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第5旅団 (陸上自衛隊)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第5旅団
創設 2004年平成16年)3月29日
所属政体 日本の旗 日本
所属組織 陸上自衛隊
部隊編制単位 旅団
兵種/任務 機動旅団
人員 約3,600名
所在地 北海道 帯広市
編成地 帯広
上級単位 北部方面隊
担当地域 道東
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第5旅団(だいごりょだん、JGSDF 5th Brigade)は、陸上自衛隊旅団のひとつ。北部方面隊直轄にあり、旅団司令部を帯広市帯広駐屯地に置く。

概要

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1個即応機動連隊、2個普通科連隊(軽)基幹であり、機動旅団に分類される。5個の駐屯地(帯広駐屯地、美幌駐屯地、釧路駐屯地、鹿追駐屯地、別海駐屯地)に分かれて配置され、北海道道東の防衛警備、災害派遣を任務とするほか、民生協力及び国際貢献活動を行っている。

東日本大震災で被災した石巻市立湊小学校で瓦礫の片付けをする陸上自衛隊第5旅団の隊員

沿革

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  1. 第4普通科連隊第4普通科中隊を北部方面混成団隷下の第52普通科連隊第3普通科中隊に改編。
  2. 第6普通科連隊の第4普通科中隊を廃止。
  3. 第27普通科連隊の第4普通科中隊を廃止。
  4. 第5戦車隊を大隊編成に縮小改編。
  5. 第5施設中隊を隊編成へ改編。
  6. 第5通信中隊を隊編成へ改編。
  7. 第5対舟艇対戦車中隊を廃止(人員の一部と装備を後身の第2対舟艇対戦車中隊へ異動)。
  8. 第5化学防護小隊が司令部付隊に隷属のまま、第5化学防護隊へ改称。
  • 2013年(平成25年)3月26日:第5化学防護隊が司令部付隊より独立新編[1]
2020年頃の主要編成
第4・第6・第27普通科連隊、第5特科隊、第5高射特科中隊、第5戦車大隊

編成・駐屯地

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編成
駐屯地

司令部

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主要幹部

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官職名 階級 氏名 補職発令日 前職
第5旅団長 陸将補 岸良知樹 2024年08月02日 陸上幕僚監部監理部長
副旅団長
兼 帯広駐屯地司令
1等陸佐 井上嘉史 2024年08月01日 東部方面総監部情報部長
幕僚長 1等陸佐 後藤真二 2024年03月18日 第42即応機動連隊
歴代の第5旅団長
(陸将補)
氏名 在職期間 出身校・期 前職 後職
01 井岡久 2004年03月29日 - 2006年03月27日 防大17期 陸上自衛隊富士学校普通科部長 退職
→2006年5月23日 逝去[6]
02 姉崎泰司 2006年03月27日 - 2007年03月27日 防大19期 第5施設団
小郡駐屯地司令
第11師団長(末代)
(陸将昇任)
03 寺﨑芳治 2007年03月28日 - 2008年11月30日 防大20期 陸上幕僚監部監理部長 陸上自衛隊関東補給処
霞ヶ浦駐屯地司令
(陸将昇任)
04 市田信行[7] 2008年12月01日 - 2010年07月25日 防大21期 陸上幕僚監部装備部副部長 技術研究本部技術開発官
(陸上担当)(陸将昇任)
05 田口義則 2010年07月26日 - 2012年07月25日 東京学芸大学
昭和56年卒[8]
防衛監察本部監察官 第9師団
(陸将昇任)
06 深津孔 2012年07月26日 - 2014年08月04日 防大26期 陸上幕僚監部監察官 第4師団
(陸将昇任)
07 德田秀久 2014年08月05日 - 2015年12月21日 防大27期 陸上自衛隊富士学校副校長 陸上自衛隊富士学校長
富士駐屯地司令
(陸将昇任)
08 正木幸夫 2015年12月22日 - 2017年08月01日 東京大学
昭和59年卒[9]
北部方面総監部幕僚長
札幌駐屯地司令
退職
09 堀井泰蔵 2017年08月01日 - 2019年08月22日 二松学舎大学
昭和62年卒[10]
中部方面総監部幕僚副長 第8師団
(陸将昇任)
10 小瀬幹雄 2019年08月23日 - 2020年08月24日 東京大学
昭和61年卒[11]
西部方面総監部幕僚長
健軍駐屯地司令
陸上自衛隊関東補給処長
兼 霞ヶ浦駐屯地司令
(陸将昇任)
11 廣惠次郎 2020年08月25日 - 2021年12月21日 防大33期 陸上幕僚監部
指揮通信システム・情報部長
陸上自衛隊教育訓練研究本部
目黒駐屯地司令
(陸将昇任)
12 鳥海誠司 2021年12月22日 - 2024年08月01日 防大34期 統合幕僚監部総務部長 第1師団
(陸将昇任)
13 岸良知樹 2024年08月02日 - 防大38期 陸上幕僚監部監理部長

