第5旅団 (陸上自衛隊)
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第5旅団 | |
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創設 | 2004年(平成16年)3月29日 |
所属政体 | 日本 |
所属組織 | 陸上自衛隊 |
部隊編制単位 | 旅団 |
兵種/任務 | 機動旅団 |
人員 | 約3,600名 |
所在地 | 北海道 帯広市 |
編成地 | 帯広 |
上級単位 | 北部方面隊 |
担当地域 | 道東 |
第5旅団(だいごりょだん、JGSDF 5th Brigade)は、陸上自衛隊の旅団のひとつ。北部方面隊直轄にあり、旅団司令部を帯広市の帯広駐屯地に置く。
概要
[編集]1個即応機動連隊、2個普通科連隊(軽)基幹であり、機動旅団に分類される。5個の駐屯地(帯広駐屯地、美幌駐屯地、釧路駐屯地、鹿追駐屯地、別海駐屯地)に分かれて配置され、北海道道東の防衛警備、災害派遣を任務とするほか、民生協力及び国際貢献活動を行っている。
沿革
[編集]- 2004年(平成16年)3月29日:第5師団から旅団に改編。
- 2010年(平成22年)3月:ハイチ地震 (2010年)に伴う人道復興支援「ハイチ派遣国際救援隊」の第二次隊として派遣。
- 2011年(平成23年)4月22日:総合近代化旅団へ改編。即応予備自衛官を主体として構成される中隊・小隊を廃止しフル化改編。
- 第4普通科連隊第4普通科中隊を北部方面混成団隷下の第52普通科連隊第3普通科中隊に改編。
- 第6普通科連隊の第4普通科中隊を廃止。
- 第27普通科連隊の第4普通科中隊を廃止。
- 第5戦車隊を大隊編成に縮小改編。
- 第5施設中隊を隊編成へ改編。
- 第5通信中隊を隊編成へ改編。
- 第5対舟艇対戦車中隊を廃止(人員の一部と装備を後身の第2対舟艇対戦車中隊へ異動)。
- 第5化学防護小隊が司令部付隊に隷属のまま、第5化学防護隊へ改称。
- 2020年頃の主要編成
- 第4・第6・第27普通科連隊、第5特科隊、第5高射特科中隊、第5戦車大隊
編成・駐屯地
[編集]- 編成
司令部
[編集]→詳細は「司令部 § 陸上自衛隊の師団の司令部等の構成」を参照
主要幹部
[編集]官職名 | 階級 | 氏名 | 補職発令日 | 前職 |
---|---|---|---|---|
第5旅団長 | 陸将補 | 岸良知樹 | 2024年 | 8月 2日陸上幕僚監部監理部長 |
副旅団長 兼 帯広駐屯地司令 |
1等陸佐 | 井上嘉史 | 2024年 | 8月 1日東部方面総監部情報部長 |
幕僚長 | 1等陸佐 | 後藤真二 | 2024年 | 3月18日第42即応機動連隊長 |
代 | 氏名 | 在職期間 | 出身校・期 | 前職 | 後職 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 井岡久 | 2004年 | 3月29日 - 2006年 3月27日防大17期 | 陸上自衛隊富士学校普通科部長 | 退職 →2006年5月23日 逝去[6] |
2 | 姉崎泰司 | 2006年 | 3月27日 - 2007年 3月27日防大19期 | 第5施設団長 兼 小郡駐屯地司令 |
第11師団長(末代) (陸将昇任) |
3 | 寺﨑芳治 | 2007年 | 3月28日 - 2008年11月30日防大20期 | 陸上幕僚監部監理部長 | 陸上自衛隊関東補給処長 兼 霞ヶ浦駐屯地司令 (陸将昇任) |
4 | 市田信行[7] | 2008年12月 | 1日 - 2010年 7月25日防大21期 | 陸上幕僚監部装備部副部長 | 技術研究本部技術開発官 (陸上担当)(陸将昇任) |
5 | 田口義則 | 2010年 | 7月26日 - 2012年 7月25日東京学芸大学 昭和56年卒[8] |
防衛監察本部監察官 | 第9師団長 (陸将昇任) |
6 | 深津孔 | 2012年 | 7月26日 - 2014年 8月 4日防大26期 | 陸上幕僚監部監察官 | 第4師団長 (陸将昇任) |
