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古河駐屯地

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古河駐屯地
位置
地図
所在地 茨城県古河市上辺見1195
座標 北緯36度10分53秒 東経139度43分36秒 / 北緯36.18139度 東経139.72667度 / 36.18139; 139.72667
概要
駐屯地司令 第1施設団長 兼務
主要部隊 第1施設団
関東補給処古河支処
ほか

開設年 1954年
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古河駐屯地(こがちゅうとんち、JGSDF Camp Koga)は、茨城県古河市上辺見1195に所在し、第1施設団本部等が駐屯する陸上自衛隊駐屯地である。

概要

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1954年(昭和29年)2月、三菱重工業(東日本重工業古河工場)の跡地に北古河駐屯地と南古河駐屯地として開設[1]

1961年(昭和36年)8月、北古河駐屯地と南古河駐屯地が併合され、古河駐屯地となる[2]

茨城県、栃木県群馬県埼玉県千葉県の計5つの県の県境付近にあり、北関東圏の交通結節点にあたる。東北地方関東地方の流通を管制できる重要な地点である。

最寄の演習場は、三国橋演習場と板倉演習場。駐屯地司令は、第1施設団長が兼務。

沿革

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古河駐屯地納涼大会

保安隊

  • 1954年(昭和29年)2月15日:
    • 北古河駐屯地
      1. 施設補給処松戸駐屯地から北古河駐屯地に移駐[3]
      2. 第301施設野外整備中隊が新編され、施設補給処に隷属。
      3. 第301給水中隊が豊川駐屯地から移駐し、施設補給処に隷属。
      4. 会計隊・警務分遣隊・調査分遣隊・無線隊が発足。
    • 南古河駐屯地
    1. 第1施設大隊が豊川駐屯地から移駐。
    2. 南古河駐屯地業務隊が新編。

保安隊北古河駐屯地・南古河駐屯地

  • 1954年(昭和29年)2月20日:保安隊の北古河駐屯地・南古河駐屯地として新設[4]

陸上自衛隊北古河駐屯地・南古河駐屯地

  • 1954年(昭和29年)7月1日:陸上自衛隊設置に伴い北古河駐屯地・南古河駐屯地が開設される[5][6]
  1. 施設補給処を改編。
  2. 調査分遣隊を調査隊古河派遣隊に改称。
  1. 施設補給処を改編。
  2. 第307施設野外整備中隊が新編され、施設補給処に隷属。
  • 1960年(昭和35年)1月14日:
  1. 施設補給処を改編。
  2. 東部方面施設野整備隊の新編に伴い、第301給水中隊及び第301、第307各施設野外整備中隊が東部方面隊に隷属。
  3. 重無線隊が第304基地通信隊に改編。
  4. 警務分遣隊が第311警務隊北古河派遣隊に改編。
  5. 警備区域の変更(茨城県西全域)。

陸上自衛隊古河駐屯地

  • 1961年(昭和36年)8月17日:
  1. 北古河駐屯地と南古河駐屯地が併合され、古河駐屯地となる[2]
  2. 南古河駐屯地業務隊が古河駐屯地業務隊に改称。
  • 1962年(昭和37年)1月18日:第1施設大隊を改編。
  • 1963年(昭和38年):第311警務隊北古河派遣隊が第313警務警務隊古河派遣隊に改称。
  • 1965年(昭和40年):施設補給処の第1施設群本部及び本部中隊、第301施設補給中隊、第301施設重修理中隊、第301施設部品補給中隊を廃止。
  • 1972年(昭和47年):東部方面施設野整備隊を改編(廃止)。
  • 1973年(昭和48年)3月27日:第313警務警務隊古河派遣隊を第112地区警務隊古河連絡班に改編。
  • 1975年(昭和50年)3月26日:
  1. 施設補給処整備部を改編。
  2. 第304基地通信隊を第316基地通信中隊古河派遣隊に改称。
  1. 施設補給処内に補給統制本部プレ準備隊を編成。
  2. 第316基地通信中隊古河派遣隊が第320基地通信中隊へ編入。
  1. 第1施設大隊朝霞駐屯地へ移駐。
  2. 第1施設団が朝霞駐屯地から移駐(駐屯地司令が古河支処長から第1施設団長へ)。
  3. 第102施設直接支援大隊準備隊が発足。
  1. 第1施設団長が茨城警備隊区長となる。
  2. 第102施設直接支援大隊(第1施設団を支援)が新編。
  3. 第101施設器材隊を改編し、隷下に特殊器材中隊を新編。
  • 2008年(平成20年)3月26日:
  1. 第4施設群第362施設中隊が宇都宮駐屯地から移駐。
  2. 第112地区警務隊古河連絡班を第127地区警務隊古河連絡班に改称。
  • 2009年(平成21年)3月30日:第2高射特科群第337高射中隊、第301高射直接支援中隊第1直接支援小隊が朝霞駐屯地から移駐。
  • 2011年(平成23年)4月22日:第362施設中隊を第389施設中隊(コア化中隊)へ改編。
  • 2016年(平成28年)3月28日:
  1. 第4施設群第389施設中隊を廃止。
  2. 第102施設直接支援大隊第1直接支援中隊古河派遣隊(第389施設中隊を支援)を廃止。

駐屯部隊等

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東部方面隊隷下部隊・機関

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防衛大臣直轄部隊

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過去の駐屯部隊・機関

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  • 施設補給処:1954年(昭和29年)2月15日~1998年平成10年)3月25日の間。「関東補給処古河支処」に改編。
  • 第1施設大隊:1954年(昭和29年)2月15日~2001年(平成13年)3月2日の間。朝霞駐屯地へ移駐。
  • 第4施設群第362施設中隊:2008年(平成20年)3月26日~2011年(平成23年)4月21日廃止。第389施設中隊へ改編。
  • 第4施設群第389施設中隊:2011年(平成23年)4月22日~2016年(平成28年)3月28日廃止。
  • 第102施設直接支援大隊第1直接支援中隊古河派遣隊:2011年(平成23年)4月22日~2016年(平成28年)3月28日廃止。

最寄の幹線交通

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重要施設

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脚注

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  1. ^ 陸上自衛隊古河駐屯地 第1施設団【公式】 [@JGSDF_matsumoto] (2022年4月28日). "【古河駐屯地今昔物語①】". X(旧Twitter)より2022年5月5日閲覧
  2. ^ a b 自衛隊法施行令の一部を改正する政令(昭和36年政令第260号)”. 国立公文書館デジタルアーカイブ. 2017年3月17日閲覧。
  3. ^ 朝雲新聞社編集局 編『波乱の半世紀 陸上自衛隊の50年』朝雲新聞社、2000年9月15日、251頁。ISBN 978-4750980157 
  4. ^ 保安庁法施行令の一部を改正する政令(昭和29年政令第17号)”. 国立公文書館デジタルアーカイブ. 2017年3月17日閲覧。
  5. ^ 自衛隊法施行令(昭和29年政令第179号)
  6. ^ 自衛隊法施行令(昭和29年政令第179号)”. 国立公文書館デジタルアーカイブ. 2017年3月17日閲覧。

外部リンク

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