玖珠駐屯地
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玖珠駐屯地 | |
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開設記念式典での観閲行進の様子 | |
位置 | |
所在地 | 大分県玖珠郡玖珠町大字帆足2494 |
座標 | 北緯33度16分12秒 東経131度21分33秒 / 北緯33.27000度 東経131.35917度座標: 北緯33度16分12秒 東経131度21分33秒 / 北緯33.27000度 東経131.35917度 |
概要 | |
駐屯地司令 | 西部方面戦車隊長 |
主要部隊 |
西部方面戦車隊 |
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開設年 | 1957年 |
玖珠駐屯地(くすちゅうとんち、JGSDF Camp Kusu)は、大分県玖珠郡玖珠町大字帆足2494に所在し、西部方面戦車隊等が駐屯する陸上自衛隊の駐屯地。
概要
[編集]駐屯地司令は、西部方面戦車隊長が兼務。最寄の演習場は、日出生台演習場。
長らく機甲科部隊が多く駐屯していたが、2019年3月に西部方面特科連隊第2大隊が移駐。駐屯地創設時に駐屯していた第114特科大隊以来、約半世紀ぶりに野戦特科部隊が配置された。
新年、新成人が74式戦車・10式戦車と綱引きをする成人式を行うことで有名であり、たびたびメディアに掲載される。新成人だけでは微動だにしないため、先輩隊員と協力してやっと動くという[1]。
沿革
[編集]陸上自衛隊玖珠駐屯地
- 1979年(昭和54年)3月26日:第8戦車大隊が北熊本駐屯地から移駐[3]。
- 1993年(平成 5年):新成人が戦車と綱引きをする駐屯地成人式が初開催された[1]。
- 2002年(平成14年)3月27日:第4対戦車隊を第4対舟艇対戦車隊に改編[4]。
- 2013年(平成25年)
- 3月25日:
- 第4戦車大隊の第3戦車中隊・第4戦車中隊を廃止し2個中隊編成に縮小。
- 第4対舟艇対戦車隊を廃止。
- 3月26日:西部方面隊直轄の西部方面対舟艇対戦車隊及び第302対舟艇対戦車直接支援隊を新編(平時第4師団隷属)[4]。
- 2015年(平成27年)3月26日:
- 2018年(平成30年)3月27日:部隊の新・改編。
- 第4師団の第4戦車大隊の1個戦車中隊から水陸機動団戦闘上陸大隊(本部は崎辺分屯地)の1個戦闘上陸中隊を新編[7]。
- 第4師団の第4戦車大隊の1個戦車中隊と第8師団の第8戦車大隊の3個戦車中隊を統合し、西部方面戦車隊を新編(平素第4師団隷属)[8]。
- 第4後方支援連隊・第8後方支援連隊の戦車直接支援中隊が統合され、西部方面後方支援隊第301戦車直接支援中隊[9]および水陸機動団後方支援大隊の一部[10]に再編。
- 水陸機動団通信中隊の派遣隊を新編[10]。
- 西部方面戦車隊長を駐屯地司令職に職務指定[11]。
- 2019年(平成31年)3月26日:部隊の新・改編[12]。
- 西部方面特科連隊第2特科大隊を新編[13][14][15]。
- 第101特科直接支援隊第1特科直接支援中隊第2直接支援小隊を新編(西部方面特科連隊第2特科大隊を支援)。
- 西部方面戦車隊第3戦車中隊の一部を第4偵察隊と編合し、第4偵察戦闘大隊に改編(16式機動戦闘車は福岡駐屯地に移駐)。
- 西部方面戦車隊第3戦車中隊・第4戦車中隊を廃止[16](74式戦車は用途廃止され、廃止時の要員は全国に分散)[16]。
- 西部方面戦車隊が平素第4師団隷属から西部方面隊直轄部隊へ移行。
- 2022年(令和第8師団に平素隷属。 4年)3月:西部方面戦車隊が
- 2024年(令和 6年)3月21日:
- 西部方面特科連隊第2大隊が第2特科団隷下となる。
- 第101特科直接支援隊第1直接支援中隊第2直接支援小隊が第102特科直接支援隊第1直接支援中隊第2直接支援小隊(西部方面特科連隊第2特科大隊を支援)に改組。
駐屯部隊
[編集]西部方面隊隷下部隊
[編集]- 第8師団
- 西部方面戦車隊(平素第8師団隷下)
- 西部方面対舟艇対戦車隊(平素第8師団隷下)[17]
- 第8後方支援連隊
- 第2整備大隊
- 第302対舟艇対戦車直接支援隊(平素第8師団隷下)[17]:西部方面対舟艇対戦車隊を支援
- 第2整備大隊
- 第2特科団
- 西部方面特科連隊
- 第2特科大隊
