竹本南部太夫
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竹本 南部太夫(たけもと なんぶたゆう)は、義太夫節の太夫。
初代
[編集]後の2代目竹本摂津大掾。
2代目
[編集]3代目
[編集](慶応元年9月7日(1865年10月26日) - 大正11年(1922年)10月9日)本名は前田卯之助。
摂津八部郡の生まれ、1885年に2代目竹本長尾太夫の門下で2代目竹本鶴尾太夫を名乗り大阪文楽座で初舞台。1894年に2代目竹本摂津大掾の門下で1899年4月に3代目南部太夫を襲名。
4代目
[編集](明治28年(1895年)9月7日 - 昭和21年(1946年)9月10日)本名は樋口広太郎。
愛知県名古屋の生まれ、1915年8月に2代目鶴澤寛治郎の門下で寛若、1917年12月23日に3代目竹本越路太夫の門下で初代竹本越名太夫、のちに3代目竹本伊達太夫(のちの6代目竹本土佐太夫)の譲り弟子、1930年5月に4代目南部太夫を襲名。
5代目
[編集](大正5年(1916年)3月26日 - 昭和60年(1985年)8月22日)本名は大盛二郎。
愛知県常滑市の生まれ、大阪市立愛日小学校卒業。1930年12月に4代目南部太夫に入門し、翌年1931年5月に2代目越名太夫の名で御園座「車曳」の杉王丸で初舞台。1936年2月に新義座に入座。1939年に文楽座に入座。1946年師の死去に伴いに4月に4代目竹本織太夫(後の8代目竹本綱太夫)の門下。1952年1月に四ツ橋文楽座で5代目南部太夫を襲名。1981年7月に切り場語り。
主な受賞に1971年に芸術祭賞 優秀賞、1985年に国立劇場文楽賞 特別賞。