笠浦友愛
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笠浦 友愛(かさうら ともちか、1961年 - )は、ドラマ演出家で、NHKの職員。芸術的な演出で知られている。
経歴
[編集]長崎県出身。1984年東京大学文学部社会心理学科卒業、入局。大学時代は絵本好きで児童文学サークル所属だった。
1991年演出家デビュー。いきなり国際コンクールで賞を受けたことで注目を集めるようになる。NHKの人気ドラマの演出を数多く手掛けたほか、たまに児童文学風作品の演出も手がけることがある。2011年には朝の連続テレビ小説『おひさま』のチーフ演出を務めた。
手がけた作品
[編集]- 「静かの海に眠れ」(1991年、脚本:渡辺えり子(現:渡辺えり))
- 連続テレビ小説『ひらり』(1992年)
- 「まばたきの海に 美少女葵・心の旅」(1994年、脚本:竹内銃一郎 単独演出)
- 「熱の島―ヒートアイランド」(1997年)
- ドラマ愛の詩『双子探偵』(1999年)
- ドラマ愛の詩スペシャル『ズッコケ三人組 VS.双子探偵 光の世界へ翔べ』(2001年)
- 「夢みる惑星」(2000年)
- 「トトの世界」(2001年、脚本:大森寿美男)
- 「コウノトリなぜ紅い」(2001年 単独演出)
- 連続テレビ小説『まんてん』(2002年)
- 月曜ドラマシリーズ『恋する京都』(2004年)
- よるドラシリーズ『ルームシェアの女』(2005年)
- 土曜ドラマ『マチベン』(2006年)
- 土曜ドラマ『上海タイフーン』(2008年)
- ドラマ8『七瀬ふたたび』(2008年)
- 金曜ドラマ『派遣のオスカル』(2009年)
- 土曜時代劇『まっつぐ〜鎌倉河岸捕物控〜』(2010年)
- 連続テレビ小説『おひさま』(2011年)
- BS「恋愛検定」(桂望実原作)(2012年)
- 土曜ドラマ『ご縁ハンター』(2013年)
- 特集ドラマ はじまりの歌(2013年)
- 特集ドラマ『途中下車』(2014年)
- 『2030 かなたの家族』(2015年)
- FMシアター『あいちゃんは幻』(2016年 ラジオドラマ)
- FMシアター『ほかの誰でもないアヤコ』(2016年 ラジオドラマ)
- FMシアター『100円の新世界』(2017年 ラジオドラマ)
- ドラマ10『お母さん、娘をやめていいですか?』(2017年)
- ドラマ10『この声をきみに』(2017年)
- 土曜ドラマスペシャル『炎上弁護人』(2018年)
- ドラマ10『ミス・ジコチョー〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜』(2019年)
- 土曜ドラマ『三浦部長、本日付けで女性になります。』(2020年)
- 土曜ドラマ『ノースライト』(2020年)
- 土曜ドラマ『一橋桐子の犯罪日記』(2022年)
- 土曜ドラマ「お別れホスピタル」(2024年)
受賞歴
[編集]- 1991年 プラハ国際テレビ祭プラハ金賞(グランプリ)‐『静かの海に眠れ』
- 1997年 放送文化基金賞‐『熱の島-ヒートアイランド』
- 2000年 ギャラクシー賞‐『夢みる惑星』
- 2001年 ギャラクシー大賞‐『トトの世界』
参考
[編集]- 「90年代を生きる映像作家たち Vol.9 笠浦友愛」こうたき てつや「ぎゃらく」1998-9
- http://www9.nhk.or.jp/ohisama/special/direction/