岐阜分屯地
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岐阜分屯地(ぎふぶんとんち、JGSDF Vice-Camp Gifu)は、岐阜県各務原市那加官有無番地に所在し、第6施設群第402施設中隊等が駐屯する、陸上自衛隊守山駐屯地の分屯地である。
概要
[編集]岐阜県に存在する唯一の陸上自衛隊所在地であり、航空自衛隊岐阜基地の西側に隣接している。岐阜分屯地北西部の岐阜市日野に1907年(明治40年)開業の日野基本射撃場(愛知・岐阜・三重の東海3県で4ヵ所ある自衛隊射撃訓練施設の1つ)がある。
分屯地司令は第402施設中隊長が兼務する。駐屯地業務隊及び会計隊は有しておらず、守山駐屯地(愛知県名古屋市守山区)から人員が派遣されている。
なお、岐阜分屯地以前は、岐阜駐屯地として、岐阜市の加納城跡(現在は国史跡)に所在していて1975年(昭和50年)3月に廃止された。
沿革
[編集]旧・陸上自衛隊岐阜駐屯地
- 1955年(昭和30年)1月10日:岐阜駐屯地開設[1]。
- 1964年(昭和39年)3月24日:第313地区施設隊が豊川駐屯地から移駐。
- 1975年(昭和50年)3月1日:岐阜駐屯地を廃止[2]。旧岐阜駐屯地に駐屯していた、第10対戦車隊は春日井駐屯地に移駐。第309基地通信隊および第385会計隊は廃止となる。
陸上自衛隊守山駐屯地岐阜分屯地
- 1975年(昭和50年)3月1日:航空自衛隊岐阜基地の隣接して守山駐屯地岐阜分屯地を新設。第313地区施設隊が旧岐阜駐屯地から移駐。
- 1990年(平成 2年)3月26日:第313地区施設隊を廃止し、第348施設中隊を新編。
- 2004年(平成16年)3月27日:第348施設中隊を廃止し、第369施設中隊に改編。
- 2019年(平成31年)3月26日:第369施設中隊を廃止し、第402施設中隊を新編。
- 2023年(令和 5年)6月14日:日野基本射撃場発砲事件。自衛官の発砲事件は山口駐屯地訓練自衛官小銃乱射事件以来39年ぶり。
駐屯部隊
[編集]中部方面隊隷下部隊
[編集]- 第4施設団
- 第6施設群
- 第402施設中隊
- 第6施設群
- 中部方面後方支援隊
- 第104施設直接支援大隊
- 第1直接支援中隊
- 岐阜派遣隊:第402施設中隊を支援
- 第1直接支援中隊
- 第104施設直接支援大隊
- 中部方面システム通信群
- 第104基地システム通信大隊
- 第306基地通信中隊
- 岐阜派遣隊
- 第306基地通信中隊
- 第104基地システム通信大隊
最寄の幹線交通
[編集]脚注
[編集]- ^ “自衛隊法施行令の一部を改正する政令(昭和29年12月28日政令第330号)”. 国立公文書館デジタルアーカイブ. 2017年1月6日閲覧。
- ^ “自衛隊法施行令の一部を改正する政令(昭和50年2月12日政令第16号)”. 法庫. 2017年1月6日閲覧。