽をたどる:近世邦楽と外来文化―唐人うた・木琴・オルゴール―(アスニーセミナー)(2009年
  • 花街の伝える芸能―三味線音楽の多様性―(アスニー京都学講座)(2010年
  • 常磐津節はおもしろい(京都和文華の会)(2010年
  • 邦楽・邦舞にみる復活・復曲(楽劇学会大会)(2010年
  • 長唄の美と魅力―表現を生み出す力―(日本伝統音楽研究センター第31回公開講座)(2011年
  • 長唄の形と道―立誠校で今藤政太郎客員教授にきく―(日本伝統音楽研究センター第46回公開講座)(2017年

その他

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  • 文化庁芸術祭執行委員会委員
  • 文化庁国際芸術交流支援事業協力者会議審査委員会委員
  • 文化庁文化財部伝統文化課 文化財を支える用具・原材料の確保に関する調査研究協力者会議調査員
  • (社)東洋音楽学会理事

脚注

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  1. ^ 竹内有一」researchmap
  2. ^ 教員紹介」京都市立芸術大学