騎士の盃
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騎士の盃 The Cavalier's Cup | ||
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著者 | カーター・ディクスン | |
発行日 | 1953年 | |
ジャンル | 推理小説 | |
国 | イギリス | |
言語 | 英語 | |
形態 | 文学作品 | |
前作 | Behind the Crimson Blind | |
ウィキポータル 文学 | ||
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『騎士の盃』(きしのさかずき The Cavalier's Cup )は、1953年に発表されたカーター・ディクスン(ディクスン・カー)名義の長編推理小説。ヘンリー・メリヴェール卿もの最後の長編である。
あらすじ
[編集]戸締まりをし見張りもいる部屋の、鍵のかかった金庫の中に入れた財宝「騎士の盃」。この警備の厳重な部屋の中に入って盃を持ち出した者がいた。持ち主の妻・ブレイス卿夫人は、夫が夢遊病にかかり、知らずにやったのではないかと警察に相談する。 夫人の訴えと上層部からの圧力で、マスターズ警部はH・M卿を伴い夫妻の邸宅で捜査を開始する。
主な登場人物
[編集]- ブレイス卿 - 高価な財宝『騎士の盃』の所有者。夢遊病を疑われている。
- ジニー - ブレイス卿夫人。小柄なアメリカ人で、事件の依頼人。
- マスターズ警部 - 「騎士の盃」消失には、全く興が乗らなかったが、警察上層から電話がかかり、仕方なく捜査に赴く。
- ヘンリー・メリヴェール卿 - 主人公の名探偵。本作が最後の登場となる[1]。
提示される謎
[編集]- 不可能犯罪(部屋・見張り・金庫の「三重の密室」状態からの財宝の消失)
特記事項
[編集]- 冒頭で、自動車を自ら運転する若い女性の描写がある[2]。
- 作中で、H・M卿はさかんに歌の練習をしている。