東部方面後方支援隊
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東部方面後方支援隊 | |
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創設 | 2002年(平成14年)3月27日 |
所属政体 | 日本 |
所属組織 | 陸上自衛隊 |
部隊編制単位 | 隊 |
兵科 | 武器科・需品科・輸送科 |
兵種/任務 | 後方支援 |
所在地 | 東京都 練馬区 |
編成地 | 朝霞 |
上級単位 | 東部方面隊 |
担当地域 | 関東甲信越・静岡県 |
東部方面後方支援隊(とうぶほうめんこうほうしえんたい、JGSDF Eastern Army Logistic Support Troop)は、東京都練馬区の朝霞駐屯地に駐屯する東部方面隊直轄の後方支援部隊である。
概要
[編集]東部方面隊直轄部隊および富士・施設・通信・高射学校並びに同校隷下の教導団・教導隊に対する後方支援・不発弾処理を任務とする。
2001年(平成13年)度末に東部方面武器隊および東部方面輸送隊、東部方面総監直轄部隊の整備要員を統合して編成された。
第101全般支援隊(霞ヶ浦駐屯地)は、茨城・千葉・栃木の3県に所在する部隊の装備品の整備や回収、また整備に必要な部品の補給を駐屯地及び野外において行う任務を有する野戦兵站部隊。第103補給大隊(霞ヶ浦駐屯地)は、即応予備自衛官を主体に構成され、野外において方面隊の作戦基本部隊に対する補給品(航空機、弾薬、衛生器材を除く。)の補給及び需品サービスを担任する。第302弾薬中隊(霞ヶ浦駐屯地)は、即応予備自衛官を主体に構成され、野外において方面隊の作戦基本部隊に対する弾薬類の補給・整備・検査等の任務を担任する。
沿革
[編集]東部方面後方支援隊
- 2002年(平成14年)3月27日:東部方面隊および以下の職種学校の補給・整備機能を集約・統合して東部方面後方支援隊が編成完結。
- 富士学校(富士教導団を含む)の整備部門および東部方面武器隊隷下の第308武器野整備中隊を基幹として第105全般支援大隊、富士教育直接支援大隊を富士駐屯地に新編。
- 高射学校(高射教導隊を含む)の整備部門を廃止し、高射教育直接支援中隊を下志津駐屯地に新編。
- 施設学校(施設教導隊を含む)の整備部門を廃止し、施設教育直接支援中隊を勝田駐屯地に新編。
- 通信学校(通信教導隊を含む)の整備部門を廃止し、通信教育直接支援中隊を久里浜駐屯地に新編。
- 第1後方支援連隊第2整備大隊第2普通科直接支援隊を改編し、第302普通科直接支援中隊(第31普通科連隊を支援)を武山駐屯地に新編。
- 第301特科直接支援中隊(宇都宮駐屯地)を廃止(第6地対艦ミサイル連隊の廃止に伴い)。
- 第102施設直接支援大隊第2直接支援隊が高田駐屯地から宇都宮駐屯地へ移駐。
- 2013年(平成25年)3月26日:第12後方支援隊第4普通科直接支援小隊を改編し、第303普通科直接支援中隊(第48普通科連隊を支援)を相馬原駐屯地に新編。
- 2016年(平成28年)3月28日:第102施設直接支援大隊第1直接支援中隊古河派遣隊(古河駐屯地)を廃止(第389施設中隊の廃止に伴い)。
- 2017年(平成29年)3月27日:第302弾薬中隊を霞ヶ浦駐屯地に新編。
- 2018年(平成30年)
- 3月26日:部隊改編。
- 第102施設直接支援大隊第1直接支援中隊駒門派遣隊(駒門駐屯地)を廃止(第364施設中隊の座間駐屯地移駐に伴い)。
- 東部方面輸送隊第102輸送業務隊(朝霞駐屯地)を廃止(陸上自衛隊中央輸送隊の第3方面分遣隊に改編)。
- 2023年(令和 5年)3月16日:第306特科直接支援中隊(東部方面特科連隊を支援)が北富士駐屯地で編成完結[2]。第2直接支援小隊(第2特科大隊を支援)を宇都宮駐屯地に配置。