- 第2特科大隊本部
- 本部管理中隊
- 第3射撃中隊
- 第4射撃中隊
- 第2特科大隊
- 西部方面特科連隊
- 西部方面後方支援隊
- 第301戦車直接支援中隊:西部方面戦車隊を支援
- 第102特科直接支援大隊
- 第1特科直接支援中隊
- 第2直接支援小隊:西部方面特科連隊第2特科大隊を支援
- 第1特科直接支援中隊
- 西部方面システム通信群
- 第102基地システム通信大隊
- 第304基地通信中隊
- 玖珠派遣隊
- 第304基地通信中隊
- 第102基地システム通信大隊
- 西部方面会計隊
- 第404会計隊
- 玖珠派遣隊
- 第404会計隊
- 玖珠駐屯地業務隊
陸上総隊直轄部隊
[編集]防衛大臣直轄部隊
[編集]- 警務隊
- 西部方面警務隊
- 第134地区警務隊
- 玖珠派遣隊
- 第134地区警務隊
- 西部方面警務隊
最寄の幹線交通
[編集]- 高速道路:大分自動車道玖珠IC
- 一般道:国道210号、国道387号、大分県道43号玖珠山国線、大分県道54号玖珠天瀬線、大分県道409号下恵良九重線、大分県道679号川上玖珠線
- 鉄道:JR九州久大本線豊後森駅
- 港湾:
- 飛行場:大分空港(第二種空港)
重要施設
[編集]- 松原ダム・下筌ダム - 福岡都市圏・日田市への給水、筑後川の治水、発電を担う多目的ダム。
- 八丁原発電所 - 約11万kWの日本最大の地熱発電所。
- 滝上発電所 - 約2.5万kWの地熱発電所。
- 大岳発電所 - 約1.25万kWの地熱発電所。八丁原発電所・滝上発電所を遠隔管理している。
脚注
[編集]- ^ a b 玖珠駐屯地恒例 戦車と綱引き - OBS大分放送(1月19日放送・配信分。同日配信のニュースをアーカイブ化)
- ^ “自衛隊法施行令の一部を改正する政令(昭和32年7月29日政令第209号)”. 国立公文書館デジタルアーカイブ. 2016年5月6日閲覧。
- ^ a b c d 陸上自衛隊玖珠駐屯地開設記念行事 - 陸上自衛隊玖珠駐屯地の歴史 - 玖珠町商工会
- ^ a b c d 西部方面対舟艇対戦車隊 - 第8師団 8師団の紹介
- ^ 朝雲新聞 西方対舟艇対戦車隊が8師団の隷下に2015年5月15日
- ^ 陸上自衛隊目達原駐屯地HP 西部方面後方支援隊
- ^ 陸自、水陸機動団の部隊を玖珠、湯布院に配置へ - 大分合同新聞 電子版『GATE』 (大分合同新聞9月24日付朝刊掲載、2016年11月7日閲覧)
- ^ “西部方面隊の沿革”. 陸上自衛隊 西部方面隊. 2018年3月30日閲覧。
- ^ 平成29年度歳出概算要求書(一般会計) p.230- 防衛省
- ^ a b “陸自水陸機動団新編まで1年 創設以来の大改革”. 長崎新聞朝刊. (2017年4月30日)
- ^ “陸自 戦車大隊を統廃合 玖珠駐屯地の組織改編”. 大分合同新聞GATE. 大分合同新聞社. (2018年3月29日). オリジナルの2018年3月30日時点におけるアーカイブ。 2018年3月30日閲覧。
- ^ 平成30年度玖珠駐屯地記念式典 執行者スピーチより
- ^ 陸上自衛隊 玖珠駐屯地 公式 [@kusutyutonti] (2020年4月14日). "玖珠駐屯地所在部隊の紹介をします。 本日は31年3月に新編、移駐して来た西部方面特科連隊第2大隊の紹介です。装備については、155㎜榴弾砲(FH70)を保有しおり、FH70 の愛称は『サンダーストーン』と呼ばれています。 #防衛省 #陸上自衛隊 #西部方面隊 #玖珠駐屯地 #特科大隊 #FH70". X(旧Twitter)より2020年4月14日閲覧。
- ^ “湯布院駐屯地twitterアカウント(@yufuinpr)掲載”. 陸上自衛隊湯布院駐屯地. 2019年3月26日閲覧。
- ^ “久留米駐屯地広報誌「くるめ」平成31年1月号”. 陸上自衛隊久留米駐屯地. p. 2. 2020年1月24日閲覧。
- ^ a b “陸上自衛隊新改編決行! 西部方面戦車隊”. 自衛隊ニュース. 防衛ホーム新聞社 (1002): p. 5. (2019年5月1日) 2019年5月4日閲覧。
- ^ a b 西部方面と冠しているが、通常は第8師団に隷属する。朝雲新聞西方対舟艇対戦車隊が8師団の隷下に2015年5月15日
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 陸上自衛隊 玖珠駐屯地 公式(@kusutyutonti) - Twitter