北熊本駐屯地
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北熊本駐屯地 | |
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位置 | |
所在地 | 熊本県熊本市北区八景水谷2丁目17−1 |
座標 | 北緯32度50分40秒 東経130度43分48秒 / 北緯32.84444度 東経130.73000度座標: 北緯32度50分40秒 東経130度43分48秒 / 北緯32.84444度 東経130.73000度 |
概要 | |
駐屯地司令 | 第8師団副師団長 |
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開設年 | 1956年 |
北熊本駐屯地(きたくまもとちゅうとんち、JGSDF Camp Kita-Kumamoto)は、熊本県熊本市北区八景水谷2丁目17−1に所在し、第8師団司令部等が駐屯する陸上自衛隊の駐屯地である。
概要
[編集]駐屯地司令は、第8師団副師団長が兼務。最寄の演習場は、大矢野原演習場と黒石原演習場。駐屯地内に屋内式(覆土式)射撃場がある。
通称「清水(しみず)の自衛隊」(「清水」は熊本市北東部の地区名)。
創立記念行事は毎年4月に開催。
沿革
[編集]日本陸軍
- 1939年(昭和14年)4月:熊本陸軍幼年学校が開校される。
- 1940年(昭和15年):熊本陸軍幼年学校が熊本城内から移転。
- 1944年(昭和19年):菊池郡合志村(当時)の逓信省・熊本地方航空機乗員養成所を接収
アメリカ軍
- 1945年(昭和20年)
- 1950年(昭和25年)
- 7月1日:朝鮮戦争の勃発に伴い第21歩兵連隊から第1大隊が先遣隊として出動する。
- 7月:第187空挺歩兵連隊と工兵大隊が駐留する。
陸上自衛隊
陸上自衛隊北熊本駐屯地
- 1956年(昭和31年)12月15日:第8混成団の一部をもって北熊本駐屯地が開庁[1]。
- 1957年(昭和32年)3月15日:第8混成団本部が移駐を開始(4月5日完了)[2]。
- 1962年(昭和37年)8月15日:第8混成団が第8師団(乙)に改編。
- 1973年(昭和48年)8月1日:第2高射団編成により、第304無線誘導機隊が新編。
- 1978年(昭和53年)11月8日:第304無線誘導機隊が飯塚駐屯地に移駐。
- 1979年(昭和54年)3月26日:第8戦車大隊が玖珠駐屯地へ移駐。
- 1981年(昭和56年)3月25日:第8師団が甲師団に改編。
- 1985年(昭和60年)3月25日:第8施設大隊が川内駐屯地へ移駐。
- 1990年(平成 2年)3月26日:
- 2005年(平成17年)3月28日:第8特科連隊第3大隊がえびの駐屯地へ移駐[3]。
- 2016年(平成28年)4月:熊本地震により、師団本部など駐屯地施設が被災。また、その災害派遣拠点となる。
- 2018年(平成30年)3月27日:第8師団の機動師団化改編
- 第42普通科連隊が第42即応機動連隊に改編。
- 第8特科連隊が西部方面特科連隊に改編。
- 第8高射特科大隊が改編。
- 第8偵察隊が改編。
- 2019年(平成31年)3月26日:部隊改編。
- 2023年(令和 5年)3月16日:西部方面移動監視隊が編成完結。西部方面情報隊に隷属。
- 2024年(令和 6年)年3月21日:
- 西部方面特科連隊が第2特科団隷下に隷属。
- 第101特科直接支援隊第1直接支援中隊が第102特科直接支援大隊第1直接支援中隊(第1特科大隊を支援)に改組。
駐屯部隊
[編集]西部方面隊隷下部隊
[編集]- 第8師団
- 第2特科団
- 西部方面特科連隊
- 西部方面特科連隊本部
- 本部中隊
- 情報中隊
- 第1特科大隊
- 西部方面特科連隊
- 西部方面後方支援隊
- 第102特科直接支援大隊
- 第1特科直接支援中隊:西部方面特科連隊を支援
- 中隊本部
- 第1直接支援小隊:第1特科大隊を支援
- 第1特科直接支援中隊:西部方面特科連隊を支援
- 第102特科直接支援大隊
- 西部方面情報隊
- 西部方面移動監視隊
- 西部方面システム通信群
- 第102基地システム通信大隊
- 第319基地通信中隊
- 第102基地システム通信大隊
- 西部方面会計隊
- 第392会計隊
- 北熊本駐屯地業務隊
防衛大臣直轄部隊
[編集]- 警務隊
- 西部方面警務隊
- 第135地区警務隊
- 西部方面警務隊
最寄の幹線交通
[編集]- 高速道路:九州自動車道熊本IC
- 一般道:国道3号、国道57号、国道387号、国道443号、熊本県道36号熊本益城大津線、熊本県道49号熊本大津線、熊本県道57号益城矢部線、熊本県道231号託麻北部線
- 鉄道:JR九州鹿児島本線上熊本駅、熊本電気鉄道菊池線八景水谷駅
- 港湾:熊本港、八代港、三角港(重要港湾)、鬼池港(地方港湾)
- 飛行場:熊本空港(第二種空港)、天草飛行場(その他の空港)
重要施設
[編集]- 苓北発電所(出力140.0万kW。石炭)(天草郡苓北町)
- 大平発電所(出力50.0万kW。水力)(八代市坂本町鮎帰)
- 中九州変電所(下益城郡美里町)
- 熊本変電所
- 八代変電所(一次変電所)(八代市)
- 熊本幹線(中央変電所から熊本変電所までの亘長81.29 km[5]の、50万Vの送電線路)
- 中九州幹線(熊本変電所から中九州変電所までの亘長40.10 km[5]の、50万Vの送電線路)
- 苓北火力線(苓北発電所から中九州変電所までの亘長92.73 km[5]の、50万Vの送電線路)
- 南九州幹線(中九州変電所から南九州変電所までの亘長79.53 km[5]の、50万Vの送電線路)
- 財団法人化学及血清療法研究所(熊本市)
- 天草五橋(国道266号)
- 熊本総合車両所(新幹線車両基地)
脚注
[編集]- ^ “自衛隊法施行令の一部を改正する政令(昭和31年政令第345号)”. 国立公文書館デジタルアーカイブ (1956年11月15日). 2018年4月28日閲覧。
- ^ 朝雲新聞社編集局 編『陸上自衛隊20年年表』朝雲新聞社、1971年9月20日。
- ^ “北熊本駐屯地の紹介 - 駐屯地の歴史”. 2018年4月28日閲覧。
- ^ “駐屯地広報誌「湯布院」第65号(湯布院駐屯地twitterアカウント(@yufuinpr)掲載)”. 陸上自衛隊湯布院駐屯地. 2019年1月2日閲覧。
- ^ a b c d 九州電力 (2015年4月30日). “第91期(平成26年度)有価証券報告書”. 2015年8月30日閲覧。
外部リンク
[編集]- 北熊本駐屯地の紹介:陸上自衛隊第8師団サイト内