竹寺
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本尊「牛頭天王」 | |
所在地 | 埼玉県飯能市大字南704番地 |
位置 | 北緯35度53分24.3秒 東経139度11分32.4秒 / 北緯35.890083度 東経139.192333度座標: 北緯35度53分24.3秒 東経139度11分32.4秒 / 北緯35.890083度 東経139.192333度 |
山号 | 醫王山[1] |
院号 | 薬寿院(薬樹院)[1] |
宗旨 | 天台宗[1] |
本尊 | 牛頭天王 |
創建年 | 天安元年(857年) |
開基 | 円仁(慈覚大師) |
中興 | 祥雲[1] |
正式名 | 醫王山藥壽院八王寺 |
札所等 |
武蔵野三十三観音霊場第三十三番 霊峰二山飯能七福神結願所 |
文化財 | 高野槙 |
公式サイト | 飯能 竹寺 |
法人番号 | 8030005014662 |
竹寺(たけでら)は、埼玉県飯能市大字南字八王子[2]にある天台宗の寺院である。正式名称は医王山薬寿院八王寺(いおうざんやくじゅいんはちおうじ)。神仏習合の寺として知られている。 武蔵野三十三観音霊場第三十三番札所。本尊は牛頭天王(本地仏は薬師如来)。
歴史
[編集]天安元年(857年)に円仁(慈覚大師)が東国巡礼の際、病人が多いのを憐み、この地に道場を造り、大護摩の秘法を修したのが開山とされる。
本尊は牛頭天王、本地仏は薬師如来としているが明治維新の神仏分離から免れ、神仏習合の寺となっている。
境内
[編集]牛頭天王・本坊・三十三番結願堂・本地堂(瑠璃殿)・弁天堂・稲荷社・水屋・奥の院・鳥居・石燈籠など。境内地11,768 m2。牛頭天王社の標高は490 m。登山で訪れる者も多い。本殿にあたる牛頭天王社は1999年焼失したが2003年に再建された[3]。本殿内には木造牛頭天王坐像と八王子(牛頭天王の八人の童子)が祀られており、12年に一度、丑年に開帳される(開帳は2021年3月13日から同年12月12日まで)。
奥武蔵俳句寺
[編集]境内には、中谷孝雄や秋元不死男、松原地蔵尊などの句碑や絵馬が多くあり、秋元不死男が新聞紙上で「奥武蔵俳句寺」と評して以来、その異名がある。
茅の輪
[編集]登り口の鳥居に茅の輪が設けられている。また、木製の蘇民将来の護符を授与している。両者とも蘇民将来伝説に関係し、厄除けとされている。
文化財
[編集]- 銅造大日如来坐像(室町時代末期)
- 十一面観音懸仏(永禄10年〔1567年〕)
- 線刻勝軍地蔵懸仏(慶長16年〔1611年〕)
- 斎藤鶴磯筆「牛頭天王宮」額
- 四神(白虎欠く)
- 高野槙(市指定文化財、天然記念物[4])
行事
[編集]- 1月1日元旦祈願
- 竹あかり(桜編・星空編・紅葉編・除夜編)
- 4月第一日曜日 写経会
- 5月5日 雨竹会
- 7月15日 牛頭天王大祭
- 10月第一日曜日 写経会
- 12月31日 除夜の鐘
付近の山、寺社
[編集]関連項目
[編集]- 平壽山廣渡寺(恵比寿尊天) – 八幡町(真能寺)。曹洞宗。
- 萬壽山心應禪寺(弁財天) – 大字原町(真能寺)字東関場。曹洞宗。
- 寶雲山觀音院瀧泉寺(寿老人) – 日高市横手。智山派。
- 清流山長念禪寺(毘沙門天) – 大字白子。曹洞宗。
- 吉祥山興德寺(福禄寿尊) – 大字井上(上井上)。楊秀山福德禪寺を兼務。建長寺派。
- 補陀山法光禪寺(布袋尊) – 大字坂石町分。曹洞宗。
- 秩父御嶽神社(大黒天) – 大字坂石字コモノ久保。御嶽権現・坂石村聖天社
- 子ノ権現大鱗山雲洞院天龍寺・子権現社(子ノ聖大権現) – 大字南。天台宗特別寺
- 竹寺八王寺(牛頭天王)
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 「中澤組 薬壽院」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ247秩父郡ノ2、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:764013/24。
- “天然記念物”. 飯能市ホームページ (2019年4月8日). 2021年3月9日閲覧。