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東部方面輸送隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
東部方面輸送隊
創設 1975年(昭和50年)3月26日
所属政体 日本の旗 日本
所属組織 陸上自衛隊
部隊編制単位
兵科 輸送科
所在地 東京都 練馬区
編成地 朝霞
上級単位 東部方面後方支援隊
担当地域 関東甲信越静岡県
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東部方面輸送隊(とうぶほうめんゆそうたい)とは、朝霞駐屯地に所在する東部方面後方支援隊隷下の輸送科部隊である。

概要

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主に重車両の輸送や当時車両化されていなかった普通科部隊等の輸送支援を主な任務として編成・運用されていた。現在は方面隊全般の車両輸送支援(師団・旅団輸送隊でカバーできない部分や、方面隊直轄部隊の輸送支援)及び民生活動等を主任務としている。平成13年度末の後方支援体制変換に伴い東部方面武器隊と統合、東部方面後方支援隊隷下部隊として再編され運用している。また、隣接する朝霞訓練場内にある自動車教習所の管理・運営を行っている。

沿革

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第900輸送大隊

  • 1951年(昭和26年)5月1日:第900輸送大隊本部及び本部中隊(宇都宮駐屯地)、第901輸送車両中隊(船岡駐屯地)、第903輸送車両中隊(福知山駐屯地)が新編[1]。第900輸送大隊本部及び本部中隊、第901輸送車両中隊が旧立川駐屯地へ移駐[1]
  • 1952年(昭和27年)6月20日:第906輸送中隊、第907輸送中隊が朝霞駐屯地に新編[1]
  • 1954年(昭和29年)6月30日:第900輸送大隊(旧立川駐屯地)が廃止。

第101輸送大隊

  • 1954年(昭和29年)
    • 7月1日:第900輸送大隊を基幹として第101輸送大隊に改編。
      • 第901輸送中隊(旧立川駐屯地)が第301輸送中隊に称号変更[1]
      • 第906輸送中隊(朝霞駐屯地)が第302輸送中隊に称号変更[1]
      • 第907輸送中隊(朝霞駐屯地)が第303輸送中隊に称号変更[1]
    • 9月10日:第101輸送大隊が陸上自衛隊輸送学校に隷属[1]
    • 9月29日:第302輸送中隊が朝霞駐屯地から旧立川駐屯地へ移駐[1]
    • 9月30日:第303輸送中隊が朝霞駐屯地から旧立川駐屯地へ移駐[1]
  • 1960年(昭和35年)3月15日:輸送学校が朝霞駐屯地に移駐。
  • 1969年(昭和44年)4月1日:第101輸送大隊が東部方面隊に隷属[1]
  • 1975年(昭和50年)3月25日:第101輸送大隊(朝霞駐屯地)が廃止。

東部方面輸送隊

  • 1975年(昭和50年)3月26日:東部方面輸送隊が朝霞駐屯地に新編され東部方面隊に隷属[1]

東部方面後方支援隊東部方面輸送隊

  • 2002年(平成14年)3月27日:東部方面後方支援隊新編による改編。
  1. 東部方面後方支援隊の新編に伴い、同隊に編合。
  2. 第102輸送業務隊を新編。隊本部・輸送処理班・第1端末地業務班を朝霞駐屯地に配置。
  3. 第2端末地業務班を相馬原駐屯地に配置。
  4. 第3端末地業務班を富士駐屯地に配置。

編成

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  • 東部方面輸送隊本部
  • 東部方面輸送隊本部付隊「東方輸‐本」
    • 朝霞自動車教習所「東方輸‐本」(朝霞訓練場内)
  • 第301輸送中隊「301輸」
  • 第302輸送中隊「302輸」
  • 第301輸送隊「301輸隊」

整備支援部隊

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  • 東部方面後方支援隊第104全般支援大隊整備中隊:2002年(平成14年)3月27日から

