第5特科隊
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第5特科隊 | |
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創設 | 1954年(昭和29年)9月25日(第5特科連隊) |
再編成 | 2004年(平成16年)3月29日(第5特科隊) |
所属政体 | 日本 |
所属組織 | 陸上自衛隊 |
部隊編制単位 | 隊 |
兵科 | 野戦特科 |
所在地 | 北海道、帯広市 |
編成地 |
第5特科連隊:北千歳 第5特科隊:帯広 |
上級単位 | 第5旅団 |
担当地域 | 帯広 |
第5特科隊(だいごとっかたい、JGSDF 5th Artillery Unit)は、北海道帯広市の帯広駐屯地に駐屯する、第5旅団隷下の野戦特科部隊である。
沿革
[編集]第5特科連隊
- 1954年(昭和29年)
- 9月25日:部隊編成。
- 連隊本部、本部中隊、第2大隊、第4大隊が第1特科群を母体として北千歳駐屯地において編成。
- 第1大隊として第2特科連隊第1大隊(帯広駐屯地)を編入。
- 第3大隊として第2特科連隊第3大隊(美幌駐屯地)を編入。
- 第5大隊が第2特科連隊第5大隊を母体として旭川駐屯地において編成。
- 10月15日:第5特科連隊(第1、第3、第5大隊欠)が北千歳駐屯地から東千歳駐屯地に移駐。
- 10月19日:第5大隊が旭川駐屯地から東千歳駐屯地に移駐。
- 1957年(昭和32年)11月15日:連隊本部、本部中隊及び第4大隊が東千歳駐屯地から帯広駐屯地に移駐。
- 1960年(昭和35年)2月22日:第2大隊(北千歳駐屯地)が第7特科連隊に編入。第7特科連隊第1大隊(真駒内駐屯地)が第2大隊として編入。
- 1961年(昭和36年)
- 8月26日:第2大隊(真駒内駐屯地)を第11特科連隊の編成要員として第7特科連隊に編入。第5大隊が東千歳駐屯地から帯広駐屯地に移駐。
- 9月11日:連隊を再編成。
- 1962年(昭和37年)1月18日:第5師団改編に伴い、第4大隊が第5大隊に、第5大隊が第6大隊に改編。新たに第2大隊、第3大隊を新編。
- 1972年(昭和47年)3月24日:第6大隊に35mm2連装高射機関砲 L-90が配備。
- 1980年(昭和55年)3月25日:
- 本部中隊情報小隊を改編し、情報中隊を新編。
- 第5大隊に多連装ロケット中隊(75式130mm自走多連装ロケット弾発射機装備)を新編。
- 75式自走155mmりゅう弾砲を配備。
- 1984年(昭和59年)3月26日:75式自走155mmりゅう弾砲が完全充足。
- 1986年(昭和61年)7月7日:第6大隊に81式短距離地対空誘導弾が配備。
- 1987年(昭和62年)3月26日:第6大隊に81式短距離地対空誘導弾が増備され、M51 75mm高射砲が廃止。
- 1989年(平成元年)3月24日:第6大隊(高射特科)が第5高射特科大隊として分離独立し、師団直轄となる。
- 2004年(平成16年)3月28日:第5特科連隊が廃止。
第5特科隊
- 2004年(平成16年)3月29日:第5師団の旅団に伴う改編。
- 第5特科隊へ第5特科連隊から縮小し新編。
- 第4射撃中隊を即応予備自衛官を含むコア部隊に編成。
- 後方支援体制変換に伴い、整備部門を第5後方支援隊第2整備中隊特科直接支援小隊へ移管。
- 2011年(平成23年)4月22日:第4射撃中隊(コア部隊)を廃止。
部隊編成
[編集]- 第5特科隊本部
- 本部管理中隊「5特-本」
- 第1射撃中隊「5特-1」
- 第2射撃中隊「5特-2」
- 第3射撃中隊「5特-3」
第5特科連隊 廃止時の編成
- ※2004年(平成16年)3月28日
- 第5特科連隊本部
- 本部中隊「5特-本」
- 情報中隊「5特-情」
- 第1特科大隊
