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笠江人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

笠 江人(かさ の えひと、生没年不詳)は、奈良時代から平安時代初期にかけての貴族朝臣官位従五位上民部大輔

経歴

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桓武朝延暦4年(785年従五位下式部少輔に叙任される。延暦5年(786年播磨大掾を兼ね、延暦6年(787年)大掾を兼ねたまま右少弁に遷る。延暦7年(788年)播磨国司の異動人事があり、国守に大中臣諸魚が任ぜられるとともに、江人は介に昇任して弁官の職を離れている。

その後、従五位上信濃守に叙任される。延暦16年(797年)3月に民部大輔を兼帯すると、4月には右京職に遣わされて延暦5年から15年までのさまざまの官物の現状について調査した[1]

官歴

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六国史』による。

脚注

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  1. ^ 『日本後紀』延暦16年4月4日条

参考文献

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  • 『続日本紀 4(新日本古典文学大系15)』岩波書店、1995年
  • 『続日本紀 5(新日本古典文学大系16)』岩波書店、1998年
  • 宇治谷孟『続日本紀 (下)』講談社講談社学術文庫〉、1995年
  • 森田悌『日本後紀 (上)』講談社〈講談社学術文庫〉、2006年
  • 森田悌『日本後紀 (中)』講談社〈講談社学術文庫〉、2006年
  • 宝賀寿男『古代氏族系譜集成』古代氏族研究会、1986年