部隊編成
[編集]特記ないものは朝霞駐屯地所在。
- 東部方面後方支援隊本部
- 東部方面後方支援隊本部付隊「東方後支-本」
- 通信小隊
- 第104全般支援大隊
- 第104全般支援大隊本部
- 第104全般支援大隊本部付隊「104全支-本」
- 補給中隊「104全支-補」
- 整備中隊「104全支-整」
- 化学整備小隊(大宮駐屯地)
- 第105全般支援大隊(富士駐屯地)
- 第105全般支援大隊本部
- 第105全般支援大隊本部付隊「105全支-本」
- 補給中隊「105全支-補」
- 整備中隊「105全支-整」
- 第101全般支援隊(霞ヶ浦駐屯地)
- 第101全般支援隊本部
- 第101全般支援隊本部付隊「101全支-本」
- 補給中隊「101全支-補」
- 整備中隊「101全支-整」
- 木更津派遣隊(木更津駐屯地)
- 第103補給大隊(霞ヶ浦駐屯地・コア部隊)
- 第103補給大隊本部
- 第103補給大隊本部付隊「103補-本」
- 第1補給中隊「103補-1」
- 第2補給中隊「103補-2」
- 第302弾薬中隊「302弾」(霞ヶ浦駐屯地・コア部隊)
- 第102施設直接支援大隊(古河駐屯地):第1施設団を支援
- 富士教育直接支援大隊(富士駐屯地):富士学校を支援
- 富士教育直接支援大隊本部
- 富士教育直接支援大隊本部付隊「富教直支-本」
- 車両整備隊「富教直支-車」
- 駒門派遣隊(駒門駐屯地):機甲教導連隊を支援
- 高射教育直接支援中隊「高教直支」(下志津駐屯地):高射学校を支援
- 施設教育直接支援中隊「施教直支」(勝田駐屯地):施設学校を支援
- 通信教育直接支援中隊「通教直支」(久里浜駐屯地):システム通信・サイバー学校を支援
- 第302普通科直接支援中隊「302普直支」(武山駐屯地):第31普通科連隊を支援
- 第303普通科直接支援中隊「303普直支」(相馬原駐屯地):第48普通科連隊を支援
- 第306特科直接支援中隊「306特直支」(北富士駐屯地):東部方面特科連隊を支援[2]
- 中隊本部
- 第1特科直接支援小隊:第1特科大隊を支援
- 第2特科直接支援小隊(宇都宮駐屯地):第2特科大隊を支援
- 第301高射直接支援中隊「301高直支」(松戸駐屯地):第2高射特科群を支援
- 第301通信直接支援隊「301通直支」(朝霞駐屯地):東部方面システム通信群を支援
- 第102不発弾処理隊「102処理」
- 東部方面輸送隊(朝霞駐屯地)
- 東部方面輸送隊本部
- 東部方面輸送隊本部付隊「東方輸-本」
- 第301輸送中隊「301輸」
- 第302輸送中隊「302輸」
- 第301輸送隊「301輸隊」:特大型運搬車
主要幹部
[編集]官職名 | 階級 | 氏名 | 補職発令日 | 前職 |
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東部方面後方支援隊長 | 1等陸佐 | 藤田悟 | 2024年 | 8月 1日東北方面総監部装備部長 |
副隊長 | 1等陸佐 | 古賀昭博 | 2023年12月22日 | 陸上自衛隊中央業務支援隊副隊長 |
代 | 氏名 | 在職期間 | 職種 | 出身校・期 | 前職 | 後職 |
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1 | 松永國博 | 2002年 | 3月27日 - 2003年 4月 1日高射特科 | 防大15期 | 東部方面総監部装備部長 | 退職(陸将補昇任) |
2 | 大久保利通 | 2003年 | 4月 1日 - 2005年 1月11日通信科 | 防大18期 | 陸上幕僚監部装備部通信電子課長 | 通信団長 |