- 第1特科大隊本部
- 本部管理中隊「5特-1-本」
- 第1射撃中隊「5特-1-1」
- 第2射撃中隊「5特-1-2」
- 第2特科大隊
- 第2特科大隊本部
- 本部管理中隊「5特-2-本」
- 第3射撃中隊「5特-2-3」
- 第4射撃中隊「5特-2-4」
- 第3特科大隊(美幌駐屯地)
- 第3特科大隊本部
- 本部管理中隊「5特-3-本」
- 第5射撃中隊「5特-3-5」
- 第6射撃中隊「5特-3-6」
- 第5特科大隊
- 第5特科大隊本部
- 本部管理中隊「5特-5-本」
- 第9射撃中隊「5特-5-9」
- 第10射撃中隊「5特-5-10」
- 第11射撃中隊「5特-5-11」
- 多連装ロケット中隊「5特-多」
整備支援部隊
[編集]- 第5後方支援隊第2整備中隊特科直接支援小隊:2004年(平成16年)3月29日から
主要幹部
[編集]官職名 | 階級 | 氏名 | 補職発令日 | 前職 |
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第5特科隊長 | 1等陸佐 | 栁原秀親 | 2023年 | 3月13日陸上自衛隊教育訓練研究本部 |
代 | 氏名 | 在職期間 | 前職 | 後職 |
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1 | 稲永一衛 | 1954年 | 9月25日 - 1956年11月18日陸上自衛隊高射学校付 | 陸上自衛隊富士学校特科部副部長 |
2 | 隈元義徳 | 1956年11月19日 - 1958年 | 7月31日第5特科連隊副連隊長 | 防衛大学校教授 |
3 | 佐藤公夫 | 1958年 | 8月 1日 - 1961年 2月28日第3特科群副群長 兼 別府駐とん地業務隊長 |
自衛隊山口地方連絡部長 |
4 | 今西一典 | 1961年 | 3月 1日 - 1963年 3月15日陸上幕僚監部第3部勤務 | 陸上自衛隊富士学校研究部第3課長 |
5 | 山内重安 | 1963年 | 3月16日 - 1965年 3月15日陸上幕僚監部第2部保全班長 兼 地誌班長 |
西部方面総監部第2部長 |
6 | 栄藤聖 | 1965年 | 3月16日 - 1967年 3月15日東北方面総監部第3部勤務 | 陸上自衛隊富士学校研究部第3課長 |
7 | 斎藤鎮男 | 1967年 | 3月16日 - 1968年 7月15日陸上自衛隊幹部学校学校教官 | 陸上幕僚監部付 |
8 | 池田利信 | 1968年 | 7月16日 - 1970年 7月15日陸上自衛隊幹部学校教育部教務課長 | 陸上自衛隊少年工科学校生徒隊長 |
9 | 鎌田誠喜 | 1970年 | 7月16日 - 1972年 7月16日陸上幕僚監部幕僚庶務室付幹部 | 陸上自衛隊富士学校特科教育部副部長 兼 同部教務課長 |
10 | 武田悦光 | 1972年 | 7月17日 - 1974年 7月15日第6師団司令部第3部長 | 陸上自衛隊富士学校勤務 |
11 | 上田義博 | 1974年 | 7月16日 - 1976年 8月 1日陸上幕僚監部総務課総括班長 | 陸上自衛隊業務学校人事教育部長 |
12 | 大塚卓衛 | 1976年 | 8月 2日 - 1979年 3月15日陸上自衛隊富士学校学校教官 | 東部方面総監部付 |
13 | 吉森基 | 1979年 | 3月16日 - 1981年 3月15日陸上自衛隊富士学校特科部研究課長 | 陸上自衛隊幹部学校主任研究開発官 |
14 | 石崎克孝 | 1981年 | 3月16日 - 1983年 3月15日陸上自衛隊調査学校学校教官 | 陸上自衛隊調査学校学校教官 |
15 | 池野萬 | 1983年 | 3月16日 - 1985年 3月15日陸上幕僚監部調査部調査第2課 調査第1班長 |
第1師団司令部幕僚長 |