警備地区

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廃止(改編)部隊

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  • 第5戦車隊「5戦」(鹿追駐屯地):2011年(平成23年)4月21日 廃止。第5戦車大隊へ改編。
  • 第5対舟艇対戦車中隊「5対戦」(帯広駐屯地):2011年(平成23年)4月21日 廃止。所属人員の一部と装備を再編成した第2対舟艇対戦車中隊に転用。
  • 第5施設中隊「5施」(帯広駐屯地):2011年(平成23年)4月21日 廃止。第5施設隊へ改編。
  • 第5通信中隊「5通」(帯広駐屯地):2011年(平成23年)4月21日 廃止。第5通信隊へ改編。
  • 第5化学防護小隊「5旅-付」(帯広駐屯地):2011年(平成23年)4月22日 司令部付隊に隷属のまま、第5化学防護隊へ改編。
  • 第6普通科連隊「6普」(美幌駐屯地):2023年(令和5年)3月15日 廃止。第6即応機動連隊に改編
  • 第5戦車大隊「5戦」(鹿追駐屯地):2023年(令和5年)3月15日 廃止。第5戦車隊に改編

脚注

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  1. ^ a b 第5旅団広報紙
  2. ^ ひがし北海道だより 令和5年4月号第5旅団、2023年4月9日閲覧
  3. ^ 陸自第5旅団「機動旅団」改編 帯広に第5情報隊新設(十勝毎日新聞)”. 十勝毎日新聞電子版. 十勝毎日新聞社. 2023年3月20日閲覧。 “16日、第6普通科連隊(美幌駐屯地)を「第6即応機動連隊」へと改編することを発表した。”
  4. ^ a b c d 帯広・第5旅団、機動旅団に 南西諸島にも展開可能に 有事に備え改編」『北海道新聞』2023年3月22日。2023年3月24日閲覧。
  5. ^ 第5戦車隊第5旅団ホームページ内。2023年3月24日閲覧
  6. ^ 井岡久氏死去、元陸将補(47NEWS)
  7. ^ 工学博士(東京工業大学大学院)
  8. ^ 昭和56年入隊、65期幹候・防大25期相当
  9. ^ 昭和59年入隊、65期幹候・防大28期相当
  10. ^ 昭和63年入隊、69期幹候・防大32期相当
  11. ^ 昭和61年入隊、67期幹候・防大30期相当
  12. ^ 令和5年度北海道地域防災計画 第5章災害応急対策計画”. 北海道. pp. 120-124. 2024年3月14日閲覧。
  13. ^ 令和5年度北海道地域防災計画 第5章災害応急対策計画”. 北海道. pp. 120-124. 2024年3月14日閲覧。
  14. ^ 令和5年度北海道地域防災計画 第5章災害応急対策計画”. 北海道. pp. 120-124. 2024年3月14日閲覧。
  15. ^ 令和5年度北海道地域防災計画 第5章災害応急対策計画”. 北海道. pp. 120-124. 2024年3月14日閲覧。

出典

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外部リンク

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