第三の銃弾
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第三の銃弾 The Third Bullet | ||
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著者 | カーター・ディクスン | |
発行日 | 1937年 | |
ジャンル | 推理小説 | |
国 | イギリス | |
言語 | 英語 | |
形態 | 文学作品 | |
次作 | 新透明人間 | |
コード | OCLC 463719289 | |
ウィキポータル 文学 | ||
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『第三の銃弾』(だいさんのじゅうだん、The Third Bullet )は、1937年に発表されたカーター・ディクスン(ディクスン・カー)名義の長編推理小説。シリーズ探偵であるマーチ大佐の原型とも云えるマーキス大佐が探偵役。
あらすじ
[編集]引退した元判事が密室で射殺された。室内には判事が有罪にし刑期を終えた青年がいて、拳銃(リボルバー38口径)を持って呆然と立っていた。また、室内の花瓶には一発発射された別の銃(オートマチック32口径)が隠してあった。しかし、被害者を絶命させた胸の凶弾はいずれの銃とも異なる銃(空気銃22口径)のものだった。第三の銃はどこへ行ったのか。
登場人物
[編集]- チャールズ・モートレイク - 被害者で元判事。
- キャロライン・モートレイク - 判事の長女。小柄だが豊満な体つき。ブルネットで黒い瞳。
- アイダ・モートレイク - 判事の次女。背がかなり高く、金髪碧眼。高価な毛皮のコートを着ている。
- ガブリエル・ホワイト - 判事殺害の容疑者。
- アンドリュー・トラヴァース卿 - 刑事弁護士。アイダの交際相手。
- アルフレッド・ペニー - 判事の助手で書記。
- サラ・サミュエルズ - 辞めた女中の後任への応募者。第二の被害者。
- デイヴィズ - モートレイク邸の執事。
- ロビンソン - モートレイク邸の門番。
- ジョン・ペイジ - 警部。事件の目撃者。
- ボーダン部長刑事 - その部下。ホワイトの前科で彼を逮捕した経験がある。
- マーキス大佐 - ロンドン警視庁の副総監。本作の探偵役。大男で白髪で生え際が後退している。
提示される謎
[編集]- ハウダニット(死亡時に容疑者が室内にいた密室)
短縮中編
[編集]- 1947年に、短縮版の同題中編「第三の銃弾」が発表され、1954年出版の中短編集に収録されている[1]。
書誌情報
[編集]- 『カー短編全集2』より「第三の銃弾」宇野利泰(訳)、東京創元社〈創元推理文庫118-2〉、1970年。
- 『第三の銃弾 完全版』田口俊樹(訳)、早川書房〈ハヤカワ・ミステリ文庫6-11〉、2001年。
- 『第三の弾丸』、宝石社 別冊宝石1958年11月15日号、No.81、1955年。
脚注
[編集]- ^ 『カー短編全集2』解説 355p