3 | 山下富雄 | 2005年 | 1月12日 - 2007年 7月 2日武器科 | 生徒16期 | 陸上自衛隊研究本部主任研究開発官 | 陸上自衛隊北海道補給処副処長 |
4 | 小林英彦 | 2007年 | 7月 3日 - 2009年 7月20日通信科 | 金沢大学大学院 昭和56年卒 |
北部方面総監部人事部長 | 第1師団副師団長 兼 練馬駐屯地司令 |
5 | 相澤傑 | 2009年 | 7月21日 - 2011年 8月 4日警務科 | 防大24期 | 陸上幕僚監部警務管理官 | 警務隊長 |
6 | 滝口龍治 | 2011年 | 8月 5日 - 2013年 8月21日通信科 | 防大27期 | 中部方面総監部人事部長 | 第6師団副師団長 兼 神町駐屯地司令 |
7 | 池田一敏 | 2013年 | 8月22日 - 2016年 3月23日高射特科 | 防大27期 | 西部方面総監部総務部長 | 退職(陸将補昇任) |
8 | 福田洋司 | 2016年 | 3月23日 - 2018年 3月22日武器科 | 防大30期 | 中部方面総監部装備部長 | 陸上自衛隊九州補給処副処長 |
9 | 重村和幸 | 2018年 | 3月23日 - 2020年 3月15日施設科 | 防大31期 | 陸上自衛隊関東補給処古河支処長 | 退職(陸将補昇任)[4] |
10 | 藤丸幸二 | 2020年 | 3月16日 - 2021年 3月25日野戦特科 | 防大35期 | 西部方面総監部装備部長 | 陸上自衛隊開発実験団長 |
11 | 大足卓也 | 2021年 | 3月26日 - 2022年 7月31日施設科 | 防大32期 | 陸上自衛隊施設学校副校長 兼 企画室長 |
退職(陸将補昇任)[5] |
12 | 弓場信行 | 2022年 | 8月 1日 - 2024年 7月31日武器科 | 防大34期 | 陸上自衛隊補給統制本部火器車両部長 | 退職[6] |
13 | 藤田悟 | 2024年 | 8月 1日 -航空科 | 防大39期 | 東北方面総監部装備部長 |
主要装備
[編集]- 特大型運搬車
- 90式戦車回収車
- 78式戦車回収車
- 重レッカ
- 中型セミトレーラ
- 3トン半水タンク車
- 3トン半燃料タンク車
- 野外支援車
- 野外炊具
- 1/2tトラック / 73式小型トラック
- 1 1/2tトラック / 73式中型トラック
- 3 1/2tトラック / 73式大型トラック
- 7tトラック / 74式特大型トラック
- 89式5.56mm小銃
- 9mm拳銃
- 12.7mm重機関銃M2
廃止部隊
[編集]- 第301特科直接支援中隊(宇都宮駐屯地):2011年(平成23年)4月21日 廃止(第6地対艦ミサイル連隊の廃止により)。
- 第102施設直接支援大隊第1直接支援中隊古河派遣隊:2016年(平成28年)3月28日 廃止(第389施設中隊の廃止により)。
- 第102施設直接支援大隊第1直接支援中隊駒門派遣隊:2018年(平成30年)3月26日 廃止(第364施設中隊(駒門駐屯地)の座間駐屯地移駐により)。
- 東部方面輸送隊第102輸送業務隊:2018年(平成30年)3月26日 廃止(中央輸送隊の第3方面分遣隊に改編)。
脚注
[編集]- ^ 平成29年度歳出概算要求書(一般会計) p.230- 防衛省
- ^ a b “機関紙「あずま」1059号”. 陸上自衛隊東部方面隊. 2023年4月24日閲覧。
- ^ 茨城県坂東市、五霞町、境町の警備隊区任務を担任
- ^ 自衛隊法第65条の13の規定に基づく令和2年度若年定年等隊員の就職の援助の実施結果の公表について (PDF)
- ^ 自衛隊法第65条の13の規定に基づく令和4年度若年定年等隊員の就職の援助の実施結果の公表について (PDF)
- ^ 自衛隊法第65条の11第5項の規定に基づく自衛隊員の再就職状況の報告(令和6年4月1日~同年6月30日分) (PDF)