第11旅団 (陸上自衛隊)
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第11旅団 | |
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創設 | 2008年(平成20年)3月26日 |
所属政体 | 日本 |
所属組織 | 陸上自衛隊 |
部隊編制単位 | 旅団 |
兵種/任務 | 機動旅団 |
人員 | 約3,900名 |
所在地 | 北海道 札幌市 |
編成地 | 真駒内 |
愛称 | 士魂旅団 |
上級単位 | 北部方面隊 |
担当地域 | 道央、道南 |
第11旅団(だいじゅういちりょだん、JGSDF 11th Brigade)は、陸上自衛隊の旅団のひとつ。北部方面隊直轄にあり、司令部を北海道札幌市の真駒内駐屯地に置く。
概要
[編集]1個即応機動連隊、2個普通科連隊(軽)基幹であり、北海道道央、道南の防衛・警備、災害派遣を任務とするほか、国際貢献活動、民生協力(さっぽろ雪まつりの雪像製作支援等[1])を行っている。
沿革
[編集]- 2007年(平成19年)6月8日:第11師団を廃止して、新たに第11旅団を置くための自衛隊法等の改正が公布される(平成19年法律第80号)。
- 2008年(平成20年)3月26日:第11師団から第11旅団(総合近代化旅団タイプ)に改編。
- 2011年(平成23年)4月22日:司令部付隊第11化学防護隊[2]を改編し、同日付で司令部付隊第11特殊武器防護隊が編成完結。福島県郡山市にて除染活動に従事。
- 2012年(平成24年)6月23日:自衛隊南スーダン派遣の2次隊要員として、第11旅団の隊員約110人が、南スーダンの首都ジュバに入った。インフラ整備などに従事する[3]。
- 2013年(平成25年)3月26日:第11特殊武器防護隊が司令部付隊より独立新編。
- 2014年(平成26年)3月26日:第11戦車大隊及び第11後方支援隊の一部が真駒内駐屯地から北恵庭駐屯地へ移駐[4]。
- 2019年(平成31年)3月26日:機動旅団に改編。
- 第10普通科連隊、第11戦車大隊、第11高射特科中隊の一部を統合し、第10即応機動連隊を新編。
- 第11戦車大隊を第11戦車隊に改編。
- 第11高射特科中隊を第11高射特科隊に改編。
- 第11後方支援隊の整備部隊改編。
- 2020年頃の主要編成
- 第10即応機動連隊、第18・第28普通科連隊、第11戦車隊、第11特科隊、第11高射特科隊
編成・駐屯地
[編集]1個即応機動連隊・2個普通科連隊基幹。機動旅団化されたが、野戦特科(火砲)部隊と戦車部隊は廃止されず引き続き編成されている。
- 編成
司令部
[編集]→詳細は「司令部 § 陸上自衛隊の師団の司令部等の構成」を参照
主要幹部
[編集]官職名 | 階級 | 氏名 | 補職発令日 | 前職 |
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第11旅団長 | 陸将補 | 足立吉樹 | 2024年 | 3月28日防衛研究所副所長 |
副旅団長 兼 真駒内駐屯地司令 |
1等陸佐 | 山﨑誠一 | 2023年 | 3月13日第14旅団司令部幕僚長 |
幕僚長 | 1等陸佐 | 本多健二 | 2024年 | 3月18日第4施設群長 兼 座間駐屯地司令 |
代 | 氏名 | 在任期間 | 出身校・期 | 前職 | 後職 |
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1 | 伊藤隆 | 2008.3.26 - 2009.7.21 | 防大19期 | 北部方面総監部幕僚副長 | 退職 |
2 | 松川史郎[7] | 2009.7.21 - 2010.12.1 | 防大20期 | 陸上自衛隊富士学校副校長 | |
3 | 吉田明生 | 2010.12.1 - 2012.3.30 | 防大21期 | 東北方面総監部幕僚長 | |
