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第11方面軍 (日本軍)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第11方面軍
創設 1945年昭和20年)2月1日
廃止 1945年(昭和20年)
所属政体 大日本帝国の旗 大日本帝国
所属組織  大日本帝国陸軍
部隊編制単位 方面軍
所在地 日本本土
通称号/略称
最終上級単位 第1総軍
担当地域 東北地方
最終位置 宮城県 仙台
戦歴 第二次世界大戦
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第11方面軍(だいじゅういちほうめんぐん)は、大日本帝国陸軍方面軍の一つ。

沿革

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第二次世界大戦末期、絶対国防圏の要石とされたサイパンを失い、レイテ戦に失敗し、大本営1945年(昭和20年)1月20日に本土(北海道本州四国沖縄を除く九州)の維持を作戦目的とした「帝国陸海軍作戦計画大綱」を決定、本土に於ける軍の編制を根本的に改めた。

第11方面軍は同年2月6日に、東北地方を作戦地域として編成され、当初は防衛総司令部の指揮下、その後4月8日には新設の第1総軍の指揮下に入り、連合国軍との本土決戦に備えたが、交戦することなしに日本軍無条件降伏となった。なお、司令部は方面軍の創設から編成完結までの時間が短かったため、北海道東部の防衛を担任していた第27軍(2月1日付で廃止)の司令部要員を移駐させて編成された。

なお、第11方面軍司令官東北軍管区司令官を兼ね、軍管区司令官としては天皇に直隷した。また、参謀長、参謀副長も、東北軍管区のそれを兼ねた。この兼任によって、実質的に東北軍管区部隊にも指揮を及ぼしていた。

第11方面軍概要

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  • 通称号:進
  • 編成時期:1945年(昭和20年)2月1日
  • 最終位置:仙台
  • 最終上級部隊:第1総軍

第11方面軍の人事

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司令官

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参謀長

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参謀副長

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最終司令部構成

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  • 司令官:藤江恵輔大将
  • 参謀長:今井一二三少将
  • 参謀副長:前沢長重少将
  • 高級参謀:武居清太郎大佐
  • 高級副官:調所広周中佐
  • 兵器部長:永山力大佐
  • 経理部長:生地竹之助主計少将
  • 軍医部長:岡田恒吉軍医少将
  • 獣医部長:高亀広獣医大佐
  • 法務部長:鈴木権太郎法務大佐

最終所属部隊

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砲兵部隊
  • 独立山砲兵第12連隊:佐藤富太郎大佐  
  • 独立速射砲第21大隊:駒野昇大尉
  • 独立重砲兵第34大隊:(最終位置:塩釜)
  • 独立高射砲第48大隊:岡野静喜大尉    
  • 迫撃砲第2大隊:中尾猶助少佐    
  • 迫撃砲第3大隊    
兵站部隊     
  • 第33警備司令部:山下良眼少将  
  • 第69兵站地区隊      
  • 第17野戦輸送司令部:川崎吉次大佐  
通信部隊
  • 電信第38連隊:林武平少佐  
  • 第11方面軍通信隊

脚注

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  1. ^ 福川 2001, 226頁.

参考文献

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  • 福川秀樹 編著『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。ISBN 4829502738 

関連項目

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