主要幹部

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官職名 階級 氏名 補職発令日 前職
東部方面後方支援隊
東部方面輸送隊長
1等陸佐 辻本直博 2023年03月13日 陸上自衛隊輸送学校研究部長
歴代の東部方面輸送隊長
(1等陸佐)
氏名 在職期間 前職 後職
01 中山文正
2等陸佐
1975年03月26日- 1976年03月15日 第101輸送大隊長 東北方面総監部輸送課長
02 村田益二郎
(2等陸佐)
1976年03月16日 - 1978年03月15日 第7装甲輸送隊長
第7師団司令部輸送課長
陸上自衛隊輸送学校総務課長
03 光武久郎
(2等陸佐)
1978年03月16日 - 1981年03月15日 陸上自衛隊輸送学校総務課長 宇都宮駐屯地業務隊長
04 久保田裕士 1981年03月16日 - 1983年03月15日 北部方面総監部装備部後方運用課長 陸上自衛隊幹部学校研究員
05 熊谷光雄 1983年03月16日 - 1985年03月15日 陸上自衛隊輸送学校勤務
→1984年1月1日 1等陸佐昇任
陸上自衛隊輸送学校研究員
06 西田信雄 1985年03月16日 - 1986年07月31日 陸上幕僚監部装備部輸送課
鉄道船舶班長
陸上自衛隊輸送学校研究部長
07 白石桂一 1986年08月01日 - 1987年07月31日 西部方面輸送隊 陸上幕僚監部装備部輸送課長
08 樋口洋 1987年08月01日 - 1989年03月15日 陸上自衛隊輸送学校教育部長 陸上自衛隊幹部学校学校教官
09 久保田穰一 1989年03月16日 - 1991年07月31日 陸上自衛隊輸送学校教育部長 東部方面総監部
→1991年9月21日 定年退官
10 西村寛之 1991年08月01日 - 1994年07月31日 東北方面輸送隊長 陸上自衛隊輸送学校副校長
兼 企画室長
11 此本晧男 1994年08月01日 - 1997年03月25日 陸上自衛隊輸送学校総務課長 東部方面総監部勤務
12 清水重周 1997年03月26日 - 1998年07月31日 第7後方支援連隊 北部方面輸送隊
13 上杉和壽 1998年08月01日 - 2000年07月31日 第13師団司令部第4部長 陸上自衛隊幹部学校主任教官
安彦正雄 2000年08月01日 - 2002年07月31日 陸上幕僚監部装備部輸送課総括班長 陸上自衛隊幹部候補生学校総務部長
歴代の東部方面後方支援隊東部方面輸送隊長
(1等陸佐)
氏名 在職期間 前職 後職
01 安彦正雄 2000年08月01日 - 2002年07月31日 陸上幕僚監部装備部輸送課総括班長 陸上自衛隊幹部候補生学校総務部長
02 大竹史郎 2002年08月01日 - 2005年03月22日 陸上自衛隊輸送学校教育部長
03 近松繁 2005年03月23日 - 2007年03月22日 中部方面後方支援隊
中部方面輸送隊
豊中分屯地司令

→2007年07月15日 退職
04 仁王伸樹 2007年03月23日 - 2008年07月31日 陸上自衛隊輸送学校教育部長 西部方面後方支援隊
西部方面輸送隊
05 角賢徳 2008年08月01日 - 2010年07月31日 北部方面後方支援隊
北部方面輸送隊
陸上自衛隊輸送学校付
→2010年10月11日 退職
06 岡田俊和 2010年08月01日 - 2012年07月25日 陸上幕僚監部装備部装備計画課
輸送室勤務
陸上幕僚監部装備部装備計画課
輸送室長
07 塩原洋三 2012年07月26日 - 2013年11月30日 陸上自衛隊輸送学校研究部長 陸上自衛隊輸送学校付
→2014年01月02日 退職
08 壇雅昭 2013年12月01日 - 2014年12月18日 陸上幕僚監部運用支援・情報部
情報課情報保全室長
陸上自衛隊中央輸送業務隊
横浜駐屯地司令
09 吉武辰明 2014年12月19日 - 2016年11月30日 陸上自衛隊輸送学校研究部長 青森駐屯地業務隊
10 大場昭彦 2016年12月01日 - 2017年11月30日 陸上幕僚監部装備計画部
装備計画課勤務
陸上幕僚監部装備計画部装備計画課
輸送室長
11 冨田浩司 2017年12月01日 - 2020年03月15日 陸上自衛隊輸送学校教育部長 陸上自衛隊輸送学校付
→2020年3月23日 退職[2]
12 山田浩一 2020年03月16日 - 2021年09月29日 陸上幕僚監部装備計画部装備計画課 陸上幕僚監部装備計画部装備計画課
輸送室長
13 大﨑香織 2021年09月30日 - 2023年03月12日 陸上自衛隊輸送学校 東部方面総監部法務官
14 辻本直博 2023年03月13日 - 陸上自衛隊輸送学校研究部長

廃止部隊

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  • 第900輸送大隊(旧立川駐屯地):1954年(昭和29年)6月30日廃止。第101輸送大隊に改編。
  • 第901輸送中隊(旧立川駐屯地):1954年(昭和29年)6月30日廃止。第301輸送中隊に改編。
  • 第906輸送中隊(朝霞駐屯地):1954年(昭和29年)6月30日廃止。第302輸送中隊に改編。
  • 第907輸送中隊(朝霞駐屯地):1954年(昭和29年)6月30日廃止。第303輸送中隊に改編。
  • 第101輸送大隊(朝霞駐屯地):1975年(昭和50年)3月26日廃止。東部方面輸送隊に改編。
  • 第303輸送中隊:2004年(平成16年)3月27日廃止。
  • 第102輸送業務隊:2018年(平成30年)3月26日廃止。陸上自衛隊中央輸送隊隷下の第3方面分遣隊に改編。

脚注

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参考文献

[編集]
  • 東部方面後方支援隊5年のあゆみ
  • 我が母校五十年誌(陸上自衛隊輸送学校)

関連項目

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