4 | 有吉登聖 | 2012.3.30 - 2014.8.5 | 防大24期 | 陸上自衛隊富士学校普通科部長 | |
5 | 渡部博幸 | 2014.8.5 - 2015.8.3 | 生徒19期・ 国学院大学[8] |
陸上自衛隊富士学校長 兼 富士駐屯地司令 | |
6 | 甲斐芳樹 | 2015.8.4 - 2017.7.31 | 防大28期 | 陸上幕僚監部法務官 | 第10師団長 |
7 | 竹本竜司[9] | 2017.8.1 - 2018.7.31 | 生徒26期・ 防大31期 |
陸上幕僚監部人事教育部長 | 第1師団長 |
8 | 亀山慎二 | 2018.8.1 - 2020.3.17 | 防大31期 | 中央情報隊長 兼 陸上総隊司令部情報部長 |
第9師団長 |
9 | 酒井秀典 | 2020.3.18 - 2021.3.25 | 防大33期 | 第1ヘリコプター団長 兼 木更津駐屯地司令 |
中部方面総監部幕僚長 兼 伊丹駐屯地司令 |
10 | 宮本久德 | 2021.3.26 - 2022.7.31 | 防大33期 | 陸上自衛隊高射学校長 兼 下志津駐屯地司令 |
退職 |
11 | 青木伸一 | 2022.8.1 - 2023.4.20 | 防大32期 | 陸上自衛隊富士学校副校長 兼 諸職種協同センター長 |
第8師団長 (陸将昇任) |
12 | 富崎隆志 | 2023.4.21 - 2024.3.27 | 生徒29期・ 法政大学[10] |
陸上自衛隊高等工科学校長 兼 武山駐屯地司令 |
東部方面総監部幕僚長 兼 朝霞駐屯地司令 |
13 | 足立吉樹 | 2024.3.28 - | 防大36期 | 防衛研究所副所長 |
警備地区
[編集]- 第11警備警備地区:北海道道央、道南
改編・廃止部隊
[編集]- 第11旅団司令部付隊第11化学防護隊:2011年(平成23年)4月21日廃止。第11特殊武器防護隊に改編。
- 第10普通科連隊:2019年(平成31年)3月25日廃止。第10即応機動連隊に改編。
- 第11戦車大隊:2019年(平成31年)3月25日廃止。第11戦車隊に改編。
- 第11高射特科中隊:2019年(平成31年)3月25日廃止。第11高射特科隊に改編。
脚注
[編集]- ^ 2006年から真駒内会場の提供が中止されているが、雪輸送等の支援は引き続き行っている。
- ^ 編成は乙編成
- ^ “陸自2次隊ジュバ入り完了 南スーダンPKO”. 産経新聞. (2012年6月23日)
- ^ “陸自北恵庭駐屯地に第11戦車大隊移駐 戦車群は廃止”. 苫小牧民報 (2014年3月27日). 2017年10月15日閲覧。
- ^ “陸上自衛隊第11旅団 「第11情報隊」を新設”. 産経新聞. (2023年3月16日) 2023年3月16日閲覧。
- ^ 陸上自衛隊 第11旅団【公式】 [@11b_na_jgsdf] (2023年3月17日). "令和5年3月16日(木)第11情報隊の新編に伴い、編成完結式を行いました。". X(旧Twitter)より2023年3月17日閲覧。
- ^ 2013年7月、公職選挙法違反容疑で逮捕
- ^ 昭和56年卒(防大25期相当)
- ^ 博士(工学)(筑波大学大学院)
- ^ 防大37期相当
- ^ “第18普通科連隊”. 陸上自衛隊第11旅団. 2024年3月14日閲覧。
- ^ “令和5年度北海道地域防災計画 第5章災害応急対策計画”. 北海道. pp. 120-124. 2024年3月14日閲覧。
- ^ “隊区”. 2020年7月16日閲覧。
- ^ “平成30年度北海道地域防災計画 第5章災害応急対策計画”. 北海道. pp. 114-116. 2019年1月20日閲覧。
- ^ “平成30年度北海道地域防災計画 第5章災害応急対策計画”. 北海道. pp. 114-116. 2019年1月20日閲覧。
外部リンク
[編集]- 第11旅団
- 第11旅団 (@11b_na_jgsdf) - X(旧Twitter)