7 | 德田秀久 | 2014年 | 8月 5日 - 2015年12月21日防大27期 | 陸上自衛隊富士学校副校長 | 陸上自衛隊富士学校長 兼 富士駐屯地司令 (陸将昇任) |
8 | 正木幸夫 | 2015年12月22日 - 2017年 | 8月 1日東京大学 昭和59年卒[9] |
北部方面総監部幕僚長 兼 札幌駐屯地司令 |
退職 |
9 | 堀井泰蔵 | 2017年 | 8月 1日 - 2019年 8月22日二松学舎大学 昭和62年卒[10] |
中部方面総監部幕僚副長 | 第8師団長 (陸将昇任) |
10 | 小瀬幹雄 | 2019年 | 8月23日 - 2020年 8月24日東京大学 昭和61年卒[11] |
西部方面総監部幕僚長 兼 健軍駐屯地司令 |
陸上自衛隊関東補給処長 兼 霞ヶ浦駐屯地司令 (陸将昇任) |
11 | 廣惠次郎 | 2020年 | 8月25日 - 2021年12月21日防大33期 | 陸上幕僚監部 指揮通信システム・情報部長 |
陸上自衛隊教育訓練研究本部長 兼 目黒駐屯地司令 (陸将昇任) |
12 | 鳥海誠司 | 2021年12月22日 - 2024年 | 8月 1日防大34期 | 統合幕僚監部総務部長 | 第1師団長 (陸将昇任) |
13 | 岸良知樹 | 2024年 | 8月 2日 -防大38期 | 陸上幕僚監部監理部長 |
警備地区
[編集]廃止(改編)部隊
[編集]- 第5戦車隊「5戦」(鹿追駐屯地):2011年(平成23年)4月21日 廃止。第5戦車大隊へ改編。
- 第5対舟艇対戦車中隊「5対戦」(帯広駐屯地):2011年(平成23年)4月21日 廃止。所属人員の一部と装備を再編成した第2対舟艇対戦車中隊に転用。
- 第5施設中隊「5施」(帯広駐屯地):2011年(平成23年)4月21日 廃止。第5施設隊へ改編。
- 第5通信中隊「5通」(帯広駐屯地):2011年(平成23年)4月21日 廃止。第5通信隊へ改編。
- 第5化学防護小隊「5旅-付」(帯広駐屯地):2011年(平成23年)4月22日 司令部付隊に隷属のまま、第5化学防護隊へ改編。
- 第6普通科連隊「6普」(美幌駐屯地):2023年(令和5年)3月15日 廃止。第6即応機動連隊に改編
- 第5戦車大隊「5戦」(鹿追駐屯地):2023年(令和5年)3月15日 廃止。第5戦車隊に改編
脚注
[編集]- ^ a b 第5旅団広報紙
- ^ ひがし北海道だより 令和5年4月号第5旅団、2023年4月9日閲覧
- ^ “陸自第5旅団「機動旅団」改編 帯広に第5情報隊新設(十勝毎日新聞)”. 十勝毎日新聞電子版. 十勝毎日新聞社. 2023年3月20日閲覧。 “16日、第6普通科連隊(美幌駐屯地)を「第6即応機動連隊」へと改編することを発表した。”
- ^ a b c d 「帯広・第5旅団、機動旅団に 南西諸島にも展開可能に 有事に備え改編」『北海道新聞』2023年3月22日。2023年3月24日閲覧。
- ^ 第5戦車隊第5旅団ホームページ内。2023年3月24日閲覧
- ^ 井岡久氏死去、元陸将補(47NEWS)
- ^ 工学博士(東京工業大学大学院)
- ^ 昭和56年入隊、65期幹候・防大25期相当
- ^ 昭和59年入隊、65期幹候・防大28期相当
- ^ 昭和63年入隊、69期幹候・防大32期相当
- ^ 昭和61年入隊、67期幹候・防大30期相当
- ^ “令和5年度北海道地域防災計画 第5章災害応急対策計画”. 北海道. pp. 120-124. 2024年3月14日閲覧。
- ^ “令和5年度北海道地域防災計画 第5章災害応急対策計画”. 北海道. pp. 120-124. 2024年3月14日閲覧。
- ^ “令和5年度北海道地域防災計画 第5章災害応急対策計画”. 北海道. pp. 120-124. 2024年3月14日閲覧。
- ^ “令和5年度北海道地域防災計画 第5章災害応急対策計画”. 北海道. pp. 120-124. 2024年3月14日閲覧。
出典
[編集]- “防衛省人事発令”. 2015年12月22日閲覧。
外部リンク
[編集]- 第5旅団
- 第5旅団 (@5b_na_jgsdf) - X(旧Twitter)