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西部方面対舟艇対戦車隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第4対舟艇対戦車隊から転送)
西部方面対舟艇対戦車隊
訓練展示を行う西部方面対舟艇対戦車隊
創設 2013年平成25年)3月26日
所属政体 日本の旗 日本
所属組織 陸上自衛隊
部隊編制単位
兵科 普通科
兵種/任務 対舟艇・対戦車
所在地 大分県 玖珠郡玖珠町
編成地 玖珠
通称号/略称 西方対舟
上級単位 西部方面隊第8師団
担当地域 九州
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西部方面対舟艇対戦車隊(せいぶほうめんたいしゅうていたいせんしゃたい、JGSDF Western Army Ground-to-Ship and Anti-Tank Unit: WA GS&AT)は、大分県玖珠郡玖珠町玖珠駐屯地に駐屯する、西部方面隊直轄(平時第8師団隷属)の普通科部隊である。

概要

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96式多目的誘導弾システム」を装備し、西部方面隊隷下作戦部隊では最大の対舟艇・対機甲火力戦闘部隊[1]を持つ普通科部隊である。『西部方面』を名乗っているが平時は第8師団隷下[1]であり、有事の際は西部方面総監隷下に直属変更を行う、という特殊な部隊運用を受けている。普通科連隊の対戦車小隊西部方面戦車隊と共に対舟艇・対機甲戦闘を行うとともに、西部方面隊隷下諸部隊への火力支援を行う。

前々身は、1962年(昭和37年)に湯布院駐屯地で編成された「75mm無反動砲」を装備する第4対戦車隊[2][1]であり、1977年(昭和52年)に第4戦車大隊とともに玖珠駐屯地に移駐した[1][2][3]

第4対戦車隊当時「75mm無反動砲」、「106mm無反動砲」、「64式対戦車誘導弾」、「87式対戦車誘導弾」へと最新の対戦車火力装備に更新を進めてきた[1]

2002年に(平成14年)「96式多目的誘導弾システム」の装備を受けて、前身である第4対舟艇対戦車隊に一度改編している[1]

2013年(平成25年)3月26日に第4師団の改編に伴い、第4対舟艇対戦車隊を一度廃止し、方面直轄部隊として再編したうえで編成完結を行っている。改編に伴い、隷属先の指定を従来の第4師団としていた。「」を名乗るが、部隊は大隊に準ずる部隊のため、指揮官は2等陸佐である。

2015年(平成27年)に名義を維持したまま第8師団へと配属替えを行っている[4]

沿革

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第4対戦車隊

  • 1962年(昭和37年)8月15日:湯布院駐屯地において第4対戦車隊が編成完結[1][3]
  • 1966年(昭和41年)3月10日:湯布院駐屯地から玖珠駐屯地に移駐[1][2][3]
  • 1990年(平成02年)3月26日:第4対戦車隊に重MAT小隊を新編。
  • 2002年(平成14年)3月26日:第4対戦車隊(玖珠駐屯地)を廃編。

第4対舟艇対戦車隊

西部方面対舟艇対戦車隊

部隊編成

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  • 西部方面対舟艇対戦車隊本部
  • 西部方面対舟艇対戦車隊本部付隊
  • 第1対舟艇対戦車小隊
  • 第2対舟艇対戦車小隊
  • 第3対舟艇対戦車小隊

装備車両の部隊表示は、全て「西方対舟」

支援部隊

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第4対舟艇対戦車隊

  • 第4後方支援連隊第2整備大隊対舟艇対戦車直接支援隊「4後支-2-対舟」(玖珠駐屯地):2003年(平成15年)3月27日から2013年(平成25年)3月25日の間。

西部方面対舟艇対戦車隊

  • 第302対舟艇対戦車直接支援隊「302対直支」(玖珠駐屯地):2013年(平成25年)3月26日から

主要装備

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脚注・出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j 西部方面対舟艇対戦車隊 - 第8師団 8師団の紹介
  2. ^ a b c 陸上自衛隊玖珠駐屯地開設記念行事 - 陸上自衛隊玖珠駐屯地の歴史 - 玖珠町商工会
  3. ^ a b c 駐屯地のあゆみ - 陸上自衛隊湯布院駐屯地
  4. ^ a b 朝雲新聞西方対舟艇対戦車隊が8師団の隷下に2015年5月15日

関連項目

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外部リンク

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