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笠原駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
笠原駅
かさはら
KASAHARA
市之倉口 (2.8 km)
地図
所在地 岐阜県土岐郡笠原町
北緯35度18分13.1秒 東経137度9分9.6秒 / 北緯35.303639度 東経137.152667度 / 35.303639; 137.152667座標: 北緯35度18分13.1秒 東経137度9分9.6秒 / 北緯35.303639度 東経137.152667度 / 35.303639; 137.152667
所属事業者 東濃鉄道
所属路線 笠原線
キロ程 4.6 km(新多治見起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1928年昭和3年)7月1日
廃止年月日 1978年(昭和53年)11月1日
備考 路線廃止に伴う廃駅
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笠原駅(かさはらえき)は、かつて岐阜県土岐郡笠原町(現・多治見市)にあった東濃鉄道笠原線廃駅)である。同線の終着駅であった。

歴史

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  • 1928年昭和3年)7月1日:笠原鉄道開業に際し開設。
  • 1944年(昭和19年)3月1日:笠原鉄道が駄知鉄道等と合併し、東濃鉄道笠原線となる。
  • 1971年(昭和46年)6月12日:乗客数の減少により、笠原線の旅客営業を休止。以降同線は貨物鉄道営業のみとなり、当駅は旅客駅としての役割を終え貨物駅となる。
  • 1978年(昭和53年)11月1日:笠原線廃止により廃駅となる。

駅構造

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旅客用の2面2線のホームを有していた。陶磁器製品を運搬するための貨物駅でもあったため、貨物用の引込み線、留置線、側線なども存在した[1]。当駅は東濃鉄道笠原線の中心の駅であり、車両基地、運転基地、工場、貨物積込設備を併設し、広い構内を有していた[1]

乗客・貨物の推移

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年度 乗車人員 降車人員 貨物発送トン 貨物到着トン
1928 44,163 46,299 19,423 63,847
1929 59,778 62,254 3,855 16,686
1930
1931 36,641 38,545 1,435 16,529
1932 32,344 33,889 2,185 16,892
1933 35,920 38,319 2,551 18,502
1934 36,121 35,412 3,757 17,613
1935 32,594 26,230 4,919 15,526
1955 165,481 165,476 1,874 12,017
1956 175,595 174,618 4,394.0 15,768.2
1957 161,426 160,990 4,356.2 19,290.6
1958 170,475 166,692 34,358.3 43,773.4
1959 168,353 163,237 5,950.7 32,691.3
1960 175,113 169,502 8,683.8 38,108.6
1961 143,809 138,744 16,021.2 31,821.4
1962 134,203 125,692 9,647.5 25,585.4
1963 136,410 125,704 9,490.7 31,614.9
1964 132,951 119,352 10,711.4 28,187.7

現況

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駅跡地は東鉄バス笠原車庫(多治見営業所)として利用されている。

隣の駅

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東濃鉄道
笠原線
市之倉口駅 - 笠原駅
1973年(昭和48年)3月24日までは当駅と市之倉口駅の間に下滝呂駅滝呂駅が存在した。

脚注

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  1. ^ a b 昭和の終着駅 中部・東海篇(交通新聞社)p.100 - 101

関連項目

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