16 | 青木宜吉 | 1985年 | 3月16日 - 1987年 3月15日東北方面総監部調査部調査課長 | 陸上自衛隊富士学校特科部教育課長 |
17 | 西島恒郎 | 1987年 | 3月16日 - 1989年 3月15日東北方面総監部人事部人事課長 | 陸上自衛隊富士学校特科部教育課長 |
18 | 中川治郎 | 1989年 | 3月16日 - 1991年 3月31日中部方面総監部人事部人事課長 | 陸上自衛隊業務学校人事教育部長 |
19 | 田尻一實 | 1991年 | 4月 1日 - 1994年 3月31日第1特科団本部高級幕僚 | 練馬駐屯地業務隊長 |
20 | 三谷正洋 | 1994年 | 4月 1日 - 1996年11月30日統合幕僚会議事務局第3幕僚室勤務 | 陸上自衛隊幹部学校主任教官 |
21 | 赤瀬良二 | 1996年12月 | 1日 - 1999年 7月31日第1特科団本部高級幕僚 | 陸上自衛隊富士学校特科部教育課長 |
22 | 壇則行 | 1999年 | 8月 1日 - 2002年 3月31日陸上自衛隊富士学校主任教官 | 第3教育団副団長 |
23 | 日高政広 | 2002年 | 4月 1日 - 2003年 6月30日陸上幕僚監部防衛部防衛課 編成班長 |
陸上幕僚監部人事部厚生課長 |
末 | 會川雅行 | 2003年 | 7月 1日 - 2004年 3月28日陸上自衛隊富士学校学校教官 | 第5特科隊長 |
代 | 氏名 | 在職期間 | 前職 | 後職 |
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1 | 會川雅行 | 2004年 | 3月29日 - 2006年 8月 3日第5特科連隊長 | 東北方面総監部調査部資料課長 |
2 | 森合基 | 2006年 | 8月 4日 - 2008年11月30日第10師団司令部第4部長 | 日本原駐屯地業務隊長 |
3 | 牛島弘樹 | 2008年12月 | 1日 - 2010年 3月25日陸上自衛隊幹部学校学校教官 | 中央即応集団司令部報道官 |
4 | 松尾幸成 | 2010年 | 3月26日 - 2012年 3月29日陸上自衛隊幹部学校付 | 第1師団司令部第3部長 |
5 | 藤本啓一 | 2012年 | 3月30日 - 2014年 7月31日第1特科団本部高級幕僚 | 統合幕僚学校教育課研究室 主任研究官 |
6 | 星野浩幸 | 2014年 | 8月 1日 - 2017年 3月22日東北方面総監部総務部総務課長 | 自衛隊長野地方協力本部長 |
7 | 岩村福雄 | 2017年 | 3月23日 - 2019年 3月25日東北方面総監部人事部募集課長 | 第4師団司令部火力調整部長 |
8 | 陳之内宏 | 2019年 | 3月26日 - 2021年 3月14日中部方面総監部総務部広報室長 | 第6師団司令部火力調整部長 |
9 | 石崎美生 | 2021年 | 3月15日 - 2023年 3月12日陸上自衛隊開発実験団本部総務科長 | 第6師団司令部火力調整部長 |
10 | 栁原秀親 | 2023年 | 3月13日 -陸上自衛隊教育訓練研究本部 |
主要装備
[編集]- 99式自走155mmりゅう弾砲
- 99式弾薬給弾車
- 76式対砲レーダ装置 JMPQ-P7
- 82式指揮通信車
- 1/2tトラック/73式小型トラック
- 1 1/2tトラック/73式中型トラック
- 3 1/2tトラック/73式大型トラック
- 89式5.56mm小銃
警備隊区
[編集]脚注
[編集]- ^ “令和5年度北海道地域防災計画 第5章災害応急対策計画”. 北海道. pp. 120-124. 2024年3月14日閲覧。
参考文献
[編集]- 軌跡 連隊40年のあゆみ 第5特科連隊
- 『日本砲兵史 : 自衛隊砲兵過去現在未来』(陸上自衛隊富士学校特科会 編 1980.6)