第23次西成暴動
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第23次西成暴動(だい23じにしなりぼうどう)とは、1992年(平成4年)10月に大阪府大阪市西成区のあいりん地区(通称釜ヶ崎)で発生した日雇い労働者による暴動事件。「第23次釜ヶ崎暴動」ともいう。
事件の発端
[編集]バブル景気の終了に伴い、日雇いの就労状況も悪化し始めた。そのため日雇い労働者は、1992年7月頃から西成区内にある大阪市立更生相談所に「生活困窮者貸付金制度」の条件緩和を要求していた。
事件の概要
[編集]1992年10月1日午前8時40分頃、40人の労働者が更生相談所に大挙押しかけたため、受付窓口を閉鎖した。それに憤慨した労働者は更生相談所の周りに集結していたが、夕方に入り自転車に火を付けるなど暴徒化し始めた。
発生から3日目の10月3日に沈静化したが、その後も同月23日まで更生相談所の周辺を警備し暴動の再発に備えた。
参考文献
[編集]- 大阪府警察史編集委員会編『大阪府警察40年の記録』大阪府警察本部、1998年